2019.04.19

一度不採用で落ちた会社に再応募して合格する方法

一度選考落ちしてしまった場合、多くの就活生は気持ちを切り替えて第二希望の企業へ応募をしていくものですが、中には志望度が強すぎて最初の一社目を諦め切れないという学生も存在します。 ここで疑問なのが「不採用通知が来たから再応募は不可能なのか?」という点。 今回は不採用で落ちた企業へ再び応募する方法について解説をしていきます。

 

 

現在、多くの企業にエントリーをかけている就活生の中には「不採用になったけれど、どうしても諦めきれない」「もう一度チャレンジしたい」と考える人もいる事でしょう。様々な方法がありますが、再チャレンジで希望の企業に入れた人も実際にいますので、決して不可能ではありません。

 

ただ、企業によっては「過去3年以内に選考を受けたものは対象外」という場所もあるので、その際は中途採用を狙う以外に応募する事は出来ません。しかし、多くの企業の規定にはそのような縛りはありませんので、早期的な再チャレンジ自体は可能です。「一度落ちた会社に再応募するのはルール違反じゃないの?」と思う人もいるでしょう。ですが、企業の募集は一度だけではありませんから、“応募のチャンスは一回のみ”とは言えません。

 

一度不採用になっているのですから、どうしてダメだったのか良く検証して、良くなかった点を直して再応募しなければ同じ結果になります。担当者もそれは分かっていますから「しつこいよ」と思われれば、決してプラスには結び付きません。たとえ一年留年してまた挑戦しても同じ結果になるでしょう。

 

 

再挑戦は新卒採用ばかりではありません。企業によっては二次採用や既卒採用などの第二新卒を採用する企業もあります。更に、卒業後3年以上たち、他社で実力を着けた経験者として中途採用を狙うことも可能なのです。一度ダメだったことをバネにして自分を見つめなおし、欠点を直して努力をすれば、希望の企業に入れることも可能なのです。

 

中には3年以内に一度選したものは対象にしないという企業もあるので、その場合は3年以上たって中途採用を狙う以外にありませんが、応募書類にそのような記載のない企業ならば再チャレンジが可能です。そのような場合は履歴書に「昨年不採用になりましたが、一年間○○のスキルを身に着け、○○の資格も取得しました。きっと御社のお役に立てると思います」などの言葉を添えると効果的です。一度不採用になっているのですから、採用された人に比べてどこかにマイナス点があったのは事実。しかし、最終面接まで行って不採用になった場合、簡単に諦めきれない気持ちもよく分かります。

 

ただ、再挑戦する場合は前回よりも確実にレベルアップしていなければ採用される事はありません。そこで「どうしても御社で働きたい」という気持ちを添え状として応募書類に同封し自分の本気度を伝えましょう。それで実際に内定を勝ち取った例もあります。人事担当者は前回と比べてどこが変わったのか、どう進化したのかを見ていますから、出来れば具体的に書くのが効果的です。

 

 

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企業の人事担当者へのアンケートによると、一度不採用になった人でも約9割の企業が再チャレンジOKと答えているので、再応募は基本的にアリです。ただ、即再応募はNGです。再応募には多くの企業が「1年以上」や「2年程度」と答えていますから、一定期間を開けて再応募して欲しいというのが企業の希望のようです。

 

ただ、一割の会社は再応募は認めないと言っているので、ダメな場合もあります。でも、同じ会社の違う部署ならチャンスはあります。どうしてもその企業に入りたいと考えるのならそれも一つの方法です。しかし、不採用になった理由如何では、幾ら他の部署に応募しても無理な事もあります。それは持っているスキルや面接の態度などではなく、人柄の問題が大きく左右してきます。性格がその会社の社風に合わないと判断されたら、幾ら頑張っても無駄です。

 

どうしてもその会社を諦めきれない場合は、直接担当者に電話をして「もう一度面接をお願いできないでしょうか」と頼む方法もあります。「なかなか根性のある学生だ」と思ってくれれば、チャンス貰えるかもしれません。ただ、前回の轍を踏まない様、十分改善しなければまた同じ結果になってしまいます。「自分はなぜ落ちてしまったのか?」を振り返ってよく考え、その点をクリアしなければ再応募する意味がありません。面接時のマナーや態度が社会人としてなっていなかったのならば、改めることが出来ますが、企業の求めているスキルが無かった場合や必須の資格を持っていなかったのであれば、その点をクリアしなければなりません。

 

このように前回足りなかった部分を補い、企業の求める魅力ある人材として再応募しなければ採用に至ることはありません。再応募までに時間をかけて多少でも経験やキャリアを積むことで、人事担当者も前回とは違い、スキルを身に着ける努力をして再度挑戦してきた応募者には「これから伸びる人材かもしれない」と感じるかもしれません。

 

更に、「どうしても御社に入りたいんです」という熱意を示すことが重要です。その気持ちを示すためには、履歴書やESなどの応募書類と共に添え状を着け「一度面接で落ちてしまいましたが、魅力的な御社にどうしても入りたくて再応募させていただきました。どうかよろしくお願いします」と書き、気持ちを伝えるようにしましょう。

 

 

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再応募は決して恥ずかしい事ではありません。ただ、自分一人で取り組んでいても行き詰まってしまう事もあります。誰かに相談したり、就職に有利な資格を身に着ける努力は大前提でしょう。

 

 

また、「どうしても自分の悪かったところが分からない」「自分の足りなかったところを見つけられない」という場合は、就職エージェントを利用しましょう。客観的にどこが悪かったのかをチェックしてくれますし、より魅力的な書類の書き方も指導して貰えます。さらに、「この企業に入りたい!」と強く思っているのであれば、そのために必要なスキルや経験などのアドバイスも貰えます。

 

 

「一度落ちた会社に再応募するなんて恥ずかしい」と思う方がいるかもしれません。でも、再応募しようと考えることは悪いことではありません。ただ、再応募する場合は、「なぜ自分は落ちてしまったのか」という疑問に立ち向かわなければなりません。自分を見直すことで「企業が欲しい人材に自分はなれていたか?」と考えることが出来れば、仮に再応募して不採用になったとしても、それは自分自身の糧として今後の転職活動にも役立つはずです。再応募から採用を勝ち取った人も決して少なくありません。どうしても入りたい企業があるのなら、ぜひチャレンジしてみてください。

 

 

転職や就職に有利な資格を一覧にしてまとめてみました。もし、1年留年して再応募するならば一つでも取得しておくと書類や面接で有利に働きます。出来れば学生時代に取得しておくようにしたいものです。

 

■事務
・日商簿記2級以上
・秘書検定2級以上
・文書情報管理士1級以上
・行政書士
 
■不動産・法律
・管理業務主任者
・宅地建物取引士
・不動産鑑定士
・司法書士
 
■金融
・証券アナリスト
・証券外務員一種
・公認会計士
 
■IT
・基本情報技術者
・CCNA(シスコ技術者認定)
・LPIC(Linux技術者認定試験)
 
■医療
・歯科衛生士
・登録販売者(医薬品)
・医療事務
 
■職種不問
・運転免許証
・TOEIC 600点以上
・社会保険労務士
 
 
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このようにお目当ての企業からお祈りメールを送られる結果になったとしても、失敗理由の掘り下げや、企業の再応募情報(二次採用)に自身の条件が適していれば、改めて選考に挑む事は可能です。