

就活で複数の内定が出た時のポイント3選!内定キープの秘訣をご紹介
就活では複数社にエントリーして進めていくのが一般的になっており、就職したいと考えている本命企業以外にも、いわゆる“滑り止め”と呼ばれる企業にもエントリーして就活をする就活生は多いです。 就活で持ち駒が複数あると、気持ちに余裕をもって就活ができるようになります。 また、本命企業だけでなく、滑り止めとしてエントリーした企業からも内定を獲得できると自分に自信がついてきますよね。 しかし、就活で複数社から内定が出た場合、困ることもあります。それは「内定承諾する企業を絞り込む」こと。就職できる企業は1社だけですので、複数の内定を獲得しても最終的に1社に絞らなければなりません。 そこで今回は就活で『複数社から内定が出た時のポイント』をテーマに「内定キープ」を中心に取り上げてお伝えしていきます。 また、複数の内定が出た時の選び方についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
就活で複数社から内定をもらったらどうする?
エントリーした企業から内定を提示された就活生は、「内定承諾」、「内定辞退」、「内定保留」の3つの選択肢から一つを選び、企業に意思表示することになります。承諾と辞退については、内定を受け入れるか、内定をお断りするかという選択ですが、「内定保留」は何を指すのでしょうか。
「内定保留(以下、内定キープ)」は、内定承諾・内定辞退の意思表示について“企業に待ってもらう”ことです。就活生の立場から言えば、内定をキープするということです。「まだ就活を続けたい」という就活生や「すぐに内定承諾するのは不安」という就活生など、事情があってすぐに返事ができない時に意思表示することができます。
複数社から内定をもらった時も内定承諾・内定辞退の選択をしなければなりませんが、内定キープすることによって内定承諾する企業1社をじっくり検討することができるわけです。「内定キープって企業に失礼になるんじゃ…」と思う就活生もいるかもしれませんが、内定キープは就活生に与えられた選択肢の一つですので、就活で内定キープが必要な時は、企業に内定に対する返答まで時間をもらうようにしましょう。
それでは、内定キープをする場合の方法についてお伝えします。
内定キープの方法とは
内定キープをしたい就活生はできるだけ早く連絡をするようにしましょう。もちろん、就活生の中には、「内定キープをすると企業に迷惑をかけるから伝えにくい」という気持ちもあるかもしれませんが、意思表示までに時間を掛けてしまえば、かえって企業に迷惑をかけてしまうことになります。
また、企業に志望度が低いのではないかと思われてしまうこともあるかもしれません。そのため、早めに行動するようにしましょう。
就活で内定キープをする際の方法ですが、電話とメールを用いて「内定承諾までの時間がほしい」と連絡するのが一般的です。
電話は実際にお世話になった担当者の方と会話することになるので、抵抗を感じる就活生もいるかと思いますが、メールよりも電話の方が相手に誠意が伝わりやすい上に、受信ボックスに埋もれて気付かれにくいメールよりも確実に連絡できる方法です。特に社会人になれば学生時代とは違って電話でやり取りをする機会も増えますので、苦手を克服するチャンスだと思って前向きに捉えましょう。もし、人事担当の方の連絡先が分からない場合は、選考を受けた企業の受付に取り次いでもらい、もし相手が電話に出られないようであれば時間を置いて、こちらから折り返すようにしましょう。
電話と合わせてメールを送信するとより丁寧な印象となります。先ほども触れましたが、メールは受信ボックス内で他のメールに埋もれてしまうケースもありますが、電話でメールを送信していることを伝えた上で、確認をしてもらうことも可能ですし、文章でも内定キープの承諾を確認することができるようになるため、トラブル防止にもつながります。内定キープをする場合には、電話とメール両方を使って連絡するのがおすすめです。
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内定をキープする時のポイント
就活で内定キープすることができるといっても、できるだけ早く人材を確保したいと思っている企業に対してお願いするわけですから、失礼のないように誠意をもって連絡することが大切です。「企業は自分に魅力を感じて期待を込めて内定を与えてくれたんだ」という謙虚な気持ちを忘れずに内定キープしたいという気持ちを伝えましょう。
ここからは、内定キープをする際のポイントについてお伝えします。
内定キープする時のポイント①:自分から延期の期間を提示
電話でもメールでも同じことですが、相手に内定キープを切り出す際、最初に内定を頂いたことへの感謝を伝えた後で、内定キープを決意した旨と一緒に「いつまで内定をキープするのか」とこちらから期間を提示しましょう。決められた期間はありませんが、内定キープの目安としては、1週間前後を基本とされています。1ヶ月など長期間のキープが許される場合もあるかもしれませんが、こちらの都合で内定キープするわけですので、できるだけ早く結論を出す気持ちがあることが伝わるようにすることが大切です。「〇日までにお伝えさせていただきます」と期間は明確にしましょう。
内定キープする時のポイント②:内定キープの理由は正直に
企業によっては内定キープの理由について確認するところもあります。他に内定キープしている企業や選考待ちの企業がある場合には、そのことを伝えましょう。他の企業と迷っていることは決してマイナスな印象として捉えられることはありません。就職する企業を真剣に考えているということも伝わりますし、誠意も伝わります。後ろめたさを感じずに正直に伝えてくださいね。
内定キープする時のポイント③入社の気持ちがあることを伝える
せっかく出会うことができた人材で「入社してほしい」という思いがありますので、内定キープの申し出を受けた企業は「本当に入社してくれるのかな?」と不安な気持ちを持ってしまうことも事実です。内定キープの理由は正直に伝えた上で、入社の気持ちがあることも伝えるようにしましょう。入社の気持ちがあって内定キープすることを伝えれば企業も安心して内定キープを承認することができます。
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複数の内定を獲得した時の対処法とは?
複数の内定が出た時の決め手
内定キープができたら、いよいよ内定承諾先を絞り込んでいくことになります。
就活で複数の内定が出た時の選び方はどうしたらよいのか、ここでは3つの選び方をご紹介します。
複数内定が出た時の選び方①:企業毎のメリット・デメリットを確認
企業には必ずメリット・デメリットがあります。企業毎のメリット・デメリットを比較して選ぶことも方法の一つです。選考過程や内定後にエントリー前のイメージと変化があった場合には、そのことも加えて判断材料にするとよいでしょう。
複数内定が出た時の選び方②:自分の望む働き方が叶うか
就活生のみなさんは自分が望んでいる働き方を一つは持っていると思います。「休日数は少なくてもいいけど、残業はしたくない」、「残業はあってもいいから休日数は多い方がいい」など、様々あるかと思います。あなたが求める働き方が入社後叶えやすいのはどこの企業か、という視点で見てみるのもアリです。
複数内定が出た時の選び方③:入社後に自分の選択を納得できるか
入社後にイメージと違っていたことに気づいて、就活生だった当時の自分の選択を後悔すること避けたいです。もちろん、働いてみないと分からないこともありますが、イメージと違っていたからといってすぐ辞めてしまうのはもったいないです。イメージと違う部分もあるけど、就活生だった自分の選択は間違っていなかったと納得して前向きに考えられるような企業はどこなのか考えてみるのもいいかもしれません。
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就活を終えた新卒へ。内定を辞退する時の対処法の解説
まとめ
今回は、就活で複数の企業から内定が出て、内定キープする時のポイントについてお伝えしました。
複数エントリーすることが当たり前になっている就活ですが、内定獲得率を上げることができるというメリットがある反面で、複数の内定が出た時には内定承諾・内定辞退を選択しなければならず、どこの企業の内定を承諾するか悩んでしまうということもあります。その時に出てくる選択肢として内定キープがあります。内定キープすることで、承諾・辞退を考える期間を作ることができます。
内定キープする時は、各企業に内定をキープする旨を伝えなければなりませんが、今回ご紹介したようなポイントがあります。内定キープ期間を提示すること、内定キープの理由を正直に伝えること、入社したい気持ちがあることを伝える、この3つについて挙げました。企業へ誠意が伝わるように参考にしてみてくださいね。
また、複数内定が出た時の選び方についてもご紹介しましたので、企業の絞り込みで悩んでしまい行き詰った就活生は、ぜひ確認してみてください。