都内・首都圏在住の新卒就活生が、地方に狙いを定めて就活する場合「Uターン就職」「Iターン就職」「Jターン就職」など、新卒就活生の目的に合わせた3つのやり方が存在します。しかし、具体的にどう就活を進めていけばいいのか分からない人もいるかもしれません。また、就活の進め方だけでなく「地方で仕事は見つかるのか?」と疑問を抱き、地方に狙いを絞って就活することに悩む人だっているはずです。
本稿では地方で働くことに興味がある新卒就活生を対象に、都内には無い地方ならではの魅力や、地方就活の進め方を紹介していきます。

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都内の就活生が地方で働くメリットデメリット

 

いくら都内在住の新卒就活生でも、すべての人が都内にある企業で働くことを夢見ているわけではありません。新卒就活生のなかには都内の喧騒や物価の高さなどに辟易(へきえき)し、のどかな地方で新卒デビューすることを望む人だって当然いるわけです。
または、最初は都内の大企業やベンチャー企業などで新卒入社しようと考えていたけど、ボランティアや帰省などをきっかけに地方に魅力を感じて気持ちが変わった人も。
しかし、ただ漠然とした気持ちのまま地方で就活していては、いざ新卒入社した後で「自分のイメージと違う」と、地方への理想と現実の差に思い詰めることになるかもしれません。
そこで、以下では地方で就活することで生まれるメリットとデメリットをご紹介していきましょう。

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■メリット①:通勤ラッシュに遭遇しない

東京をはじめ、大阪市や名古屋市、千葉市といった政令指定都市ではあまり関係がありませんが、人口数が少ない・電車の本数が少ないような地方で就活して移り住むとなった場合、まず嬉しく思えるのが大勢の社会人が混み合う通勤ラッシュに巻き込まれずに済むことですね。新卒就活生も会社説明会への参加やセミナーなどの就活イベントで都内を転々と回った経験があるかと思いますが、疲れているのに座席に座れない、他人との距離が近すぎる、混雑しているためにトラブルや遅延が発生しやすいなどの問題に直面しやすいのが都内で就活する際の嫌な面といえます。
朝の出勤時間になれば、首都圏の在来線でも人が押し込まれるような状態で電車に入ることが常態化しており、働く前から多大なストレスを感じてしまいます。まだ仕事に慣れておらず、不安や緊張を抱える新卒にとっても余計な負担ですよね。

 

しかし、地方はそもそも人口数が都内に比べて少ないため、電車で“おしくらまんじゅう状態”になることは滅多にありません。
また、電車を使わずに将来的には車で通勤したい人も、都内のように短い間隔で信号が配置されていたりビル群のせいで複雑に道が分かれるケースも地方では少ないので、楽に出勤することを望む新卒就活生には地方がおすすめです。

 

■メリット②:物価や家賃が比較的安め

場所によりけりになりますが、地方は都内よりも家賃や物価が安めなのが特徴的です。
都内はお店の数が多いため物で溢れていて欲しい物が手に入りやすい魅力がありますが、食べ物や日用品など生活に必要不可欠な物の値段が若干高いことで知られています。
それに比べて、地方は最低賃金が都内より低いこともあり、出費を抑えて買い物をすることが可能なのです。新卒入社が決まって地方で一人暮らしをするときも、1Rや1Kの家賃が都内より数万円単位安く設定されているため、部屋を借りても経済的な余裕を保ちやすい点も地方で就活する大きなメリットといえるでしょう。

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■メリット③:人のぬくもりに触れやすい

「都会の人は冷たい、隣人同士の関わりが希薄」というセリフを聞いたことはありませんか?
たしかに、今よりテクノロジーが発展していなかった昭和の時代に比べて、都会に暮らしていると人情に触れたり交流が少なくなってきているのを感じやすいものです。
しかし、地方は人口が疎(まば)らという点を補うために、職場だけでなく近隣住民同士の関わりを大事にしている傾向にあります。
顔を見かけたら挨拶を交わしたり、困ったときはお互いが助け合ったりと、現代社会で薄くなりがちな他人との交流を深めやすい。それも地方に住んで働く喜びといえるでしょう。

 

■メリット④:地元や好きな地域社会に貢献できる

生まれ育った地元で就活する「Uターン就職」、都内出身だけど地方で就活する「Iターン就職」、地元ではない別の地方で就活する「Jターン就職」など、地方で働く新卒就活生の形はさまざま。
ただ、思い入れのある場所で働くことで、過疎化を抑えつつ長期的に地方経済に貢献できれば、活性化へとつながります。
地方から都内への人口流出が懸念されて久しいですが、新卒就活生が地方入りして若手の力で盛り上げれば、愛着のある土地は元気づくはずです。

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■デメリット①:企業情報を探しにくい

地方にターゲットを絞って就活するときに困るのが、新卒採用を行う企業情報がなかなか手に入らない点ですね。都会化が進んでいる地方ならまだしも、自然に囲まれた田舎の中小企業などではWEBを活用して新卒就活生を呼び込めない場合もあります。
実績があって歴史も長い企業とは違い、地域密着型の企業だとその地方に住む新卒就活生を中心にPRしている可能性も無い話ではありません。
もしも地方で就活する場合は、その地区で開催される就活イベント情報を探り、実際に参加して数多くの企業の説明を聞くようにしましょう。地方自治体が運営する機関を利用するのもありです。
知名度が低く、都会では名を聞くことのない企業でも、その地方では影響力や認知度が高い可能性もあるので、ネット情報だけで判断しないようにしてくださいね。

 

■デメリット②:お金がかかる

就活イベントに参加したり企業の面接選考を受ける場合、新卒就活生は言わずもがな会場へ向かう必要があります。ですが、新卒就活生はスーツやカバンなど服装やアイテムの準備でお金を使っているだけでなく、就活と学業の板挟みから満足にアルバイトもできないなど、金銭的な余裕がありません。
県をまたいで地方に就活する場合は、移動や宿泊で高額な費用を使ってしまうこともあり、そこがネックに感じて地方での就活を諦めてしまう恐れも無きにしも非ずです。
本気で地方で新卒デビューすることを目指すなら、金銭的な圧迫を少しでも減らすために、何度も地方に足を運ばなくて済むような工夫を凝らす必要があるでしょう。

 

地方に向かう前に、説明会に参加する目的を明確にして知りたいことは積極的に質問する。実家や友人の家に泊まって宿泊費を削る、あるいは新卒就活生向けの学割プランのあるホテルを選ぶ。
公共交通機関を使うときは、何度も乗り降りできる「フリー切符」を購入するなど、自分の就活スタイルに合った節約術を考えておくべきです。

 

地方で就活するなら情報収集が重要

 

地方にある企業で新卒入社する場合、情報収集に対策を打つ必要があります。繰り返しになりますが都内に比べて地方は圧倒的に企業数が少ないので、どんな企業が存在するのかを確かめるにはWEBやイベントを積極的に活用するだけでなく、地方に興味のある新卒向けの就活支援サービスも取り入れるべきです。
ただ、時間に余裕のない新卒就活生が何も知らない地方の企業情報を探るのは簡単ではありません。
そこでおすすめしたいのが、厚生労働省が推奨している「LO就活」です。こちらは地方で就活したい人を支援するサービスであり、各都道府県・地方自治体の企業紹介ページを掲載しているので、手軽に興味のある仕事や就活イベントを検索することができます。
「働きやすさ」「力を入れている産業」など、自治体ごとで容易に確認できるほか、新卒就活生の負担となる交通費や移住のための費用をバックアップするための「地方就活助成・支援制度」も調べられる優れものなので、活用しておいて損はないでしょう。

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ほかにも、自分の代わりに求める就活情報を集めて提供してくれる「就活エージェント」も、就活の情報収集を行う際は心強い味方になります。
就活エージェントは登録やサービスの利用でお金が発生することがなく、さらにそれぞれの特性(性格や価値観など)に沿ってマッチ度の高い企業や職種も柔軟に提案してくれるので、「地方で働きたいけど、やりたいことが見つからない」と悩む新卒就活生にピッタリです。
特に『Smart就活の就活エージェントサービス(無料)』は、企業の人事担当者だった経歴の持ち主や何年も人材紹介会社で勤めた経験のある“就活のプロ”が多数在籍しているためおすすめです。
就活にまつわる不安や疑問を一緒に解決してくれるのはもちろん、書類選考や面接選考の対策も徹底サポートしてくれるため、内定獲得に大きく前進できるでしょう。

 

オンライン説明会を活用しよう

 

地方に足を運んで会社説明会を受けるには金銭的・肉体的な負担がかかるものです。なので、新卒就活生は実際に地方へ移動して就活するだけでなく、「オンライン説明会」も探してみましょう。
オンライン説明会はその名の通り、ビデオチャットツールを用いて企業が新卒就活生向けに自社PRや事業の紹介、求める人物像などを画面越しで解説する試みになります。

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そのタイプは「リアルタイムで行うもの」「録画済みのもの」と2つに分けられますが、わざわざ説明会会場に行かなくても自宅で簡単に説明を受けることが可能になるので、新卒就活生はぜひ試してみてください。
就職情報サイトのマイナビならば、「WEBセミナー」のページから希望するセミナーを検索して予約することができ、「マイナビTVオンデマンド」を使えば数々の業種に関する動画を視聴できるため、今まで知らなかった仕事について関心を持つことができます。

まとめ

いかがでしたか? 地方活性化のために都内から地元、興味のある地域で就活する新卒の方も散見しますが、今回の解説で地方就活がより進みやすくなれば幸いです。
交通アクセスが容易で働く機会に溢れている都内も魅力的ですが、長期的に窮屈な電車で通勤したり、出費の積み重ねで経済的な負担が重くのしかかるのが惜しいところ。都内で新卒デビューすることに強くこだわりがないのであれば、地域社会と密接に関わって自然溢れる地方で悠々自適に過ごす生き方も“あり”ではないでしょうか?