今後の人生を大きく左右すると言われている就活。しかし、いざ就活を始めようと思っても「何から始めたらいいのか分からない」「どうやって進めたらいいのか分からない」「何を基準に選べばいいのか分からない」と沢山の疑問が沸いて来ると思います。そこで今回は、就活を始めようと思ったらまずやるべき事を、最近の新卒就活生の傾向を基にご紹介して行きます。合わせて、就活ルールが廃止された今、気になる今後の就活市場も解説して行きましょう!

 

 

 

最近の新卒就活生の傾向とは?

まずは気になる20年卒の就活市場を見てみましょう。

リクルートキャリアの就職みらい研究所が発表した最新情報では、10月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率は、93.8%と前年同月と同水準となっています。20年卒は19年卒と比較し、5月1日時点での就職内定率が大型のゴールデンウィークの影響もあり大きく上昇しました。しかし、その他の月に関しては若干の増加という感じでした。。また就職内定辞退率は65.6%で追加募集する企業も出てきます。企業の採用意欲は旺盛で採用継続している企業も多く、採用の時期・手法を多様化させる様子がうかがえます。 (※1)

2014年から続く「売り手市場」も、20年卒の就活市場では健在だったと言えるでしょう。

では20年卒の就活生は、どの様にして就活を進めたのでしょうか? 就活の入り口として、3つの方法をご紹介して行きます。

  • 就職で求めることは何かを考える

まず就活の入り口の1つとして、就職で求める事は何かを考えてみましょう。まだ何も決まっていない就活生にとっては、業界や職種を絞る事が出来ます。また、すでに志望する業界や職種が絞れている就活生の場合は、具体的な企業選びに役立つでしょう。

では実際に20年卒が就職先を選ぶ際、重視した事をご紹介します。

1位…安定している会社

2位…やりたい仕事が出来る会社

3位…給料のいい会社

4位…これから伸びそうな会社

5位…勤務制度・住宅など福利厚生が良い会社

反対に行きたくないと感じた会社は以下の通りです。

1位…ノルマのきつそうな会社

2位…暗い雰囲気の会社

3位…休日・休暇が取れない(少ない)会社

4位…転勤の多い会社

5位…仕事の内容が面白くない会社

マイナビ2020年卒マイナビ大学生就職意識調査より(※2)

  • インターン参加

株式会社マイナビが行った調査によると、2019年1月末時点でのインターン参加率は約8割、一人当たりの平均参加社数は3.6社との結果を発表しています。またインターンの参加時期は、最も多いのが大学3年生の8月。インターン先を選ぶ基準は、「志望業界・志望企業・志望職種」と大学3年の夏までにはある程度、業界や職種を絞っていたと考えられるでしょう。(※3)

  • 情報収集方法

業界研究の為、企業研究の為、マッチ度の高い企業を探す為、今や就活生にとって情報収集は欠かせないものとなっています。インターネットの活用は言うまでもなく、その他にも沢山の情報収集方法がありますので、ご紹介して行きましょう。

  • 学内ガイダンス

文字通り、学内で就活についての指導を行います。企業の人事担当やOB・OGを招いての講演、ESの書き方や面接の受け方など、広く指導を行っている学校もある様です。開催時期は、夏休み前から行う学校が多く見られます。

  • 学内セミナー

学内で行われる、合同企業説明会です。10月頃から開催される為、まだ希望する企業が絞れていない就活生も、友達と気軽に参加してみるといいでしょう。

  • 合同企業セミナー

1つの会場に何社もの企業が集まり、それぞれのブースで会社の説明を聞く事が出来ます。数十社が集まる小規模なものから、数百社が参加する大規模なものまで存在します。1度に多くの企業を見て回れるのが最大の特徴で、就職活動の定番とも言えるでしょう。10月頃から各地で開催されます。

  • 就職情報サイトに登録

就活に関する情報がまとめられているサイトです。就活に役立つ情報や、求人検索が出来るもの。逆求人やエージェントなど様々なタイプがある為、目的に合ったサイトへの登録が必要となります。

 

今後の就活市場はどう動く?

これまで新卒の就活市場をまとめ上げて来た経団連が、21年卒から就活ルールの廃止を発表しました。就活ルールとは、3月から説明会実施やエントリーの受け付けが可能。6月から一斉に選考開始というものです。そもそも就活ルールができた背景は、新卒の採用活動の時期にまとまりが無ければ、学生の本分である学業が疎かになるとの考えからでした。しかしインターンの参加で「内々定」が出るなど、ルールがすでに形だけのものになってしまっている事や、「通年採用」の重要性が高まっている事が廃止の大きな要因となっています。そこで、経団連の代わりに新卒の就活市場を主導する事になったのが政府です。まず21卒に関しては、学生の混乱を防ぐ為にも、例年通り進める事を呼び掛けています。ただルールを破った時の罰則などは無く、これまで通りインターンなどでの早期「内々定」を出す企業はあるでしょう。

また2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。日程は7月24日~9月6日と、21年卒にとっては選考の時期。また22年卒にとってはインターンの時期と重なります。この事から、政府は就活生の事情を十分に配慮する様呼び掛けています。

更に、22年卒以降の就活生が気になるのは、オリンピック後の景気ではないでしょうか。実際に前回の東京オリンピック後は、「昭和40年不況」と呼ばれるほど景気が悪化した年となり、今回のオリンピック後も景気は不安視されています。不景気になれば、当然就活にも影響してくるでしょう。

まとめ

21年卒はこれまでと大きく変わらないと予想されていますが、22年卒からの就活市場は前例がない為不透明です。政府の対応次第で大きく変わる可能性もありますので、注目しておきましょう。いずれにしても情報収集を心掛け、早め早めの行動を取る事に越したことはありません。まずは、上記でご紹介した就活の入り口を参考に、出来る事から始めて行きましょう。

 

(※1) https://data.recruitcareer.co.jp/research_article/20191008001/

(※2) https://www.mynavi.jp/news/2019/04/post_19872.html

(※3) https://saponet.mynavi.jp/release/student/kouhou/2020年卒-マイナビ大学生-広報活動開始前の活/