年々早期化が進んでいる就活、それに伴い3年生に上がった時点で就活準備を開始する学生の姿も多く見受けられます。しかし、部活や勉強といった学生としての取り組みに夢中になって夏インターンに参加できず、今後どう動けばいいのかと焦っている21卒の方もいらっしゃることでしょう。

ですが、今の時期から来年春までの就活スケジュールを理解しておけば、自分がやるべきことが見えてくるはずです。本稿では21卒の学生を対象に、秋から始める就活の進め方を解説していきます。

 

 

 

秋から始めれば就活準備は間に合う!

 

春を迎えて就活について研究分析を重ねてきた人、およそ1週間規模のプログラムが主を占める夏インターンを経験して就活への意識づけを行ってきた人など、3年生の時点で就活生としての自覚が芽生えている学生は大勢いらっしゃいます。がしかし、本稿を読んでいる人のタイプには部活やサークル活動、課外活動といった事情により今まで身動きが取れなかったという方も含まれるでしょう。

周囲が学業と並行して就活準備や対策を重ねているのに対し、自分は未だに何の準備も行っていない……。そう考えて焦燥感に駆られてしまう人も少なくありませんが、その気持ちがあるだけで大丈夫! 秋から本腰を入れて準備すれば、遅れを取り戻すことは可能ですよ。

 

そもそも夏インターンにエントリーしなかった、あるいは選考に落ちてしまったということで周囲との経験値の差を気にする人もいますが、夏インターンは企業が学生からの認知度を上げるために実施する狙いが含まれ、プログラムに関しても説明会型やグループワークといった内容が主なので、参加できなかったからといって自信を無くす必要はありません。

夏インターンはあくまで就活生としての第一歩という括りであり、秋冬インターンでポテンシャル・アティチュードを高めて、企業や就活仲間と繋がりを持っておけば何の問題も無いでしょう。

というより、秋や冬から就活をスタートしても真面目に取り組めば内定を獲得することはできます。

来年3月のナビ及び採用広報の解禁に備えて、ここで「今のうちにやるべきこと」を確認しておきましょう。

 

秋に読むべき就活の始め方

 

「今からどんなイベントに参加するべきか?」であたふたするかもしれませんが、10月11月から就活を始める場合、以下の手順を参考に準備を行っていきましょう。

 

下地としてマナーを学び、自己分析を手掛ける

 

まずは「就活マナー(ビジネスマナー)」の学習と「自己分析」の2つに着手するようにしましょう。

特に就活マナーの徹底化が不十分だと、就活をしている段階で余計なトラブルを生んでしまったり、入社後で社会人の資質を疑われてしまう場合が考えられますので、まずは礼儀作法や言葉遣いが自然と馴染むようにしておくように。

本選考を控えたタイミングで言葉遣いを正そうとしても、時間が足りず付け焼き刃的な対策となってしまうので、ボロを出さないために秋冬の時期から敬語や所作を“矯正”してくださいね。

 

そして自己分析ですが、何の経験や対策を講じていない状態でいきなり自己分析をしても、得られる情報はたかが知れています。

なので、自己分析の精度を上げる“とっかかり”として、OBOG訪問という社会人と触れ合える絶好の機会を利用しましょう。

OBOG訪問は何も企業の内情、業務の仕組みや魅力を聞き出すために行うものではありません。

実際に働いている人達の性格や考え方、仕事と向かい合う姿勢に価値観を肌で感じ、自分が社会に出た後の姿をイメージするためにも用いられます。

多くの社会人と交流し、「働く意味や目的」を掴んできた後で「どんな大人に成長したいのか」「そのためには何が必要で今は何が足りていないのか」を認識できれば、満足のいく自己分析が行えるでしょう。

 

多くの企業にエントリーをかけて秋冬インターンへ参加

 

秋冬インターンは秋は9月10月に、冬は11月12月に募集・選考を行うものであり、前述の取り組みと並行して多くの企業にエントリーしてみましょう。

「インターンそのものが長く続いて就活準備に影響が出るんじゃ……?」と不安に思うかもしれませんが、企業によってプログラムの内容に違いがあるにしても秋冬インターンは1DAYや短期(3日~1週間ほど)が多くを占めているので、参加がスケジュール的に負担になることは早々ありません。

また、内容も夏インターンに比べて学生の能力向上を目的とする場合がほとんどであり、今後の選考でも活かせるスキルが身につくこと請け負いです。

 

3月までにSPI(筆記・性格)対策

 

4年生の春を迎えたあとで忙殺されがちな人の特徴として、選考通過するために設けられるSPI試験対策が疎かだったり、手掛けるタイミングが遅いという2つが挙がります。

時間的にも体力的にも無理がなくスムーズに就活を進めていきたいのであれば、冬休み期間でSPI対策を行っておきましょう。

SPIは筆記試験と性格検査の2つに分類され、筆記に関しては過去問が載っている参考書を購入して何度も解いていけば問題はありません。

ただ、性格検査は事前に自己分析が行われていないと自分の特徴や人となりを客観的に知ることができないので、相手に自分を理解してもらうためにも注意深く取り組みましょう。

 

秋から春までにしておくべき準備・対策は概ね以上の形となります。これだけでなく、空いた時間は先輩達の提出したESを参考に書き方を学び、本エントリーまでに提出書類を作る作業に慣れておくようにしてくださいね。

まとめ

 

いかがでしたか? 今後何をするべきかを認識するだけでなく、現時点でできる対策を行っておけば、来年度の本格的な就活で準備・対策に関してつまづく心配は無くなるでしょう。

特にマナーに関しては就活準備や選考本番に限らず、社会人生活で必須となる基礎的なスキルなので、相手の信頼を得るためにも早めに改善しておくように。