夏を終えた後も就活に懸命に励む20卒の学生は大勢いらっしゃいますが、焦るのは禁物です。

実は9月以降でも採用活動を行う企業は中小企業を中心に多く存在しますし、「余り物には福がある」ではありませんが、この時期だからこそ穴場的な優良企業と出会える可能性も大きいといえます。

本稿では春から今にかけて就活を継続、あるいは事情があって8、9月から就活を開始した20卒を対象に、秋採用で納得のいく企業の探し方を解説していきましょう。

 

 

 

秋採用を行う企業だってある!

 

6月に選考が解禁されて既に4ヶ月程度経過していますが、記事冒頭でも触れたように就活のピークが過ぎ去ったとしても、未だに就活の終わりの目処が立っていない20卒の方は多くいらっしゃいます。

ほとんどの大手の人気企業では規定の採用人数に達して新卒募集を終了させてしまい、「今後は人気のない、ブラックな企業しか残っていないのではないか?」と、学生は漠然とした不安を抱えているかもしれませんね。

しかし、大手企業であっても内定提示後に「内定辞退」という形で蹴られてしまうことが多く、一部の企業では秋になっても募集をかけていることも珍しくないのです。

 

そして、認知度が高く注目を集めやすい大手企業でも、人材確保がままならないわけですから、日本の労働市場の9割を占める中小企業では秋でも冬でも採用活動を続けています。

また、海外の特徴が色濃い外資系企業では実力主義が根強いために、新卒ブランドについてそこまでのこだわりを持っておらず、通年採用として春でも冬でも必要ならば柔軟に人材を取り入れる光景が印象的です。

このように、10月を迎えて世間では内定式の開催に盛り上がっていたとしても、世の中にはまだまだ採用活動を続けている企業が多数存在しているということを覚えておきましょう。

 

秋採用を行う企業のタイプとは

 

ちなみに9月上旬から12月上旬まで採用活動を行うことを「秋採用」と呼び、春や夏の最盛期に比べれると採用枠は少なめになっています。というのも、秋採用の大きな特徴は“突発的な求人”であり、大手では採用を打ち切ったあとで辞退者が続出、その穴を埋めるために少人数の求人を限定的に出す場合が多いのです。

それだけでなく、あえてこのタイミングに求人を出す企業も存在します。外資系企業そしてIT業界に属する企業が代表的ですね。

 

「もっと早い時期に募集したらよくない?」と思うかもしれませんが、彼らのメインターゲットは海外留学から帰ってくる日本人留学生。海外の大学は9月で卒業となるために、海外の学校で語学力や仕事に活かせるスキルを培った学生が帰国して就活に向き合う時期を狙って採用活動をします。

特に外資系では、社内の公用語が英語だったり上司やクライアントが外国人だったりするため、期間限定であっても海外に住んだ経験があって英語を使ったコミュニケーションも取れるような人材を効率良く得るには、留学生が就活を始める秋頃がうってつけなのです。

 

このように、大手の一部企業や外資系などが秋でも採用を行うことはご理解いただけたかと思いますが、大手の影に隠れがちな中小企業はもちろん、大手グループ会社、BtoB企業、ベンチャー企業でも同じように積極的な採用活動を展開しているので、焦らず情報収集と対策を重ねてば年内に内定を取る可能性は十分残されていますよ。

 

秋採用を行っている企業の探し方

 

気になる秋採用を行う企業の探し方についてですが、主な手段としては「学校求人」「合同説明会(以下:合説)」「就活エージェント」の3つが挙げられるでしょう。

まず「学校求人」。再び採用活動を行った大手はなかなか難しいものの、認知度が低くても業績を伸ばしてきている堅実な中小企業や優良企業が多く含まれております。

また、特定の学校に向けて求人を出すということは、企業から「この学校の生徒にぜひ来てほしい」と相手が思ってるからであり、有効活用して損はありませんよ。

 

次に「合説」ですが、これは春の合説のように会場が大きめなものを選ぶのではなく、オフィスのようなフロアに企業と学生が集まる中小規模の合説を選択するようにしましょう。

一般的な合説だと企業の説明が十分に得られず効果を期待しづらいのですが、そこまで大きな規模ではない合説ならば、一社毎のPRが丁寧であり、なおかつ内定に繋がりやすいメリットを持っていますよ。

 

そして最後の「就活エージェント」。これは企業と繋がりのある就活支援専門のエージェントが、面談やヒアリングを通じて学生それぞれに合った企業を紹介してくれるのです。

それだけでなく各人の悩みと向き合い、書類の添削や将来設計に関するアドバイスももらえるので、利用してまず損はないでしょう。

 

秋採用でも就活の軸は忘れない

 

秋採用でまだ内定を獲得できると言っても油断することなかれ。前述の通り、秋採用はまだ良い企業と巡り会えるチャンスがあるのは事実でも、そもそもの採用数が少ないために、選考自体の難易度は春に比べて高めです。

また、継続組や公務員試験の受験組、さらに部活や大学の研究で遅れを取った後発組と留学組など多種多様な人材が限られた椅子を奪い合うことになります、イベントの参加や準備の仕上げでスケジュールがタイトになるのを覚悟しておくように。

そして円滑に就活を進行していくには自己分析や企業分析の準備、さらにESのクオリティー向上やWebテスト・筆記・面接への対策が欠かせません。

 

それだけでなく秋採用で内定を獲得するには、形成済みの就活の軸を再度見直すようにしましょう。

就活の軸とは企業を一つに絞るための判断材料であり、これがないと入社後に大きなミスマッチを生んでしまったり、働くことの目的意識が薄れてモチベーションを損なう恐れがあります。

ESや面接でも「どんな軸を持って自社を選んだのか?」を尋ねられる場面が多く、軸を確かめることは志望度の高さの裏付けに繋がるので、どこでも通用するような内容ではなく、相手の特色と自身の要望を絡めた軸を持つようにしてくださいね。

まとめ

 

いかがでしたか? 何ヶ月も内定がゼロのままだったり、周りが就活から解放されている光景を目の当たりにすると、就活に向き合うことが嫌になり途中で投げ出したくなりますよね。

ですが、秋採用で意欲的な学生を採ろうと考える企業は想像以上に多く、この時期でも諦めず就活を頑張る学生の継続力に好印象を抱く声も見かけます。

解説にある3つの探し方を参考に、自分にあった企業を一社でも多く見つけちゃいましょう。