人生の“勝ち組”、“負け組”なんて言葉を聞いてことはありませんか?実はこの言葉、就活をしている中でも、ちらっと聞こえてくることがあります。超一流の大手企業に就職することができた人のことを勝ち組と呼んだりとか…。しかし、就職先の大小や名が知れている・いないのブランド力で、就職の“勝ち組”と判断してしまってよいのでしょうか。それ以外の人は、負け組になってしまうのでしょうか。今回は、就職での勝ち組になるための基準が存在していると言えるのか、もし仮に基準があったとしたら、それを満たす会社に就職することができれば勝ち組となり、「就活が成功した」ということができるのか、就活の勝ち負けという側面をお伝えしていきます。

 

 

 

就活生が就職で求めていることは何だろう?

 

就活生は就職するにあたって、どのようなことを求めているのでしょうか。一般的なイメージだと給料が高いことが一番に求められるように感じますよね。生活をしていくためにお金が必要で働くため、高給を求めるのは当然のことです。しかし、就活生のみなさんの中には給料よりも重要視していることがあることでしょう。たとえば、会社に将来性があること。一度、就職したはいいものの経営状況が不安定で、将来的に存続を見込めないような会社では心配になります。経営状況によっては昇給やボーナスの支給がなかったりすることも考えられますので、やはり将来が安定している会社であることは大切ですよね。その他にも、年間の休日数がしっかり確保されていること、育児や介護のために休暇を取得しやすいこと、そして、残業時間が少ないことも就職にあたって求めることになるのではないでしょうか。週に2回は必ず休みがほしいという人や、今後、必要になるかもしれない育児介護休業も取得しやすいという労働条件面は重要視される傾向にあるといえます。つまり、プライベートを軸に就職を考えていく必要もあります。仕事に一生懸命に打ち込みたいという人ももちろんいますが、自分の時間を充実させたいという人も意外と多いものです。「プライベートを楽しむために働いてお金を稼ぐ」、この考え方が根本にあるため休日が多いことを求めるのではないかと思われます。ワークライフバランスという言葉があるように、仕事と生活のバランスが整っていることを前提として、少しでも生活を充実させることができればと思うことは誰もが願うことと言えるでしょう。

 

なぜ勝ち組?就職で勝ち組になる基準は存在するのか

就活で求めることは人それぞれ違うかもしれませんが、上記のようなことを就活で求める傾向が強くなっていることは事実です。自分が求めることを実現することができれば、それで就活は成功といえるでしょう。しかし、世間では就活で“勝ち組”という枠を意識している人がいることは否定できません。そのため、勝ち組とされる基準は存在していると言えます。では、その基準とは一体どのようなものなのでしょうか。

【基準①:年収】

一般的に大きな基準のひとつとして「年収」があります。高年収が得られる会社に就職したら勝ち組に分類されるわけです。高年収の目安として将来600万円以上の収入を得ることができれば、ひとまずは勝ち組になると言われています。

【基準②:知名度】

また年収と合わせて判断基準になるのが「会社の知名度」。新聞やテレビ等のメディアでよく見聞きして誰もが会社名を聞くと知っているという会社に就職することができれば勝ち組に分類されるようです。「有名で誰もがうらやむ会社」、イメージはこんな感じでしょう。

 

このように、大手企業で給料も高く高年収を得ることができる、会社の名前がブランド化している、経営の基盤が固まっており会社の将来も安定している、これらが整っている会社に就職することができれば、世間一般で言われる“勝ち組”枠に入ることになりそうです。しかし、これは判断基準が明確になっているものではありません。人それぞれの価値観によって、勝ち組の枠に入るか否か変わってくることでしょう。

 

本当の意味での就活成功ってなんだろう?

 

世間一般では、上記のような基準に照らしてみて、該当する会社に就職することができると勝ち組になると判断されるようですが、果たして勝ち組になることを本当の意味での就活成功と捉えてしまってよいのでしょうか。結論はNOです。就活が成功したかどうかというのは働き始めてから、自分自身が判断するものです。年収も高く、有名な会社に就職することができれば誇らしさもありますし、内定をもらって入社する時には「就活頑張って良かった」と何よりも嬉しさがあることでしょう。しかし、その満足感を働き始めてから5年、10年と継続して実感し続けることができるとは限りません。働き始めて、仕事にやりがいを感じたり、楽しいと感じることができるなど、自分なりに就職した会社で働くことの意義を掴めてこそ就活が成功したといえるものです。このことは、勝ち組という枠組みに限定されることではありません。どんな会社に就職した場合でも同じことがいえます。就職した会社での仕事に嫌気がさし、早期に退職してしまうことは、成功したとはいえないでしょう。

就活で言われる“勝ち組”、“負け組”という分類は大きな問題ではありません。どのような会社であっても自分が納得して就職して、そして仕事にやりがいと誇りを感じることさえできれば、就活は成功したといえるのです。また、自分の求めていることを実現することができる会社で働けるということも成功と感じることができるでしょう。働き始めて時間が経ったときに、ようやく自分の就活を評価することができます。その点を考えると、就活をしている段階で勝ち負けなんて存在しないということになりますよね。ですので、もし就活で“勝ち組”や“負け組”を意識するようなタイミングが出てきた時は、あまり深く考えることなく自分の将来のビジョンを優先して就活を進めていきましょう。きっと、振り返った時に自分の就活に満足することができるはずですよ。

 

まとめ

就職における“勝ち組”という評価について、本当に勝ち組と言われるような会社に就職することだけで就活が成功したと判断することができるのかお伝えしてきました。世間では就職先の会社によって勝ち組、負け組と判断されることもありますが、就活で勝ち負けという考え方は存在しません。たしかに、勝ち組と呼ばれるための基準を満たしている会社に就職することができれば、誇らしいものですし就活成功と思うことでしょう。しかし本当の意味での成功は、就職して働き始めてからしか実感することができないものです。勝ち組と言われるような会社に就職できたことに満足はしたが、働いてみて自分には仕事が合わないと辞めてしまうことになれば、成功とは言えないでしょう。就活を進めていくときに“勝ち組”、“負け組”を意識する場面もあるかと思いますが、あまり深く考えることなく自分の求める基準を満たす会社に就職することを忘れずに就活を進めていってください。