就活を成功に導くには業界や企業選びに注力するべきなのですが、それと同様に企業にはどんな職種があるのかも調べる必要があります。
どんな事業を展開している企業であり、どういった強みを持っているかを理解したつもりでも、職種によって適性や得られるやりがいは大きく異なるので、自分のタイプに反する職種を選択してしまうと早期退職に繋がる恐れがあるでしょう。
今回は就活生のタイプによって変わるオススメの職種をご紹介していきます。

 

 

タイプによって向いている職種は変わる?

 

「十人十色」、「適材適所」という言葉があるように、育ってきた環境や学習内容といった外的要因によって、人それぞれ抱える価値観や性格は大きく異なり、それを活かせる土壌もまたバラバラです。
同じ年代の就活生を10人揃えたとして、各人に共通の体験をさせたところで皆が同じ考えを抱くとは限らず、10人いるうちの1人や2人は全く異なる考えを持つ場合があります。
そのある種、マイノリティーな人物の意に反する取り組みをさせたところで、期待に沿うようなパフォーマンスを発揮してくれるとは限りません。
しかし、逆に彼らの興味の向く分野や特性を活かしやすい環境に身を置かせたら、能力をいかんなく発揮して想像以上の成果をあげてくれるかもしれないですし、彼らとしても自分の好きなものに関われたうえに貢献もできたことで物事に対してやりがいを感じやすくなるでしょう。

このように、勉強面だろうと仕事面だろうと、性格・価値観に起因する“適性(便宜上「タイプ」と呼称)”を意識することは非常に大事であり、これを抜きに各々の得手不得手を判断することはできません。
特に今回のテーマである「職種」。「どんな仕事が向いているか?」に関しては各人が持つタイプ次第で大きく変動します。もちろん、業務完遂には能力・スキルの有無も影響を及ぼしますが、滞りなく仕事を行えるだけでなく仕事そのものに多大なストレスを感じないためには、志望する職種と自身のタイプのフィーリングを入念に分析するべきなのです。

【自分のタイプにマッチした職種選びをするべき】

たとえば、普段からおしゃべりが大好きで周囲から「営業に向いてるんじゃない?」と評価されている就活生がいたとしましょう。誰とでも分け隔てなくコミュニケーションを取ることができて、一見すると確かに営業で活躍しそうですが、当の本人が初対面の人物と関わりを持つことが実は苦手だったり、フォーマルな場でも悪い意味で自己主張を止められない性格だったら話は別。
営業職として入社後、最初のうちは「仕事だから我慢しよう」と割り切ることができても、いつまでも親しくない人物と交流することに慣れない、常にノルマを気にして動かなければならないことが負担になって、営業に嫌気が差す可能性も無きにしも非ずです。

実際、新卒が会社を辞める理由の一つには「仕事が合わない」というのが含まれています。これには人間関係の不一致や社風なども該当するのですが、さらに掘り下げていくと、仕事で楽しさを感じられなかったり、他の仕事に興味が湧いたなどの声が浮かび上がりました。
こう挙げると「新卒の分際で甘えるなよ」と喝を入れたくなることでしょう。ただ、自分が望まない仕事を漠然とした不安や不満を抱えたまま延々と続けていくのは耐えがたい苦痛であり、それによってイタズラに何年も費やしていくのはもったいないうえに取り返しがつきません。

就活生タイプ別オススメ職種

 

では、どんなタイプにどういった職種がオススメなのかを、個性や性格をもとに紹介していきましょう。
あらかじめ言っておきますが、ここで話す内容はあくまで一般的な仕事選びの考え方の一つに過ぎないので、本当に合っているか否かは企業分析やOBOG訪問も重ねてから判断するように。

【几帳面・真面目】

きっちりとガイドライン通りに物事を進め、不具合やミスについて神経質になってしまうような性格ならば、「ITエンジニア」「コンサルタント」「バックオフィス(経理や総務など)」が向いているのではないでしょうか?
エンジニア職、システムエンジニアやプログラマーでは仕様書に従って動くことになり、システム設計や運用にて生じるバグやラグを日々解消してクオリティーの向上に努めるので、几帳面な性格にうってつけ。
さらに、コンサルタントやバックオフィスに関しても、おおざっぱな計算や情報管理、さらに先を見越したプランニングに不備があれば会社にとっても大きな損失に繋がってしまうので、几帳面で真面目な人なら責任を持ってデータを預かり活用しやすいはずです。

【社交的】

社交的な人は、個人で動くよりも人との繋がりが濃い環境で本領を発揮しやすい傾向にあります。そのため、BtoCでの消費者と接する「販売員」、介護で数多の高齢者のケアを行う「介護職員」。さらに自社の製品・サービスをコミュニケーションを通じて売り込む「営業職」などが最適です。
普段から率先して他者と関わりを持つことを得意とするならば、些細な変化や相手のニーズも会話の中で掴みやすくなるため、自身の強みを活かしやすいといえるでしょう。

【内向的】

一見するとネガティブに感じられる内向的な性格ですが、先ほどの社交的とは反対に、このタイプは個人の裁量が大きい環境に向いています。例を挙げるなら「自営業」「クリエイター職」「事務職」ですね。
機械に向かって作業することがほとんどならば、誰かに干渉されることも自ずと少なくなるので、一つの分野に意識を向けやすくなり、効率的な作業の実現が期待できるでしょう。
クリエイティブな仕事ではコミュニケーション能力はある程度必要にはなりますが、それでもスキルを重視した働き方が基本となっているので、興味のあるもので成果をあげてモチベーションを維持しやすいのです。

【マイペース】

こちらも内向的なタイプと似て、誰かと協調することを苦手としています。しかし逆にいえば周囲の意見に惑わされず、自分の意思を尊重して動くことを得意とする強みを持っているのです。
なので、自分のペースで作業を行って一つのプロジェクトを完遂するITやゲームの「クリエイター職」。周囲と協力しつつも長期戦を覚悟することになる「研究職」。さらに「警備員」「ドライバー」など厳しいノルマを課せられずに業務にあたれる職種もいいでしょう。

 

まとめ

能力だけでなく自身の性格によって、職種の選択ややりがいの在り方が異なってくるのが、就活の難しいところでもあり楽しみでもあります。
自己分析で「自分がどんな人物でどんな長所短所を持っているのか」を理解できたら、企業説明会やOBOG訪問で各職種に関する生の情報を拾いましょう。
周囲からの評価で職種を絞っていく手段も有効ですが、「仕事をするうえで何を楽しみたいか」を含めて分析できれば入社後のミスマッチを減らすことができるはずです。