内定獲得のために日々、就活に汗を流す新卒就活生も多いですが、選考を突破して企業から内定を提示されても事情があってすぐに返事ができない場合があります。
新卒就活生が内定承諾を保留すること自体は、決して悪いことではありません。ただ、保留という形で内定承諾の返事を待ってもらうには、新卒として恥ずかしくないように就活のマナーを守る必要があるのです。
今回は内定承諾の期間について、そして新卒が内定承諾を保留することで生じやすくなるリスクや、保留を伝える方法にも触れていきましょう。

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内定には承諾までの保留期間がある

 

新卒就活生が選考を突破したら企業から採用通知とともに内定承諾書が送られてくるわけですが、「新卒はすぐに答えを出さなければならない」というわけではなく、きちんと手順を踏んで企業にアプローチをかければ、内定承諾の保留期間を設けることができるのです。
内定とは簡単に言ってしまえば「まだ新卒就活生(学生)という立場だけど、仕事が始まる前に入社の約束をするよ!」という意思表示。しかし、新卒就活生はまだ入社式を迎えたわけではないので、事情があって就活を継続したい、ほかの企業の本選考を受けたい場合は、内定承諾に待ったをかけることが可能なのです。

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新卒就活生のなかには、本命企業を受ける前にいくつかの滑り止め企業の選考を受けて、内定を持って安心した状態から本命に臨みたいと考える人もおり、企業もそれを承知している場合が多いそうなので、内定承諾を保留する行為そのものは悪くはありません。
ですが、内定をもらった新卒就活生は承諾の保留に期間があることを忘れないようにしましょう。

 

■内定承諾の期間はいつまで有効?
内定承諾を保留できる期間は、通常「1週間」程度です。すぐに答えを出せず1週間ほど企業に待ってもらうケースが多いですが、学校や家庭、就活の事情でやむを得ず2週間ほどの期間で保留する新卒もいます。
ただ、内定保留の期間が3週間以上になると、企業から「新卒入社する意欲がない」と判断される恐れがあるので要注意です。
そして、すべての企業が1週間~2週間もの内定承諾の保留期間を了承してくれるわけではなく、こちらの事情を説明しても納得してもらえない場合もあるので覚えておきましょう。

 

内定承諾の期間が過ぎるリスクとは

 

内定承諾の保留をする新卒就活生にも事情があるのと同様に、新卒採用を決める企業にも“待つ・待てない”の事情があります。採用人数が多めで新卒からの注目度が高い大手人気企業ならまだしも、人手不足で採用難に悩んでいる企業であれば、内定を出した新卒就活生になるべく早く承諾書を送ってもらい安心したいと考えています。
しかし、せっかく出した内定の承諾保留期間が長かったり、期間を過ぎても返事がもらえない場合、企業も次の人材確保を視野に入れなければならなくなり、当初の新卒に出した内定が取り消される可能性が高くなるでしょう。

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新卒採用活動を行う企業が経営難などの問題で事業の継続が危ぶまれる、内定を出した新卒が問題を起こした場合などを除いて、企業の都合で一方的に内定を取り消すことは原則できません。しかし、一度内定を出したということはその企業の新卒採用活動にストップをかけたということにつながるので、下手をすれば内定承諾の期間を過ぎることが損害として考えられ、内定取り消しに発展するかもしれません。
やむを得ない事情によって、新卒が泣く泣く内定承諾の期間を延期することを申し出れば、その旨を受け入れてくれる企業もいる可能性はあります。
ですが、すべての企業に余裕があるわけではないので、避けられない事情がない以上は内定承諾の期間内に答えを出してくださいね。

 

企業に内定承諾を待ってもらうには?

 

ここまでで、内定承諾にはきちんと期間が設けられていること、新卒が内定承諾を保留できることを解説してきました。
では、新卒就活生は具体的にどういう手順で内定承諾の保留を企業に話すべきなのでしょう?
まず、就活で新卒就活生が企業とやり取りを行う手段で多いのが電話なので、内定承諾の保留を伝える際も電話で行ってください。ただ、人事担当者とつながらない、企業の都合で電話連絡が難しい場合はメールで構いません。

 

連絡するとき、最初のうちに「誰充て(人事担当者の名前)なのか」を語り、そこから「自己紹介」と「内定を提示してくれたことへの感謝の言葉」を話しましょう。
その後は「内定承諾の保留を決めたこと(+その理由)」「どのくらい保留の期間が欲しいか」を相手に伝えてください。終わり際には必ず内定承諾の保留期間を設けてくれたことへの感謝、そして保留してしまうことへの謝罪を添えるようにしましょう。

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電話連絡の場合は口頭でダイレクトに伝えられますが、メールの場合は本文の最後に署名を記載することを忘れないように。
署名内容は「学校名」「学部名」「学科名」「氏名」「電話番号」「メールアドレス」の6点になります。
自分の都合で、せっかく出してもらった内定の承諾を思い留まる旨を話すのを失礼に感じたり気が引けたりするかもしれません。しかし、新卒入社から何十年も時間を費やすことになる場所を選ぶわけですし、内定保留の意思が固まったらすぐに連絡しましょう。

 

■3週間ほどの保留期間なら理由は嘘偽りなく明確に
「内定は出してもらえたけれど、気になる企業の選考も控えているから1週間ほどの期間じゃ答えを出せない……」。そう考える新卒就活生もいることでしょう。せっかく内定を出してくれた手前、別の企業の選考を受ける事実を話すのは後ろめたい気持ちがするかもしれませんが、ここは正直に伝えてください。
“保留する”ということは裏を返せば「そちらに入社したい気持ちはたしかにあるけど、まだほかの可能性も試したい」という意思の現れです。誠意をもって3週間の期間保留する理由を語れば、企業にも「選考のときに見せた入社意欲はブレていないな。素直に言ってくれたし信用できそう」と感じてもらいやすくなります。
前述した通り、内定承諾の保留は就活において許されている行為なので、明確かつ相手の納得を得られるように話せば、3週間ほどの保留期間でも大丈夫でしょう。

まとめ

今回の解説にあるように、内定承諾の保留を行うには自分の都合だけでなく、きちんと相手の事情に配慮して切り出す必要があります。せっかく内定をもらったのに承諾までの期間を過ぎてしまったり、保留する理由が曖昧で失礼に感じられる内容だと、オワハラの発生や内定取り消しにつながる場合もあるので要注意です。
家庭や学校の事情、他社の選考を受けるなどの理由があって承諾を保留するにしても、入社する意欲や社会人としての誠意を見せれば、多くの企業が承諾の保留を認めてくれるでしょう。

 

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