就活での選考の一つとして設けられるグループディスカッション(集団討論)。企業から提示されたテーマをもとに、複数の就活生が短い時間内で結論を出すものですが、グループディスカッションで企業が注目するポイントやそもそもの目的を理解していないと、次回選考に進むための切符を得ることは難しくなるでしょう。本稿ではグループディスカッションの概要や、押さえておくべき対策法について解説していきます。

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グループディスカッションとは?

 

グループディスカッション(以下:GD)とは、面接選考に進む就活生を効率良く選ぶための試験であり、近年では大手だけでなく実力主義が基本となるベンチャー企業の就活でも活用されてきています。
企業の採用方針やエントリー数によって参加人数は変わっていきますが、一般的には10人以下で、少なくても5名程度で実施されることがほとんどですね。

 

そしてGDの大きな特徴として、討論を円滑に進めていくための役割が含まれるという点。序盤の挨拶から結論出しといったディスカッションの流れを仕切る「司会」。各人の意見を書き込んで話の要点をまとめる「書記」。そして制限時間内に結論がまとまるように時間に区切りを入れて進行をサポートする「タイムキーパー」と、人数に関係なくGDではそれぞれに役割を担わせていきます。

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■役割分担で有利不利は生まれない

よく就活生の間で「チームの中心である司会の方が印象が良い」「俯瞰で意見を出せる書記が一番」などの声が挙がりますが、正直な話、選択したポジションだけで個人の評価は変わりません。
どんな役割でも我を通して輪を乱し、要点を掴めずやみくもに取り組んでしまえば企業からの心象は悪くなるでしょうし、逆に自分の立場と状況を瞬時に理解して結果の追求のために他者と共に尽力することができれば自ずと評価は上がります。
つまり、一致団結して企業が与えた課題をクリアすれば、参加したそれぞれの評価も相対的に上がっていき、全員が次の面接選考に通過するチャンスを得られるというわけです。

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■グループディスカッションを行う狙い

そもそも、GDはESやWebテストでは“捌ききれない”膨大な就活生を、一度の選考で判断するための機会であり、面接に進むに足る優秀な学生が多ければ多いほど企業にとっては収穫。最終的なジャッジは一次面接~最終面接で下されるといえど、「優秀か否か」ではなく「どの優秀な人材を選ぼうか」をGDで判断できるのです。
書類が通過した人材だとしても、もしここでやる気が見えなかったり能力的に不十分な就活生がいれば、入社後のリスクを避ける意味で切ることが可能なので、効率的に就活生のポテンシャルを探るためには実践的な試みであるGDが一番だといえるでしょう。

 

また、GDは結果も大事ですが討論の過程も重視されています。というのも、実際の仕事では自分一人で行っていくわけではありません。どんな業務でもチームとして複数人が協力し合い、売り上げ目標の達成や問題解決に取り組むことになるため、GDを行う場合は横の繋がり(就活生同士)を意識する必要があるのです。

 

相手の意見を尊重しつつも率先して自分から提案していく。発言の乏しい人にはこちらから促してみるなど、討論におけるゴールは誰しもが共通していても、その過程で“自分と他者をどう引き立たせていくか”を行動で示すのも評価の対象になります。
 

GDの流れとよくあるテーマ

 

GDの流れ自体は正直テンプレート通りであり、テーマそのものも志望する業界・企業の特色を理解しておけば“ある程度”はイメージできるはずです。

 

■大まかな流れ

①企業の選考担当がテーマ出しと時間・ルールの告知
②在籍校と氏名を述べて自己紹介を行う
③それぞれの役割(司会・書記・タイムキーパー・発表者)の決定
④タイムスケジュールを設定し、議論を開始する
⑤意見を交わし、議論の中で解を出すか成果物を生む
⑥参加者の意見を一つに着地させる
⑦選考担当に結論を発表

 

時間は10分だったり30分だったりとバラつきがありますが、設定された時間で結果を出さなければなりません。また、成果物に至っては議事録やまとまった提案を書類提出したり、パワーポイントを使ってデータに残すなどさまざまです。

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■気になるテーマは?

GDで提示されるテーマには、「抽象型」「自由討論型」「課題解決型」「売り上げ型」「新規事業型」の5つの種類が特徴的です。
最初の抽象型では答えのないテーマに対しそれぞれの意見を出すことになりますが、それ以外は過去の就活生が行った前例を参照に学んでおくと、本番で意見が浮かびやすくなるでしょう。

 

また、企業の中には自社で行っている事業やビジネスと全く関係のないテーマを下される場合はあります。GDは業界・企業研究が済んでいることを前提に進められ、専門的な部分に踏み込むことも多いですが、それ以外のテーマは比較的意見を出しやすいものなのでご安心ください。
 

GDで見られるポイントと対策

 

GDを行う際に評価されるポイントは「論理性」「積極性」「協調性」「コミュニケーション能力」「他者への配慮」の5つが該当します。
ロジカルに物事を捉える論理性と、自発的に発言をしていく積極性は言うまでもありませんが、協調性とコミュニケーション能力で「同じじゃない?」と考えるかもしれませんね。

 

簡単に言うと、協調性は他者を巻き込んでゴールに導くための姿勢であり、コミュニケーション能力は議論開始前で相手と交流を持ったり、GD最中で疑問や提案を率先して促せる能力を指します。
最後の他者への配慮、これは“空気を読む能力”です、要するに思いやりを持って相手を尊重する姿勢がいえるでしょう。

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社会人になればこれら5つはビジネスをこなすために必須の基礎力となるので、自分には何が欠けているのか、事前に自己分析他己分析、あるいは面接選考の練習でもらったフィードバックをもとに考えておくように。

 

そして、緊張のせいか多くの就活生が陥りやすいのが、自己主張の行き過ぎです。GDは討論のため自分の意見と他者の意見をぶつけ合って中立点を見出すのが大事ですが、企業からの印象に囚われて相手の話を遮ったり意見を押し通してしまうと周囲の反感を買うだけでなく、時間も無駄に経過していくので注意しましょう。

 

それだけでなく、腕や足を組んだり髪をいじるなどの癖も相手から「真面目に取り組んでいない」と評価されるため、日常生活を送るなかで正しておいた方が良いですよ。

まとめ

面接と同じくらい難易度が高いとされるGD(グループディスカッション)。初対面の就活生同士で討論していくのは大変かと思いますが、企業が見ているポイントを理解し、相手の意思や場の空気を尊重する姿勢を持てば、建設的で実りのある会話を楽しむことができるでしょう。ただ、自主性をもって考えを主張することにも思いのほか勇気と話し方のコツが必要になるため、聞き手に要点をしっかり伝えられるように、受け答えの仕方は練習を重ねて慣れておくべきですよ。
 
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