2020.12.11

“NNT”の原因とは?NNTを回避する対策と内定を獲得するための方法

「何社受けても内定がもらえない」「私だけまだ内定がない」など、思うように内定を獲得できずに悩んでいる就活生はいませんか?

そんな就活生の間で誕生した言葉が『NNT』です。
過去にも不採用通知を“お祈りメール”と表現するなど、就活でもさまざまな造語が生まれてきました。

今回は、その中でも『NNT』という就活で使われる造語についてお伝えして、NNTを回避するために就活生にできる対策とNNTの状態から内定を獲得するための方法についてご紹介します。

 

 

NNTとは、就活生がSNSなどで使用している「無い内定」をアルファベットで表した造語です。本来であればあまり周囲に知られたくない内容を自虐的にさらっと言えてしまうのは、ネット社会の現代ならではかもしれません。それでは実際にNNT状態の就活生はどれくらいいるのでしょうか?就活の内定状況について見てみましょう。

 

株式会社リクルートキャリアは、2021卒の9月10日時点の大学生の就職内定率は85%(前年同月差-8.7ポイント)と発表しています。前年と比較すると低い数字ではありますが、前月に比べると増加傾向にあるということで、今後も緩やかな増加が見込まれると見解が示されています(※1)この状況の中でNNTの状態になってしまうのはなぜなのでしょうか?原因と対策を確認していきます。

 

 

 

NNTになってしまう原因とNNTにならないため、もしくはNNT状態から抜け出すための対策はさまざまありますが、ここでは大きく3つの角度から考えてみます。

 

 

厳しい言葉に聞こえるかもしれませんが、言い換えると非常識ということです。企業側は就活生の行動から色々な場面で非常識と感じることがあります。たとえば、企業に提出する履歴書。インターンに参加する時やエントリーする時には必ず履歴書の提出が求められますが、寝癖がついたまま証明写真が撮影されていたり、未記入の欄があったらどうでしょうか?常識がないと思われてしまいますよね。

また、実際に企業説明会やインターン、面接など企業の方と会った時に態度や言葉遣いからも常識の有無ははっきりと分かります。どんなに能力が高くても常識がないと企業からの評価は下がります。最低限のマナーを守って就活することが大切です。もし、自分の行動に自信がもてないときには周囲の人への相談やネット検索で確かめてから行動するようにしましょう。

 

 

志望動機や面接対策などの準備不足もNNTの大きな原因の一つです。特に志望動機は企業が注目している項目です。志望動機に説得力がないと自社に志望する熱意は伝わりません。どの企業も「ここで働きたい!」という強い気持ちを持っている就活生を採用して一緒に働きたいと思っています。もちろん、就活生自身は強い志望をもっているかもしれませんが、企業に伝わらなければ意味がありません。

また、面接対策も「この程度で大丈夫だろう」と思っている就活生は要注意です。面接の質問の中で上手く答えられなかった経験があるかと思いますが、対策をしっかり行っていればしっかり回答できたかもしれません。ただでさえ緊張する就活の面接で瞬発的に考えて伝えることは難しいものですので、事前の対策が重要です。

 

 

やる気がない状態で就活をしていると企業側に伝わってしまいます。就活ではどうしても周りの就活生と比べられてしまうことがあります。そのため、やる気のある・ないは簡単に分かってしまうのです。しかし、就活生全員が常にやる気がみなぎっている訳ではありません。長期化する就活で「どんな時もやる気100%です!」 という就活生は少ないはずです。就活をしていると疲れてしまう時、もう就活をやめてしまいたいと思う瞬間はあります。そこで上手に自分の気持ちへの対処が出来ているかいないかもNNTにつながっているかもしれません。

最初はやる気があったのに内定が貰えないことで就活への意欲を失ってしまった就活生は、まずはやる気が出ない原因を考えてみましょう。本当は他にやりたいことがあるのか、どんな仕事をしたらいいのか分からなくなっているのではないか、など自分の就活への気持ちを整理してみましょう。

 

 

 

 

自分から「NNT」と言葉にできているうちはいいですが、NNTのまま卒業が近づいていくにつれて笑っていられなくなります。焦りばかり出てしまうかもしれません。しかし、就活での焦りは禁物です。社会人のスタートが決まる大切な期間になりますので、投げやりにはなってはいけません。そこで就活エージェントの利用をおすすめします。

 

就活エージェントとは「企業」と「求職者」をマッチングするサービスのことです。就活エージェントでは大きく分けて3つのサービスが無料で受けられますのでご紹介していきます。

 

 

アドバイザーと呼ばれる就活のプロがカウンセリングを行います。どの様な企業に就職したいのか、年収や具体的な勤務地など希望に合った求人を就活生に紹介します。企業の人にはなかなか聞きづらい、福利厚生の面なども遠慮せずに確認することができます。また、どのような仕事がいいのかわからないなど、就活でのさまざまな相談にものってくれます。内定が無いことも正直に相談すると良いでしょう。希望する企業が決まれば面接日程の調整までしてくれます。

 

 

いざ希望する企業が決まっても、履歴書の志望動機で手が止まってしまう就活生も多いはずです。また1社だけでも大変な志望動機作成ですが受ける企業が増えれば、その度に志望動機を考える必要があります。せっかく時間をかけて考えた志望動機をより良いものに磨き上げてくれてアドバイスをもらえるのも嬉しいサービスです。

 

 

書類が通れば面接対策も行います。就活のプロの目線から見た客観的なアドバイスを貰えるのでとても参考になります。また、あらゆる質問に備えて練習することで自信を持って面接に進めるでしょう。万が一、内定が貰えなくても不採用の理由を企業に確認しフィードバックしてくれるので次の対策を一緒に行えるのも大変魅力です。

 

 

 

 

NNT状態の人は、まず内定が無い就活生の特徴を知ることが必要です。この機会にNNTの就活生の特徴を自分自身に当てはめて考えてみましょう。そして1人で悩んでいるよりも第三者に相談することをおすすめします。焦りは禁物ですが、就活ができる時間が限られていることも事実です。自分がどう見られているのか、客観的な意見はとても重要になります。ぜひ就活のプロに相談して、NNTから内定獲得を目指しましょう!お気軽に就活エージェントへ相談してくださいね。

 

参考)※1 https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2020/200910-01/