2019年現在の就活スケジュールでは、大学3年の夏頃からインターンが始まり大学4年の6月からは大手の選考が始まります。早ければ6月末には就活を終了する学生さんもいるのではないでしょうか。つまり、内定が出てから、実際に入社するまでに約1年弱の時間が出来てしまうのです。そこで各企業が実施しているのが内定者フォローになります。今回はこの内定者フォローに焦点を当てて、そもそも内定者フォローとは何なのか企業が行う本質的な理由や、どの様な種類があるのかを合わせてご紹介していきます。

 

 

 

内定者フォローとは? 企業が行うその理由

各企業は、内定獲得から入社式までの間に、内定式や懇親会など内定者を対象にしたイベントをいくつも開催しています。みなさんは企業が一生懸命に内定者向けにイベントを催している理由を知っていますか? 内定者のために行っていることはもちろんですが、実は企画している企業側にも狙いがあって行っています。まずは、各企業が時間やコストをかけてまで行う理由とは何かご説明して行きましょう。

企業側が内定者フォローを行う主な目的は、内定辞退者の防止が挙げられます。現在の就活市場は学生優位の売り手市場と言われており、さらに内定が早期化している事により1人で何社もの内定を獲得しています。株式会社マイナビの調査結果では20卒の6月末時点での内定保有者数は平均2.2社となっており、さらに半数近い学生が就活を継続すると発表しています。(※1)

1人の学生さんが何社もの内定を保有する現状に、いつしか「内定コレクター」という言葉が出来たほどです。更に、経団連が21卒からの就活ルールの廃止を発表した事により、内定の更なる早期化が予想されます。しかし、1人でいくつもの内定を獲得したとしても、当たり前ですが入社出来るのは1社のみ。つまり3社内定を獲得した場合、2社は内定辞退をしなければならないのです。企業側の目線で考えるとせっかく時間やコストをかけて選考したにも関わらず、内定辞退者が出てしまえばまた1から選考をしなくてはいけません。企業側は内定者に確実に入社してもらう為、内定を出してから入社日までの期間を試行錯誤しているのです。

 

内定者フォローにはこんな種類がある!

内定者フォローは、多くの企業で当然のように行っているものもあれば、企業独自のイベントを企画して実施しているところもあります。ここでは、内定者フォローにはどんな種類があって、どのようなことが行われるのかその内容についてご説明して行きましょう。

【内定者懇親会】

内定者フォローの中で最も多いのが内定者懇親会です。同期になる人達との交流と親睦が目的で行われます。気になる内容は食事や自己紹介が多く、学生側にとっても早い段階から同期と知り合える大きなメリットがあります。入社前に同じ目的を持った仲間に出会える事は心強いですよね。また企業によっては、先輩社員との交流が出来る場合もあります。

【内定式】

正式な内定承諾を確認する場です。内容は様々ですが社長や経営陣が参加する企業が多く、社長自ら内定通知書の授与や挨拶を行う事で社会人になる意識を高める目的もあります。会社のトップから話を聞ける事で、より企業理解が深まる事は学生側にとっても大きなメリットになるでしょう。また本当に入社出来る事を再確認出来る為、内定取り消しなどの不安を払拭する事も出来るのです。

【会社見学や社内イベントに招待】

実際に配属される部署の見学や社内イベントに参加してもらう事で、社内の雰囲気を知って貰い実際に働いた時のイメージを付けて貰う狙いがあります。学生側にとっても、入社後のミスマッチを防ぐ為に社内の雰囲気や職場環境を知る良い機会になるでしょう。

【研修】

社会人のマナーなどの基本的な研修から、より実践的な内容など企業によって内容は様々です。企業側にとっては早期戦力化に繋げる事が出来ますし、学生側にとっても社会人になる事への不安を少しでも払拭出来る機会になるでしょう。

 

その他にも内定者フォローの種類は多様化して行く中、内定者には「強制参加なの? 」という疑問が湧いて来ているのではないでしょうか? 結論は絶対に参加しなければいけない訳ではありません。正当な理由がある限りは、正直に伝え欠席する事も可能です。その場合は、出席出来ない事が分かった早めの時点で連絡する事が望ましいでしょう。欠席する学生の中で内定辞退者が多い事から、企業側も不安を抱えています。欠席の理由と謝罪の言葉を伝えましょう。

まとめ

内定辞退の問題は企業側にとって、今後も大きな課題になってくるでしょう。だからと言って就活生のより良い企業に入社したいという考えは当たり前の事で、否定されるべき事ではありません。どちらが悪い訳でもない事は理解して、就活に臨みましょう。また、学生側にとっては面倒だと思わる事もある内定者フォローですが、内定者の不安を取り除くための物や、入社前のスキルアップなどメリットが多くあります。企業側も内定者の事を考え、試行錯誤している事を頭の片隅に置き就活を乗り越えて行きましょう!

 

(※1)

https://www.mynavi.jp/news/2019/07/post_20821.html