「志望する企業から内定をもらえなかった」、「そもそも内定をもらえず就活に失敗した」場合、就活を続けたいと思うのは当然のことではないでしょうか。就活に再挑戦する方法としては、浪人と留年という選択肢があります。留年は学校に在学したまま就活を続けることになるため学費の面で断念してしまう学生も多くいますが、浪人の場合は一度、学校を卒業してから就活を続けるため、学費はかからず費用的な部分から見れば選択しやすいかもしれません。ですが、簡単に「浪人します!」と決めるのは難しいもので、周囲の同級生が就職する中で焦りや不安な気持ちが出てくることでしょう。そこで今回は、就活浪人をテーマにして浪人を選択したい新卒が知っておくべきメリット・デメリットをお伝えします。

 

 

 

 

浪人を選択する新卒もいる!

 

文部科学省が公表した平成30年度大学等卒業者の就職状況調査(2019年4月1日段現在)によると大学等(大学、短期大学、高等専門学校及び専修学校)の就職率は98.2%となっています(参照:文部科学省 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/31/05/1416816.htm)。

新卒就活生なら1社は必ず内定をもらえて、来春には就職を迎えられることが当たり前のことになってきています。しかし、一生懸命に就活を行ってきた全ての就活生が、必ずしも納得できる内定を獲得できているとは言い切れません。また、就職率が高いといっても内定がゼロのまま就活を終える就活生がいることも事実です。内定に納得できないや、内定ゼロの就活生の中には「就活を続けたい!」と思って、就活に再挑戦する学生も一定数います。そんな時に頭に浮かぶのが留年・浪人という選択肢かと思います。留年をする場合は、新卒のステータスを保持したまま就活に再挑戦できるというメリットはあるものの、1年間の学費を納入する必要があることから就活生からは敬遠されがちと言えるかもしれません。一方、就活浪人は新卒というステータスこそ失ってしまいますが、学費が発生しませんし、1回目の就活に比べると心に余裕を持つことができ、時間をかけて就活、そして自分の将来と向き合うことができるようになります。

浪人という言葉のイメージは一般的にあまり良いイメージではありませんが、自分が納得できる就活を行うための有効な選択肢です。

このことから内定に納得できない、内定がゼロという新卒就活生の中には、就活浪人を選択する人もいることを知っておきましょう。

 

就活浪人のメリット・デメリット

 

就活浪人を選択したい新卒就活生が事前に知っておくべき、就活浪人のメリット・デメリットをご紹介します。

【就活浪人のメリット】

① 学費がかからない

先ほども少し触れましたが、就活浪人は留年と異なり学費がかかりません。1年間の学費を支払う場合、国公立で約50万円、私立の場合は国公立の倍以上かかることもあります。金銭的余裕がなくても就活に再挑戦できることは大きなメリットと言えるでしょう。

② 就活に専念できる

学生時代は、学業と就活を両立して就活をする必要がありましたが、学校を卒業することで学業のことは考える必要はありません。もちろん、アルバイトをしながら就活をされる方もいるかと思いますが、在学当時よりも自由な時間が増えることは間違いなく、就活に専念できるようになります。

③ 就活を経験している

1度就活を経験していることもメリットとなります。就活でするべきことも分かっていますし、書類作成や面接をはじめとする選考対策など、前回の就活の反省点を踏まえて効率よく準備をすることができるはずです。また、面接本番でも雰囲気等を掴めていることから過度に緊張するようなこともなくなることでしょう。

【就活浪人のデメリット】

① 新卒のステータスを失う

学校を卒業してしまうと多くの企業からは既卒として扱われます。企業によっては既卒枠を設けていない所もありますので、新卒に比べると選択肢が減ってしまう可能性があります。自分が再挑戦を考えている企業が既卒を募集しているか必ず確認するようにしましょう。また新卒に比べて不利になるとは限りませんが、浪人した明確な目的がないと企業からはマイナスなイメージを持たれますので注意が必要です。

② 学校からの支援を受けられない

学校の就職課などは就活生に向けて応募書類の添削や面接指導など幅広くサポートしていますが、卒業してしまうとそれらのサポートを受けられなくなります。就活エージェントなどの就活支援サービスを自分で探す必要があります。

③ 焦りや不安が出てくる

就活浪人をして就活を進めていくと不安や焦りが出てきます。再挑戦した就活が必ずしも成功するとは限りませんし、同級生が社会人になって働いていることを考えると気持ちはどんどん追い込まれていきます。焦りや不安が出てきたら就活に再挑戦している目的を振り返るようにしましょう。「焦っても仕方ない!」、「不安だけど今自分がやるべきことを全力でやろう!」と前向きな気持ちになるはずですよ。

 

まとめ

「就活に納得ができない」、「内定がもらえなかった」時の選択肢として考えられる就活浪人についてお伝えしてきました。新卒就活生のほとんどが内定をもらえて就職できる時代ではあるものの、就活生全員が内定に満足しているわけではありません。就活浪人をして就活に再挑戦しようと考える学生もいます。ですので、就活浪人を考えている学生は「自分だけかも」と不安に思うのではなく、就活浪人を選択する目的を持って前向きに考えるようにしましょう。また、就活浪人には今回ご紹介したようなメリット・デメリットがあります。それぞれを理解した上で就活浪人をするか最終的に決断するようにしてくださいね。