売り手市場による早期内定の傾向に伴って、現時点で多くの就活生が自分に合う企業の内定を勝ち取り、無事に内定式に参加したことでしょう。ただ、全ての学生が就活に区切りを打ったというわけではなく、まだ就活を継続している人や今の時期から就活を開始するという人も珍しくありません。

継続組や後発組にとって、就活と向き合っている現状に大きな不安を抱いていることでしょうが、最後まで諦めずに取り組めば20卒として年内あるいは今年度で内定を掴むことは可能ですよ!

 

 

 

20卒の就活は今からでも間に合うのか?

 

春から就活を進めてきたけれど満足がいく形で就活を終えることができない、あるいは留学帰りや公務員試験を終えた後などの事情によって9月10月に就活を始める人など、この時期まで就活している人のタイプはさまざまです。

そういった人達は、「就活終盤に差し掛かっても自分を受け入れてくれる企業はあるのか?」「このまま内定を得られず21卒に交じって継続しなければならないのか?」と考えて自分を追い詰めてしまっているかもしれませんね。

 

ですがご安心ください。結論から申し上げますが、たとえ現状で“無い内定”の状態に陥っていても真面目に取り組めば十分間に合います。

もちろん志望する業界や企業、準備対策するべき要素によっては年内に解決したり卒業ギリギリのタイミングになってしまいますが、例年この秋冬の時期まで就活をして内定を得た就活生は大勢いるため、「どうせもう間に合わない」と絶望する必要はないのです。

なぜそう言い切れるのか? それは「内定辞退」と「企業認知度」が大きく関係しています。

 

大手の影に隠れた中小企業を探そう

 

ご存じの通り、誰もが知る大手の人気企業は目立った広報をせずとも毎年求人倍率が100倍あるいは500、1000倍に膨れ上がるもので、数えきれないほどの人数が集中します。

ですが、人気の企業があるということは日陰に隠れてしまう企業というのも存在し、その代表的な例が「中小企業」です。中小は大手とは比較にならないほどの企業数を誇り、経団連に加盟していないために広報や選考のスケジュールに縛りがありません。

そのため、3年生の秋冬や翌年春から選考を開始して内定を提示できる強みを持っているのですが、早期的に内定を与えても、やはり大手のネームバリューや優れた給与に待遇に敵わず、6月以降で内定辞退者が続出してしまうのです。

 

採用活動を行うにも膨大な費用や手間が掛かってしまいますが、採用計画通りに人材を確保できなければ人手不足倒産を引き起こす恐れも無きにしも非ず。

その内定辞退者の穴を埋めるために春から夏の就活ピークを過ぎても、「秋採用」「冬採用」というフェーズまで採用活動を続ける場所も多いので、20卒の新卒として受け入れてくれることに期待が持てるわけです。

しかしこの時期まで残っていることでブラック企業かどうか訝(いぶか)しむ人もいることでしょう。その可能性は否定できませんが、知られていないだけでその界隈ではトップシェアを誇り、地道に売り上げを伸ばしている。規模が小さいからこそ結束の意思が強くて社員を大事にするなど、中小だからといってブラックとは限りませんし、将来的に上場する場合も大いにあるでしょう。

 

大手グループ会社・BtoB・ベンチャー

 

それに就活生は消費者目線で企業を見て回りがちですが、企業としての世間的な認知度が低くとも業界内で優良と評価されている企業は多数存在します。

大手のグループ会社やBtoB企業が良い例ですね。BtoBは「ビジネス:ビジネスの商取引を専門とする企業」を指し、その性質上、一般の目を引くことはあまりないのですが企業同士のやり取りに特化している分、会社基盤や業績に定評があります。

グループ会社も大手に比べると選考難易度は低めであり、BtoBや中小と同じく認知度は決して高めではないので、内定辞退のリスクを考慮して秋冬でも採用活動を継続しているケースが印象的です。

他にも、成長意欲めざましい学生から注目を集めるベンチャー企業でも、実力主義で競争の激しさから人の出入りが激しい側面を持っておりますが、通年採用で柔軟に人材を確保する特徴を持っているので、「10月を迎えても内定が無い……」と言って諦めるのは早計な判断だと言わざるを得ません。

 

内定までの最短ルートをご紹介

 

就活における内定獲得までの一般的なプロセスですが、早い人で3年生の春から自己分析を開始し、将来についての気持ちの整理をつけるために夏インターンに参加。その後は業界・企業研究で自分の興味と適性に沿った業種や職種を見出して、秋冬インターンで一部選考免除あるいは内定を獲得という流れになることでしょう。

そこまでいかないにしろ、多くの人は今からちょうど一年前の時期から準備に入り、3月の広報活動解禁のタイミングで各説明会にエントリーをかけ、目ぼしい企業のESや履歴書を提出して6月7月で内定をゲット。就活は早めに行動した方が良いとされていますが、早いうちから計画を立てて順当に行動を追っていけば夏前には決着がつきます。

 

ただ、本稿を読む人には言うまでもなくそこまでの時間的余裕はありませんよね。

ならば、前述にある秋採用冬採用を実施している企業に最低でも20~30社ほどエントリーをかけて数を追うようにしましょう。秋採用以降は春夏よりも選考プロセスが短縮されやすい傾向にありますが、継続組を含めて多くの人が残された椅子を奪い合うことになるので、少なめにエントリーを積むのはやめておくように。

また、周囲が内定を獲得していることで焦燥感に駆られ、自分だけでは無理だと感じたら、就活エージェントを活用する手段を強くオススメします。

就活エージェントはただ希望通りの企業や仕事を紹介するだけでなく、個別で悩み相談や書類の添削といったウィークポイントの改善に、プロの目線で真剣に向き合ってくれるので、焦って適性不一致な企業に入るよりも安心して就活に取り組めるでしょう。

まとめ

 

夏から秋に差し掛かっても無い内定に苦しむ就活生は毎年数多く現れるものですが、本稿の解説にもある通り、認知度の低い企業群にアプローチをかける、エントリーの数を増やして可能性を広げるなど、内定を獲得する手段はいくらでも残されています。

友人や就活仲間が次々と内定を取って焦るかもしれませんが、就活エージェントを活用して諦めず頑張りましょう。