2022.02.16

新卒就活で出題されるグループディスカッションのテーマとGD対策

企業選考では、書類選考や面接選考、適性検査などの他にもグループディスカッション(GD)という選考を実施する企業もあります。グループディスカッションとは何かよくわからない学生もいると思います。グループディスカッションを採用する多くの企業は、新卒就活生を対象に選考方法の一つとして応募者の人間性を見ます。今回は、就活におけるグループディスカッションとは具体的にどのような選考なのか、出題されるテーマや対策について解説していきますので、新卒就活生必読です!

 

 

 

 

 

 

そもそも就活で行われるグループディスカッションとはどのようなものでしょうか。

 

まずは、グループディスカッションの概要を説明していきます。

 

 

グループディスカッション(GD):

一般的に就職活動で実施される企業選考の一つであり、多くの場合が新卒採用に行われる。

 

グループディスカッションは、最低3人から多くても10名程度の応募者がグループとなり企業側から一つのテーマが出題され、そのテーマについてグループ内で議論(ディスカッション)します。

グループディスカッションはおよそ30分〜1時間程度の時間を設けられ出題されたテーマの結論を導き出し、場合によっては結論発表までがグループディスカッションとしていることもあります。

 

 

グループディスカッション(GD)が行われる理由として、大きく2つに分けられます。

 

  • 協調性やコミュニケーション能力を確認

書類や面接での選考で『協調性があります』と採用担当者に伝えても、本当に協調性があるのかわかりづらいためグループディスカッションが実施されることで複数人とのやりとりの中で協調性やコミュニケーション能力を見られます。

 

  • 一度に多くの学生を選考できる

グループディスカッションであれば、面接のように一対一と時間をかけることなく、一度に多くの応募者を選考することができます。

そのため、選考の序盤でグループディスカッションを実施する企業が多いです。

 

グループディスカッションの概要で、企業側から一つのテーマが出題されることをお伝えしましたが、一体どのようなテーマが出題されるのでしょうか。

 

次は、グループディスカッションで出題されるテーマについて紹介していきます。

 

 

=『グループディスカッション』に関連する記事=

新卒就活生に読んでほしい“グループワーク”の制し方

 

 

 

 

 

 

グループディスカッションにはいくつか種類があり、その種類によって出題されるテーマも異なります。

ここでは、グループディスカッションの種類と出題されるテーマについてご紹介します。

 

 

抽象的なテーマから答えを一つ導き出すことを目的としたグループディスカッションです。

意見は出やすいものの正解が存在しないため、結論ではなく議論に重視する企業が多いです。

 

 

課題に対する解決法を討論しながら解決策を導き出す形式です。

資料やデータをもとにディスカッションする場合もあり、課題解決型は必ず発表を行います。

 

 

二つ以上の選択肢から一つ選ぶ、もしくは順位をつけるディスカッションです。

専門的なテーマが出題される傾向は少なく、心理テストのような感覚のテーマが多いです。

ただ結論を出すのではなく、根拠を述べる必要があります。

 

グループディスカッションの種類には他にも、与えられた資料から解決策を導く“資料型”や、深い知識を必要とする“フェルミ推定型”などが挙げられます。

グループディスカッションは、企業側から事前に実施される内容やテーマが案内されるので、テーマが案内された場合は入念に対策しておきましょう。

 

では次に、グループディスカッションの対策方法について解説していきます。

 

 

 

 

 

 

最後に、グループディスカッションの対策方法について解説します。

上記でご紹介したグループディスカッションの種類ごとにどのような点がポイントとなるかを挙げていきますので、必ず把握しておきましょう。

 

 

まずは結論から伝え、具体的な根拠を述べましょう。

抽象的なテーマが多いことから根拠が伝えづらいこともあるため、しっかりとした根拠を伝えることが大切です。

 

 

課題解決型は発表する時間も考えることが重要になります。

課題に対するブレない根拠と結論を持ち、時間配分に気をつけて効率良く意見をまとめて発表するまでが課題解決型のグループディスカッションです。

 

 

選択型は選択肢が事前に決められていることから多数決になりがちですが、しっかりと根拠を持って全員が納得する結論に至ることが大切です。

意見が分かれやすいことも特徴であるため、急いで結論を出す前に判断基準を決めるための討論を行うと良いです。

 

グループディスカッションでは第一に意見を伝え合うことが大切ですので、どのようなテーマでも必ず一つは意見を出しましょう。

 

 

=『グループディスカッション』に関連する記事=

準備は大丈夫?就活でグループディスカッションを勝ち抜くコツとは

 

 

 

 

今回は、就活におけるグループディスカッションとは具体的にどのような選考なのか、出題されるテーマや対策について解説しました。

グループディスカッションのテーマは、企業によって大きく異なるため事前の対策をしづらい選考です。

また、人によって消極的なタイプの人やコミュニケーションをとることが苦手な人はグループディスカッションで大きな不安を感じるかもしれませんが、最低一つでも自分の意見を伝えることや役割に沿って他人の意見をしっかりと聞くことを意識してグループディスカッションに参加しましょう。