「企業のシステムに携わるエンジニアの姿に憧れるけど難しそう…」「今まで文系として生きてきたけどIT系に強くなりたい」という人向けに、今回はIT業界へ入門するためにどんな事が必要なのか、また意外と多いITエンジニアの種類について簡単にご紹介。
ただ機械に強いだけでは通用しないのがITの難しさであり奥深さでもあります。自分がやってみたいITエンジニア像をしっかり見据えて、失敗がないように本稿で理解を深めていきましょう。

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IT=理系じゃない?こんな人にIT業界は向いている

 

2010年前後に起こったリーマンショックのIT業界の大荒れ変動や大量リストラによって、一時期はIT人口数は国内だけで数十万人規模の激減を記録しました。
しかし現在は生活や娯楽を支える便利なアプリケーションの増加や尚拡大していく需要、そして老若男女問わず利用しているSNSの爆発的な普及によって、近年ではIT界隈に身を置きエンジニアとして働く人も増えてきています。

 

ですが、「ITエンジニア」という文字だけ見ると、何の知識も無い人は「THE 理系って感じで敷居が高そう」と敬遠してしまいがち。
実はエンジニア職は数字やプログラミング知識に明るい理系の人はもちろん、そういった分野に関わった事が今までないという文系タイプの人口数が増えています。

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システム開発やプログラミングといった技術は、最初は完璧に出来ないものですし仕事をしていく内に自然と培われていきます。ですが機械とずっと向き合うだけがエンジニアの仕事ではありません。
開発をする上でクライアントとのコミュニケーションが如何に上手く取れているか? 受け取った情報を確実に読み取れているか? そういった営業職のような人と人の繋がりというのもITエンジニアには欠かせないのです。

 

そして一番大切なのは「この仕事に詳しくないけど、興味があるから勉強していきたい」という意欲的な取り組みや姿勢です。ITの技術躍進はまさに日進月歩。日々進化を続けていき興味がある人でないとそのスピードや流れに着いていけないのもこの業界の側面です。

 

ですが先ほども言った通り、スキルや専門的な知識というのは仕事をやっていく内に自分の中で確実に積み重なって確立していきます。ですがそういった要素だけでなく「ITに詳しくなりたい」「システムに携われる仕事に興味がある」という好奇心やITへの強気な姿勢が今の業界で求められているのです。

 

IT業界のES・履歴書はこう書くべき

 

IT業界に関わらず、応募する時に肝心なのが「なぜこの仕事をしたいのか」「自分の強みはなんなのか」というポイントを明確にしておく事です。
まず大前提として押さえておくべき事は“如何に自分の持つ熱意を上手くエンジニア職への志望理由に繋げられるか”という点。
最初の内はIT業界へ抱くイメージや自身がやってみたい事、さらには会社に貢献出来るよう自分が今何を勉強しているかなどの要素を考えてみましょう。

 

そこから掘り下げて、エンジニア目線で「どんな事を今後したいのか?」という具体的なプランを練り、下調べした行きたい会社に対しては「ここならこういった自己実現が可能だから」という、将来をしっかり見据えた動機付けを考えましょう。
学生時代や前職の影響でコンピューターやソフトウェア関係に触れてきた“実績”があるならば、上記の志望理由を練る上で「入社後の即戦力」という強みの要素として期待されるかもしれません。

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例えば以前仕事でコンピューター分野に携わった場合、過去に開発・運用したアプリやシステムの具体的な説明や、取得しているあるいは勉強中の資格名を明らかにする事で、会社から「過去の実績を客観的に分かりやすくデータとして出せる人材だ」と信頼性をアピール出来ます。この部分は自分を売り込むためのポイントなので、決して情報に抜かりが無いように丁寧に説明しましょう。
そして今までコンピューター関連に深く携わった事のない未経験者の場合ですが、自身のITに対する関心度の高さや意欲をきっちり伝える必要があります。

 

どうしても「IT経験者に劣っているかも…」と考えてしまうかもしれませんが、現在世に出ているIT業界の求人では未経験者でも募集という記載が沢山出ています。
募集している企業も仕事に意欲的で知識に貪欲な人を求めているので、強いやる気の姿勢は十分に評価されます。
ただここでも具体性に欠けるアピールは禁物。入りたい会社の特色や仕事や展開しているサービスへの理解をして、ちゃんと志望理由に盛り込みましょう。

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エンジニアとして働くと仮定して今自分はどんな事を勉強しているのかという点ですが、「〇〇という参考書を読み、プログラミングを勉強している」といった積極性溢れるポジティブな答えを導き出せると、未経験であろうと期待値はグンと上がります。確かに受け身で挑戦心に欠ける人よりも前向きに物事に向き合える人の方が安心して仕事を任せられますからね。
繰り返しになってしまいますが、肝心な事は相手に「この人は今後会社に活かせる、将来性がある」と思わせる事です。

 

下手に欲張って自分のPRばかりだと相手は迷ってしまうので、応募する会社に対し「自分はこんなに熱い気持ちがあり、こうやって会社に貢献したい」というようにポイントを絞りましょう。

 

働く前に準備するべきことは?

 

いくら「未経験者歓迎」というキャッチが多いIT業界でも、何も“武器”を持たずにエンジニア職に臨むのは得策ではありません。
入社した後にちゃんと仕事をこなせるように、前もってある程度の情報処理技術について学んでいた方が、実務未経験者でも勤務を比較的柔軟かつ気楽に出来ます。

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「Word」や「Excel」程度は弄った事はあっても、「ポート」や「CPU」「IP」といった基礎中の基礎知識を勉強しておかないと場所によっては門前払いされる可能性も無きにしも非ず。
自分が新卒だろうと中途だろうと、基礎からの研修制度がしっかりした場所に行こうと関係なく、事前にITに関係した知識を頭に入れておくという準備を忘れないようにしましょう。

 

業界別のITエンジニア紹介

 

情報処理・情報通信技術に関連した仕事である「IT」。現在、日本のIT業界に在籍しているエンジニアの数は約90万人ほどと言われていますが、「ITエンジニア」といっても様々な種類に枝分かれしています。

 

巷で頻繁に聞かれる存在が「システムエンジニア(以下:SE)」です。彼らはコンピューターシステムそのものの設計や開発といった分野に関わり、システムのテストや運用まで担当するので、まさに「コンピューター技術者」というべき存在です。実はクライアントと打ち合わせをして、相手がどんな事を要求しているかを柔軟に飲み込み、システム仕様にしっかり組み込んでいくという「コミュニケーション能力」もSEには必要とされます。ただ単純にコンピューター関連に造詣が深いというだけでは成り立たない仕事なので、近年では「機械に疎いけどIT業界に興味はあるし人との対話は得意」という文系タイプの人もITの世界で増加傾向にあるのも特徴です。

 

「ネットワークエンジニア(以下:NE)」は、SEがコンピューターシステムを生み出すのに対し、彼らNEはコンピューターネットワークの開発から運用に携わる仕事です。
ネットワークの詳細設計を行う業種なので、セキュリティーや様々なOSなどに関する知識が要求されます。設計や提案の能力だけでなく、ネットワーク構築に関する知識やコストの削減や最新の情報を把握する動向も肝心です。

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そしてネットワークそのものの監視という重要な役割も担っており、トラブルで回線に異常が生じた場合は早急に対処する問題解決、さらにはネットワーク障害によってどうしたらいいのか分からないという人のためにコールセンターのような業務を任される場合もあります。

 

次に紹介するのが「データベースエンジニア(以下:DE)」です。彼らはその名の通りコンピューターのデータにまつわる仕事を担います。
データベース設計開発・運用から保守まで担当し、企業のシステムを陰から支える縁の下の力持ちのような存在です。
あまり聞かない名前なのでどういった仕事かいまいち掴めない人向けに簡単に説明すると、「企業に必要な情報が沢山収納された倉庫(データベース)自体を生み出す“建築”、そこからデータを取り出したり厳重に保存する“セキュリティー”」といった感じです。

 

以前に比べて市場におけるDEの人材価値は上昇気味で、企業のビッグデータ管理の一役を担うだけでなく、データそのものを見直し分析していく事で企業の戦略面にも役立つのでDEもSE達のように活躍の幅が広がっています。
SEやNEの派生のような形である「サーバーエンジニア」。コンピューターを扱う上で欠かせないサーバーの設計・開発と構築から運用保守までを行う仕事です。

 

 

こちらは最初はSEとして勤務し、その後本人の技量や配属によってサーバーエンジニアとして分化していくパターンもあるようです。情報社会である今現在。ちょっとしたサーバーダウンで企業にとっては甚大な影響を及ぼしかねません。そういったトラブルを未然に防ぎ、また起こった場合も迅速に対処し、同じような問題が発生しないようセキュリティーを見直し、強化するなど対策を練っていくという、IT業界には無くてはならない存在です。

 

ですがIT業界そのものの人口数は増加していますが、ここ十数年のIT需要の目まぐるしい拡大によって彼らサーバーエンジニアは常に人員が不足気味となっているのが現状です。
多くの人の生活の一部と化しているTwitterなどのSNS。そういったシステムや企業のWebサイトやモバイルサイトで使用するアプリケーションの開発や運用を請け負うのが「Webエンジニア」です。

 

業務内容はWebサイト特化のプログラミングを根幹とし、SEが設計した仕様に則ってWebシステム開発を行っていきます。
活躍の幅は意外と広く、一般的なショッピングサイトなどのシステム(顧客情報管理や購入システム)や、データベースを使用するシステムの開発、SEが担当する設計などの仕事も任されるケースがあります。
Webエンジニアの仕事のやりがいとして、暮らしに直結するような技術に関われるために、「自分は社会に貢献しているという実感が得られやすい」という声も聞かれるのも特徴的です。

 

取っておいて損はないITエンジニア向けの資格は?

ITエンジニアは企業の重要なシステム事情に根本から携わる身なので、存在そのものが売上やプロジェクトに影響を及ぼします。
そのくらい重要視されるエンジニアですが、これといった武器の無い状態のままだと自身の所得や地位の向上は望めません。
また、専門スキルの獲得はその人の立派な努力の証となるので、将来的に別のIT企業に身を置く事になったとしても即戦力として活かされるケースが往々にしてあるので、資格は取っておいて損はまずありません。
オススメの資格ですが、ITの国家試験である「情報処理技術者試験」が一般的に評価されやすい資格です。

 

スキルを証明する全12区分の試験に分かれており、「セキュリティーマネジメント」や「システム監査技術者」など、ITエンジニアとしてのキャリアアップに直結する試験が設けられています。
国家試験というだけあって一筋縄ではいかない内容となっていますが、自分自身のエンジニアとしての技能や知識を確かなものとしたいならば是非試してみましょう。

 

いかがでしたか? ITエンジニア職の種類やその仕事について触れていきましたが、今回の解説がIT業界を志望する就活生の研究の参考になれば幸いです。IT業界について詳しくない人からすると、「エンジニアって結局、数字や機械に強くないと無理なんでしょ?」と思われがちですが、近年では未経験者でも熱意や学ぶ姿勢があれば、新卒として受け入れてくれる企業も増えてきている傾向にあります。それに、ITエンジニアであっても、文系出身者は数多く存在するのでご安心ください。

 

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