履歴書の資格欄|就活で資格をアピールするための正しい書き方とは
就活で企業に提出する履歴書の項目には志望動機や自己PR欄など、書くべき項目が多数あります。その中には簡単に書けそうで書きにくい項目もあるでしょう。たとえば「趣味・資格欄」が挙げられます。就活生のみなさんは、履歴書の資格欄の正しい書き方はご存知ですか?今回は、新卒就活生向けに『履歴書の資格欄』を取り上げますのでぜひ就活にお役立てください!
意外と悩む履歴書の資格欄の書き方
まず、履歴書に資格欄が記載されている理由としては、就活生の知識やスキルを把握するためであり、企業が必要としている、もしくは役に立つ知識やスキルを持っていることを確認するためとなります。
また、資格を通して学んできたことをアピールすることができますので、そこから熱意や意欲、人柄を確認することもできるからです。
就活で使用する履歴書の様式は様々あります。そのため、資格欄の場所も履歴書によって異なりますが、初めて履歴書を書く就活生にとっては、どのような資格を記載してよいのか、またどのように記載すればよいか書き方で悩むかもしれません。
資格を書く順番、免許や資格を持っていない場合の書き方、反対に資格の数が多い場合の書き方など、就活生によって資格欄の書き方での悩みもそれぞれです。
また「資格を持っていない場合はどうすればいいの?」「資格がないとそれだけで評価が下がってしまうのではないか」と不安に感じる就活生もいるかと思います。
もちろん、資格を取得していることで印象はプラスにつながりますが、資格を持っていないことでマイナスに働くことはありません。
履歴書の資格欄を正しく書けるかどうかポイントになるので不安に思わず、正しい履歴書の書き方をマスターすることが大切です!
では次に、資格欄の正しい書き方について解説していきます。
=合わせて読みたい『資格』に関連する記事=
就活でPRできる資格とは?おすすめの資格3選をご紹介|新卒就活
履歴書の資格欄に書くべき資格と書かなくてもいい資格
資格欄の正しい書き方として、まずは履歴書の資格欄に書くべき資格(必ず書いた方がよい資格)と書かなくてもよい資格について紹介します。
次に挙げる履歴書の資格欄に書くべき資格は、印象アップにつながる可能性がある資格ですので、持っている人はきちんと確認した上で必ず履歴書に書きましょう!
履歴書の資格欄に書くべき資格
・国家資格
・語学資格
・自動車免許
・パソコン関連の認定資格
難易度の高い資格は特に好印象となります。「努力家」や「向上心のある就活生だな」と受け取られます。
自動車免許に関しては、自動車免許を必要としない企業だとしても自動車免許を保有している場合、履歴書の資格欄に書くことは基本です。将来的、もしくは緊急時に必要となる可能性もあるので必ず書きましょう。
パソコン関連の認定資格について、多くの企業ではパソコンのスキルを必要としており、即戦力になるため書いておくべき資格の一つです。
履歴書の資格欄に書かなくてもよい資格
履歴書の資格欄に書かなくてもよい資格、書かないほうがいい資格もあります。
例えば、語学資格においてTOEICや英語検定などレベルが設定されている資格についてです。
就活での履歴書にふさわしい資格のレベルとしては“TOEIC600点以上”、“英検2級以上”が一般的であり、企業の求めている資格に達しないような場合には書かないほうがいいでしょう。
また、多くの資格を保有している場合、企業や業界、業務において関係のない資格を書く必要はありません。
履歴書の正しい書き方として、履歴書の資格欄に書くべき資格(必ず書いた方がよい資格)と書かなくてもよい資格(もしくは書かないほうがいい資格)をおさえましょう。
次は資格をアピールするための資格欄の正しい書き方をご紹介します。
=合わせて読みたい『資格』に関連する記事=
文系なら取得したい就職で使える資格6選
資格をアピールするための正しい書き方
どんなに評価されるような資格を取得していたとしても書き方に不備などがあれば印象は下がってしまう恐れもあるので注意しましょう!
では早速、資格欄の正しい書き方のポイントを解説していきます。
資格欄の正しい書き方ポイント①:正しい年月の記入
発行された証明書などをよく確認して、資格を取得(合格)した年月の記入をしましょう。
履歴書全体に言えることですが、和暦と西暦の混合に注意して統一しましょう!
資格欄の正しい書き方ポイント②:資格名は必ず正式名称で記入
資格名を略称せず正式名称で記入することは基本です。レベルの設定がされている資格はそのレベルも忘れずに記入しましょう。資格の正式名称は、証明書での確認やインターネットで検索すると出てくるので必ず確認してくださいね!
資格欄の正しい書き方ポイント③:資格の順番
履歴書の資格欄に資格を書くときの正しい順番として、取得年月が早い資格から記入していきます。
このとき注意すべきことは、資格の有効期限についてです。資格には期限付きのものがあり、失効しているにも関わらず記入し提出すると、虚偽の内容としまい最悪内定取り消しなどにつながるので十分に注意してください。
資格欄の正しい書き方ポイント④:取得や合格の記入
資格名のあとには、「取得」や「合格」と記入する必要があります。
免許証が交付されるものに関しては取得と記入。例)自動車免許など。
合格証が交付されるものに関しては合格と記入。例)英語検定や簿記検定など。
記入する際は見やすいように、資格名のあとにスペースを空けてから取得や合格と記入しましょう。
資格欄の正しい書き方ポイント⑤:資格を持っていない場合
資格を持っていない場合は、「特になし」と記入します。
しかし、もし資格取得に向けて勉強中やまだ合否が出ていない場合は、「取得予定」などと記入できるので積極的に記入しましょう!
ただし、1年以内に取得できる可能性の高いものに限ります。
注意点も含め資格欄の正しい書き方としてポイントを挙げましたが、見やすく丁寧に作成することは前提です。
採用担当者の立場になったつもりで客観的に考え、作成後も客観的に見てみましょう。
=合わせて読みたい『資格』に関連する記事=
女性も働く時代!取得しておくと強みとなる資格
まとめ
今回ご紹介した履歴書の資格欄に書くべき資格として、優先順位を決めることが重要です。それでも資格が多い就活生は、趣味・特技欄に記入することをおすすめします。
資格はアピールの一つとして有効活用し、面接時の話題にもなるかもしれません。
資格のレベルは高いけれど、企業や業界、業務に関係のない資格なども趣味・特技欄に記入してもいいですね。
履歴書は正しい書き方が重要なポイントですので、間違っても虚偽の内容や空欄のまま提出することのないように注意してください。
以上を踏まえて、就活で資格をアピールしましょう!