現在の就活市場は“売り手市場”となっており、新卒就活生にとって就活を円滑に進めやすい就活環境にあると言うことができます。就活では、複数社にエントリーするのが一般的であり、売り手市場にある今、うまく就職活動を行うことが出来ると、複数社から内定をもらう就活生も多くいることでしょう。複数社から内定をもらえるというのは、非常に嬉しいことではありますが、本記事を読み始めた就活生の中には「複数内定をもらって悩んでいる」という人もいるはずです。今回は、複数内定をもらって入社・辞退をどのように決断したらよいか悩んでいる就活生へ向けて、その決断方法についてお伝えしていきます。

 

 

 

 

複数内定で悩む就活生は多い

 

1986年から1991年まで続いたバブル期の就職状況は、有効求人倍率が1倍を上回る状態が続き、就職しやすい環境にありました。しかし、バブル景気が崩壊、またリーマンショックが原因となり、今度は一転、有効求人倍率が1を下回る就職氷河期が到来し、就職することが困難な時代となりました。このような就職がしやすい、難しい時代を繰り返して、現在に至り、そして今、再び就活生にとっては喜ばしい“売り手市場”の時代を迎えています。「就職先が決まらない」悩みを抱える就活生は少なくなってきており、就活を進めやすい環境にあると言うことができます。しかし、売り手市場は、一見就活生にとって嬉しい環境と思われますが、就職しやすい状態が悩みの種となっている事実もあります。「複数社から内定をもらい入社・辞退を決断することができない」この悩みを抱えている就活生が意外にも多くいるのです。この悩みを聞くと、「就職先がたくさんあって困っているなんて贅沢な悩みだ」と感じる人もいるかもしれませんが、就職先を一つに決めるというのは、自分の将来に関わる大事な決断をすることですので、悩んでしまうのは当然のことなのです。ですので、複数社からの内定で悩んでいる就活生の皆さんは、ゆっくり時間をかけても慎重に入社、もしくは辞退の決断を1社ごとに真剣に考えていきましょう。

 

複数内定で悩んだ時にすべきこと

 

入社・辞退を決断するために、ゆっくり時間をかけることは大切なことですが、やはりタイムリミットがありますので、時間をかけ過ぎてしまい、決断が遅くなってしまうことは避けたいものです。そこで、ここからは複数内定で悩んだ時にすべきこと、そして入社・辞退の決断方法についてお伝えしていきます。

まずは、最初にすべきことは、、企業の選択肢を2社まで絞り込むという作業です。就活では多くの企業にエントリーをして選考を受けるのが一般的ですので、2社以上から内定をもらう就活生も少なからずいるはずです。もし、2社以上から内定をもらった時は、まず2社まで絞り込むようにしましょう。エントリーをして内定をもらった全ての企業から2社まで絞り切ることは、余程のことがない限り、難しいことではないかと思います。もし、2社以上の選択肢を残したまま、悩み続けることになれば内定承諾の期限が近づくにつれて、焦りが生じてきて悩みを複雑にしてしまう可能性があります。まずは、時間に余裕がある早い段階で2社まで絞り切る作業をすることをおすすめします。また、2社まで絞り込むことができた時は、必ず辞退する企業に内定辞退の連絡をすることを忘れないようにしてくださいね。連絡を後からにしようとすると、選択肢が残っている状態に他なりませんので、また悩んでしまう可能性があります。決断が変わらないうちに辞退の連絡を入れるようにしましょう。

 

入社or辞退の決断方法とは?

 

それでは、2社まで絞った後、どのように入社・辞退の決断をしたらよいのでしょうか。本記事では、3つの方法をご紹介します。

【決断方法その①:メリット・デメリットを比較】

どんな企業にもメリット・デメリットが必ずありますので、2社それぞれのメリット・デメリットを書き出してみましょう。自分の持っている就職に対する考え方で双方のメリット・デメリットを比較してみると、どちらが自分に合っている企業か判断しやすくなります。

【決断方法その②:就職後のイメージをする】

就活生の中には就活中に何度か試したことがある人もいるかもしれませんが、就職後の自分が働いている様子をイメージしてみてください。インターンに参加したことを思い出してイメージするのもアリです。就職後のイメージを通して、働いていてやりがいを感じ、充実感を得られる企業はどちらか考えてみましょう。

【決断方法その③:気持ちに優先順位をつける】

給料が高い、休日数が多い、残業が少ないなど、就活生一人ひとり就職で求めることは異なります。自分の中で何を企業に求めるか正直な気持ちに優先順位をつけてみましょう。本当の気持ちを優先することができなければ、就職後に気持ちが満たされずに後悔してしまう可能性があります。入社・辞退の決断するために、自分の正直な気持ちの優先順位を叶えてくれる企業を選ぶのは有効な方法といえます。

 

なお、入社・辞退の決断をする際に、口コミサイトや相談相手など、第三者の意見に左右されることは可能な限り避けましょう。悩んだ時に、誰かの声を求めて助けてほしいと思う気持ちが出てくるのは仕方がないことです。しかし、自分の将来に関することですので、周囲の考え方に影響されるのではなく、自分自身の中で入社・辞退を決断した根拠が持てるようにしてくださいね。

 

 

まとめ

「複数の内定をもらえる」という本来であれば喜ばしいはずのことが、就活生を悩ませてしまうきっかけになっている事実があります。1社に絞るために時間をかけて真剣に入社・辞退の決断をすることは大切なことです。しかし、その決断を企業は待ってはくれません。慎重に検討しながらも、できるだけ早く決断をする必要があります。そのためには、まず2社まで選択肢を絞ることが先決です。2つにすることで、比較検討がしやすくなります。そして、2社まで絞り切ることができたら、今回、紹介した3つの決断方法をもとに1社まで絞るようにして、納得できる形で入社・辞退の決断ができるようにしましょう。