就活を始めていくと何かと物的準備がかさんでいくもの。企業に提出するための書類の作成や管理、情報収集で得たパンフレットや選考に関する資料、スーツや靴に鞄といった身なりの整えなど、数々のアイテムを用意しなければなりません。しかし、忘れてはならないのが、就活のタイムスケジュールや企業情報を押さえておくのに必要な「手帳」です。就活を始めたばかりだと、どんな手帳がベストなのかイマイチ分からないですよね。なので本稿では、就活生が手に入れるべきオススメの手帳の特徴を紹介していきましょう。

 

 

 

新卒の就活で手帳は必要か?

 

正直なところ今の若い年代は、メモを取るときにペンを持って筆記するよりもスマホやタブレットを活用して入力する方に長けているのではないでしょうか?

実際、それが悪いとはいいません。手書きでは漢字がすぐに浮かんでこなかったり、書き込む紙の枠や見栄えを気にしてバランスを取りづらくなってしまう場合もよくあります。

それに比べて、デジタルの入力ならば予測変換で難しい字もあっという間に出してくれますし、誤字脱字も簡単に修正でき、行間の調整に、そこまで神経を使うこともありません。

そのため、若い人だけでなく今ではビジネスマンのなかにも、従来のメモ代わりにスマホなどのマルチデバイスを活用する人が増えてきております。

ただ、就活生の立場ならばスマホやタブレットを使うよりメモを使ったほうが良いでしょう。

 

手帳でも社会人としての資質が問われる

 

デジタルの良い部分を紹介した手前、今更こんなことを言うのも違和感ありありかもしれませんが、やはり就活生というと“企業に選ばれる側”であり、目上の人間から好印象を持たれるには社会人にふさわしいアイテムを使うべきなのです。

現実問題、なかなか新しい価値観を受け入れづらい年長者が相手だと、スマホでメモを取るのは遊んでいる、不真面目だという印象を与えやすい。

もちろん、全ての人がそうだとは断言できませんが、後顧の憂いを絶つ意味でも説明会やインターンといったフォーマルな環境では手帳を用いてメモを取るのが無難といえます。

 

スケジュールの管理が容易

 

みなまで言わずとも、マナーを重んじる就活では相手の心象を意識して手書きを行うべきなんだと、理解できるかと思いますが、それに以外にも手帳を使うべき理由があります。

それは、スケジュールの管理が思いのほか簡単に行えるという点です。

これを読む就活生は、「今では日程調整に特化したアプリもあるし、スマホの方が良いんじゃ?」と考えることでしょう。

確かに、今ではスケジュールに関するアプリが多く存在し、どれもが汎用性高く就活でも活かしやすい。

 

しかし、人間とは不思議なもので、入力よりも自身の指を使った手書きのほうが記憶に残りやすいのです。少し手間をかけて自分の手で書いたものならば、内容はどうであれ“書いた記憶”が確かに残っているはずなので、深く読まずとも字を目で追っていくだけで内容を思い出しやすいのも大きいですね。

 

また、物によりけりですが手帳はマンスリーだけでなくウィークリーで詳細記載できるものも多く、後述しますが『バーチカルタイプ』だと時間軸ごとに項目が分かれているので、一日の予定が一目で分かります。

就活生は忙しくなると一日に何件もの予定を詰め込んでしまうので、パッと見て情報を補完できるのは、時間的にも気持ちの余裕を確保する意味でも助かるはずです。

 

こういった要素から、手帳を使って手書きでメモを取ることは決して無駄ではなく、むしろ忙しいけれど手書きで手間をかけることで、後々“効いてくる”といえるでしょう。

それに、スマホなどはいざというときに電池切れになってしまえば必要な情報を得られなくなるだけでなく、充電にも時間がかかってしまうので、状況に応じて臨機応変に対応する点でも手帳は有用なのです。

 

就活でオススメの手帳とは?

 

コンビニ、文房具店、百貨店、書店でも多種多様な手帳が販売されておりますが、メモとしての機能性が保証されていれば何でもいい……、というわけではありませんよ。

むしろ、さまざまな種類の手帳が存在するからこそ、選択を誤れば使い心地に不満感を抱いたり、扱いづらくてまた別の手帳を購入しなければならなくなるでしょう。

「たかが手帳でおおげさだな」と思うかもしれませんが「されど手帳」です。状況や用途に応じた物を選ばなければ、余計な出費やストレスを生む可能性があるので、ここで就活生に向けたオススメの手帳のタイプを話しておきます。

 

フォーマットはバーチカルタイプの手帳

 

前述でも触れましたが、就活生はバーチカルタイプの手帳を購入しておきましょう。

バーチカルタイプとは、ページの横に日付、縦に時間軸が設けられている手帳を指し、日付だけではなく一時間ごとのスケジュールを細かく記載できるメリットがあります。

よく日程の調整でミスを犯す就活生は、説明会などの就活イベントの時間や面接の日取りが雑に書かれていて、予定が近づいてメモを見直しても「何日の何時に行われるのか」を掘り起こすことができなかったりするのです。

しかし、週間だけでなく時間単位でメモを取れるバーチカルタイプならば予定を見落とすこともなくなるので、スケジュールに押されがちな就活生にオススメといえるでしょう。

 

色はシンプルで主張が無いものを

 

手帳は説明会やインターンシップ、セミナーなどで使うことが多いですが、忘れてはならないのが、そこにいるのは同世代だけではなく今後の選考で自分に評価を下す、であろう企業の社員たちも含まれているということ。

そんな場で相手が丁寧かつ親切に会社の概要や魅力を解説しているにもかかわらず、目の前の就活生が派手な色合いに特徴的な柄やキャラクターがプリントされている手帳を使っていたら……?

就活生目線でも企業の目線でもそんな人を見たら「この人真面目に取り組む気があるのかな」と感じるのではないでしょうか。

就活は相手に与える心象、イメージが勝負を分けます。そのため、情報を拾うためのアイテムであっても下手な自己主張は禁物です。

就活用、ビジネスシーンで使う手帳は「黒・茶色」のシンプルな色を選び、凝った装飾や柄などの無い無地のものを使うようにしてくださいね。

 

サイズは大きすぎず、小さすぎず

 

一般に販売されている手帳は、大きい順に「A4」「A5」「B6」「A6」の4つのサイズとなっております。

しかし、A4やA5は教科書程度の大きさとなっているため、手に取っていちいち記入するには不便もいいところでしょう。手が小さい女性の就活生にとっても扱いづらいはずですし。

かといって、最小のA6はコンパクトすぎる。A4程度と比べたらサイズも重さも抑えることができて、持ち運びが楽でバッグの中を圧迫することもないでしょうが、コンパクトゆえに内容量の少なさが懸念にあがります。ページにかける枠も小さいので一回の記入で何ページも分けてしまうのはもったいない。

 

なので、就活で使う手帳は残ったB6サイズを選ぶようにしてくださいね。こちらは大体、単行本くらいの大きさであり、サイズも重さもそこまで気にならないはずです。

それに、メモを取る状況は座っているときだけとは限らず、立ちながら片手に手帳、片手でペンを持って話を聞きメモを取る場合も往々にしてよくあります。

そんなときでもB6ならば、ずっと持っていて手が疲れるなんてツラさも減らせますし、バッグだけでなく服のポケットにも収納できるので使い勝手が抜群なのです。

 

上手な手帳の使い方

 

まず、手帳に記載する情報に優先順次や重要度を設けるようにしましょう。

説明会や選考予定などの事項にはウィークリーで事細かに要素を記入し、就活とは関係の無い事柄にはマンスリーでざっと書いて内容を分けるのです。

そうすることで、就活とプライベートの予定を分かりやすく分類することができ、一目で曜日ごと、時間ごとのスケジュールを把握できるでしょう。

また、絶対に欠かせない用事や準備物の情報を忘れないように、内容によって色を使い分ける工夫も大切。

イベントは青、選考関係は赤、購入するべきアイテムのリストや提出物などは緑などと、それぞれを決まった色で線を引いておけば、読み込まずとも内容を理解できるはずです。

 

そして、どんな些細な情報であっても漏れの無いようにメモを取るようにしてください。

もしもいちいち書いていく作業が億劫で、記入を後回しにしておけば重要な内容をド忘れしてしまう恐れもあります。就活ならばいくらでも挽回できるでしょうが、もしそれがビジネスの場であれば大きな損失を生む可能性だってあるわけです。

そういった危険を避けるためにも、どんな話でも聞き逃さないようにメモを取る癖を身につけておくようにしてくださいね。

まとめ

 

何かと出費が発生してしまう就活ですが、手帳を始めとするアイテムも用途や使用の状況を考慮して、物の品質をしっかり吟味しておきましょう。

今はまだ、何から何まで手書きでメモを取る大事さが分からないかと思いますが、手帳を上手く活用できれば情報収集の精度が格段に飛躍すること請け負いですので、アナログですが上手く手帳と付き合っていくようにしてくださいね。