

新卒必見!内定通知書が届いてから入社までにやることについて
また、内定通知書が届くことで「就活が一段落した」と実感して、あとは入社を待つだけと思っている人も多いでしょう。実際に、入社するまでの間には、どのようなことがあるのでしょうか。
今回は、内定通知書がどのような書類であるかの解説と通知書が届いてから入社までにやることをお伝えしていきます。
内定通知書について理解しよう!
内定通知書とは、応募者に対して採用する意思を伝えるための書類のことです。「あなたを採用する意思がありますよ」ということが書いてあります。内定通知書は法的な効力を持っている書類です。就活生のみなさんが会社に「私を採用してください」という申し込みをして選考を受けているわけですが、それに対して会社が「あなたを採用したいと思っています」ということを意思表示していることになります。
ただし、内定通知書は必ず発行しなければならないという義務は会社にはありませんので、場合によっては発行されないこともあります。発行の有無については、しっかり案内を確認し、不明の場合は企業の人事担当へ確認を取りましょう。内定通知書が手元に届いた際には、内定が出されたことを示す証拠という役割を果たすことになりますので、大切に保管するようにしましょう。
内定通知書には、入社日や提出書類、同封書類がある時はその説明についての案内が記載してあります。会社によっては、内定取消事由を記載していることもあります。新卒の場合は入社日は来春の4月1日付で記載されるのが一般的です。提出書類は入社までに準備してほしい書類について記載されます。
また内定通知書がだされる時は一緒に労働条件通知書や内定承諾書などの書類が同封されるケースが多いですので注意して確認するようにしましょう。なお、内定通知書にも労働条件が記載されている場合があります。給与や休日、労働時間という項目は働いていくために必要な条件ですので、応募する前と条件は変わっていないか、本当に納得できる内容か確認してから内定承諾書を提出するようにしましょう。
内定通知後から入社までの流れ
早くに内定をもらった人にとっては入社までの期間が長く感じることでしょう。しかし、入社までには内定式や内定者研修が開催されたり、入社のための手続きや準備をしなければならず、色々とやることがあって意外と忙しいものです。入社までの間にどんなことをするのか簡単に紹介していきましょう。
■内定式
内定式はほとんどの会社で10月1日に開催しています。新卒のみなさんの入社意識を高めることや先輩社員、同期とのコミュニケーションを図ることなどを目的として行われます。また、入社までの長い期間中に入社への不安を払拭することも目的の一つです。内定式後には懇親会が開催されることもありますので、入社前に親睦を深めることができる機会になります。
■内定者研修会
社会人として、またこれから会社の一員になる人間としての意識を持つために実施されるのが内定者研修です。入社してからスムーズに仕事を覚えることができるように事前に基礎的な部分をおさえることを目的としています。また、研修では同期と協働することもありますので、入社前に人間関係を築くことができる場面となります。
■入社のための手続き
会社に出向いて雇用契約書や入社誓約書にサインしたり、身元保証書や卒業証明書、健康診断の結果を提出しなければなりません。書類が多くなりますので管理することが大変かもしれません。基本的には会社からの指示に従って、手続きを進めれば問題ありません。入社手続きで不安なことや分からないことがある時には、会社に確認するようにしましょう。
内定から入社までに確認しておきたいこと
就活中には聞くことができなかったこともあるかと思いますが、内定が出てから入社するまでの間に気になることをはっきりさせておきましょう。たとえば、給与です。就活中には質問することができない項目の代表例ですよね。労働条件に記載がある場合でも、基本給の確認、昇給の仕方や各種手当について聞いてみるとよいかもしれません。お金の話はしにくいかと思いますが、大切な話なので遠慮は不要です。
また、残業や休日についても、自分の時間を確保できそうか知るためにも詳しく聞いてみるとよいでしょう。入社してから残業が多いし、休日も少ないといって辞めてしまうよりは、入社までに実際の残業時間や休日数を詳しく確認した方がよいです。
なお、有給取得についても確認するとよいかもしれません。ほとんどの会社では入社後6ヶ月経過で10日付与されることが多いようですが、有給がない間に突然休みが欲しくなった場合はどうすればよいか気になりますよね。会社によっては、有給の前借りを認めてくれるところもありますので、そのことを知っておくと安心して入社することができます。
まとめ
新卒就活生のみなさんに向けて、今回は「内定通知書」と内定通知後から入社までの流れについてお伝えしてきました。内定通知書は内定をもらったことを示す書類なので、大切に保管するようにしましょう。また、内定後から入社までは長い期間となります。その間も入社へ向けて必要となる手続きや準備、会社で催されるイベントがあります。何かと忙しいかと思いますが、やるべきことをしっかりこなしていくようにしましょう。そしてこの期間には、ぜひ就活中に聞くことができなかったことを質問するようにしてください。疑問や不安を残したまま入社し、働いた後で思わぬギャップに苦しまないためにも、入社前に気になる部分を会社に確認しましょう。