新卒の就活市場において、10月1日と言えば「内定式」。内定式と聞けばお祝い事の様な華やかなイメージですが、一方で、この内定式をきっかけに内定辞退を考える新卒就活生は意外と多いと言います。しかし、そこで生まれる不安は「内定式後に辞退してもいいのか 」「どうやって辞退したらいいのか」という事がきになりますよね。そこで今回は、内定式後に辞退をしたい、新卒就活生の為に! 辞退する時のポイントやマナーを解説して行きます!

 

 

内定式後の辞退はNGなの?

近年では、内定式を形式的なイベントと考え取りやめる企業や、逆に工夫を凝らしてユニークな内容にしている企業もあります。そもそも内定式とは、企業側が正式に内定を通知する式典で、その多くは食事会や役員からの挨拶・事業内容の説明などです。また、企業によっては採用内定書を受け取って、内定承諾書を提出するという一連の流れを通して、企業側の採用意志と応募者の入社意志を最終確認しています。では、内定承諾書を提出していても、内定辞退をする事は可能なのでしょうか?

内定承諾書とは、入社を承諾したという意思を企業側に提示する内容の物です。内定が出てから入社日まで間が空く為、「本当に就職出来るのか」と思っている新卒就活生の不安を払拭する意味合いもあります。また、企業側の狙いとしては内定辞退者を防ぐ為の、入社の念押しとも考えられます。しかし、内定承諾書自体には、法的な拘束力はありません。正社員の労働契約においては、労働開始の2週間前までは特段の理由を必要とせずに労働契約を一方的に解除できると法律上では定められています。(民法627条1項)つまり、内定承諾書を提出していても、労働開始の2週間前までは、内定式後でも辞退する事は可能という事です。

 

 

内定式後に辞退する3つのポイント

法律的には内定式後に辞退をする事は可能だとお伝えしましたが、それでも礼儀と誠意を持って対応する必要があります。なぜなら内定式自体にも時間とお金を使っていますし、内定式後には入社日に向けて書類の準備や研修の準備などを進めているからです。また辞退する人が出れば、場合によってはそのぶん補填しなければならなく、企業側はまた1からの採用活動を強いられる事は頭に入れておきましょう。では内定式後の辞退で気を付けるべきポイントを3つ紹介して行きます。

【ポイント①早めに連絡しよう】

辞退すると決めたら早めに連絡をしましょう。「何を言われるのか恐い」「申し訳なくて言いづらい」などの理由から中々連絡出来ずに悩む就活生もいる様ですが、早かれ遅かれ連絡をしなければいけません。申し訳ないという気持ちがあるなら尚更、早く連絡した方が企業側にとっては助かるという事を覚えておきましょう。

【ポイント②電話で伝えよう】

メールという方法もありますが、電話の方が謝罪の意思は伝わります。電話連絡のマナーとして、採用担当が忙しい時間帯は避けましょう。とは言っても、採用担当のスケジュールを把握している訳ではないので気にし過ぎると、ためらってしまいますよね。一般的には始業開始から1時間・お昼休み・終業1時間前は避けた方がいいとされています。また、採用担当に繋がったとしても「今お時間よろしいでしょうか? 」と相手の状況を確認してから内定辞退のむねを伝えましょう。また、スムーズに対応出来る様、事前準備する事をお勧めします。採用担当に繋がった場合に話す内容・採用担当に繋がらなかった場合の確認事項です。

【ポイント③揺るがない】

辞退を伝えたら「キレられた」「土下座しろと言われた」「損害賠償を請求すると言われた」など過去には脅迫めいた事を言われたということをネット上の書き込みで見たりします。実際は、企業もブランディングがあるのでそのようなことはしませんし、本当にそのようなことを言われた場合は、入社しても後悔するブラック企業と考えて辞退する意思をしっかり伝えましょう。リアルなケースとしては、企業人事も何とか説得しようと食い下がってくることのほうが多いです。辞退すると決心したなら、揺るがない様に気持ちを強く持ちましょう。

 

内定式後の辞退で注意すべきマナーも忘れない!

内定式前の辞退に比べ、内定式後の辞退は企業側に多大な迷惑をかけることになります。そして迷惑を快く思う人なんていないですよね。ですから、内定式後の辞退は余計にマナーに注意する必要があります。では内定式後の辞退でのマナーはどんなことに注意する必要があるのでしょうか。それは電話での謝罪の他に、手紙で改めてお詫びを送る事です。最後に手紙の例文をご紹介して行きましょう。

拝啓

〇〇の候、貴社におかれましては益々のご清栄のこととお喜び申し上げます。

先日はお忙しい中、お電話を差し上げ失礼致しました。
誠に勝手ではございますが自身の進路についてあらためて考えた結果、自身の適性と希望職種を鑑み、貴社を辞退させていただきたく存じます。

貴重なお時間を割いて選考をしていただいたにも関わらず、お話を辞退させていただくのは心苦しい限りですが、何卒ご容赦ください。就職活動を通して、担当の△△様には大変お世話になりましたことを心より感謝しております。末筆ながら、貴社のご発展をお祈り申し上げます。

敬具

令和〇年〇月〇日

〇〇大学〇〇学部○○○○

まとめ

新卒就活生が内定式後に辞退を考える理由としては「社風が合わない気がする」「思っていた業務内容と違う」「最後の最後に提示された条件が聞いていたものと違った」などの内定式の雰囲気や、内定式で説明された事が聞いていた物と違ったなどの理由が多い様です。これから先何十年と働く事を考えての決断ですから、否定される事ではありません。しかしそうならない為にも、出来るだけ冷静に客観的に考えて企業を選ぶ様心掛けて行きましょう!