インターンに参加中、あるいは冬のインターンを狙っている21卒の学生は多いと思いますが、学生の身分といえど就業体験型(アルバイト型)のインターンに参加する場合は、業務上で発生するリスクに目を向けなければなりません。インターンでも保険は有効であり、“何か”が起きた時に頼りになるので、今回はインターン生向けの保険について解説していきましょう。

 

 

 

インターンシップ参加で保険加入は必要か?

 

インターンシップは、1DAYタイプや短期インターン長期インターンと分けられており、実施する企業によって、時期や取り組み内容はバラバラです。

ただ、志望する企業のもとで実際の業務を体験出来る職業体験型インターンは大変人気であり、無償だけでなく有給のインターンもあります。学生生活では身に着けることが出来ない能力を培い、企業理解を深めながら、アルバイト同様にお金も稼げる利点があります。ただ有給のインターンは長期が多い傾向にあります。参加するためには、授業の調整が必要となります。アルバイトを選ぶ感覚とは違い、将来を左右することにもなりますので安易に選ぶのはやめましょう。また、「インターンとして仕事を与えてくれるのはありがたいけど、難易度が高いんじゃ…」と感じている方も多いと思います。その点は安心していいでしょう。確かに、決して低くはないものの、インターン生(学生)の能力でも完遂出来るように業務水準を下げてくれますので、安心して取り組みましょう。

人間誰しも“初めて”があるものですし、やる前から「難しそう」「向いていないかも」と考えて避けるのは勿体無いですよ!

 

トラブルに備えて保険は入るべき

 

さて、肉体労働や頭脳労働などと企業の事業や業務分担は異なるので、インターンを一口で語るのは無理な話ですが、どんなタイプであれ“人的なミスによる損害”には注意しなければなりません。

たとえば自分の不注意で他人に怪我を負わせてしまったり、システムソフトや車両など企業の所有物に深刻なダメージを与えてしまったりですね。

正社員に契約社員アルバイトなど、企業に属している場合は何かがあった場合“労災”が適用されますが、ここで疑問なのが「学生であるインターン生でも保険加入は必要なのか?」という点ですが、結論から言うと“加入するべき”。企業の中にも、インターン参加の条件に保険加入を求める場合があるので尚更です。

実際、インターン当日で先方から保険加入証明書あるいは保険料領収書の提示を求められた…なんて話も聞きますしね。

 

考えられるインターン内の損害

 

たとえ安全なオフィス業務を任されたとしても、自分のちょっとした不注意で企業に損害を与えてしまう…なんて事も普通に考えられます。

たとえばパソコンを使って事務作業やプログラミングなどを手掛けていた時に、傍に置いてあった飲み物をこぼしてパソコンが機能しなくなった場合、企業から弁償を要求されるでしょう。

いや、むしろそれくらいで済むのならまだ不幸中の幸い。扱っていたデータが飛んだり初期化してしまったら、弁償額が可愛く思えるほどの賠償請求が待っています。

そして、ネットリテラシーの重要性を理解していない人は、よくSNS上に問題行動を露呈させて炎上しがちですが、インターン先の社外秘情報を書き込んで不特定多数の目に曝されるなんて事になれば、自身や企業だけでなく取引先の企業にも甚大な影響を及ぼしかねません。

インターン生も企業と守秘義務契約を結んで仕事をしていくので、情報をバラまけば当然損害に当たります。“やらかした人”は「ここまで大事に発展するとは思わなかった」「このくらいなら大丈夫かと思った」とよく発言しますけど、故意じゃないにしろ情報漏洩は倒産を招くくらい危険なので、肝に銘じておいてください。

 

いくら学生といえどエントリーが無事通過し、企業から仕事を割り振られたのならば、それなりの責任が伴います。

自分だけでなく企業の資産(社員や利益)へ著しく損害を与えてしまえば、それを補填するために膨大な金額を請求される可能性も大いに考えられるでしょう。

当然、学生という立場なので損害に対処し得る資本力や対応力は無いはず。事態の深刻さ次第では家族にまで影響が及ぶ恐れも…。

物損や傷害に情報漏洩、企業のイメージ低下など、一時的に勤めるインターン生といえど油断は出来ません。

インターン参加後のリスクに備え自分にマッチした保険を選び加入する事は、社会人で必須となるリスクマネジメントを養うきっかけにもなるでしょう。

 

どんな保険に加入すればいい?

 

インターンは学校を通じて体験するものと個人で応募をして臨むものに分類されますが、この違いで保険の加入も変化します。

 

学研災保険と付帯賠償

 

学校経由の場合、多くの学生は予め「学生教育研究災害傷害保険(学研災保険)」と「学生教育研究賠償責任保険(付帯賠償)」に加入済みなので、これ以上新たな保険について考える必要は無いでしょう。

ただ学校によっては学生が学校に相談して加入するケースもあり、不安ならば在籍校の生協や学生課などに問い合わせてみましょう。

学研災保険は“学校行事中”“野外活動中”“通学時”の怪我や事故を補填するものであり、怪我には効果を発揮しますが病気は対象外なので要注意。

付帯賠償だと“他者への傷害や物損”を対象としており、当たり前ですが故意は保険の範囲に含まれません。

この二つは“どちらか一つに加入”というより、学研災保険・付帯賠償セットで加入するのが基本となりますよ。

 

個人で民間保険に加入

 

次に学校からでなく個人でインターンに応募する場合は、前述の学研災保険や付帯賠償の対象から外れてしまうので、自発的に民間保険に加入する事になるでしょう。

民間保険といっても損害賠償に関するものは複数あるので「何を選べばいいのか分からない」と感じるかもしれませんが、一般的に「損害賠償責任保険」「災害傷害保険」の2つが浮上しますね。

上記の保険もそれぞれ名称や保険の範囲、加入費用などは保険会社で異なります。

ただ、自分が体験するインターンで起こり得るトラブルがその保険で全て賄えるとは限らないので、加入する場合はしっかり保険内容を確認しておいてくださいね。

民間保険を検討するとなると多くの人はインターネット経由で選んでいくと思いますが、確実な選び方をするために、保険会社のカスタマーサポートに電話相談をする事をオススメします。

 

また、学生でありながら長期インターンで雇用契約を企業と結ぶ場合、労災を含む各損害保険が適用される事が大いにあり得ます。

インターンの間隔が長ければ長いほど想定されるリスク発生率も相対的に上がっていくので、企業の方から保険加入を提示するケースは珍しくありません。肉体的負荷の大きい業務が主な企業では特に多いですね。

しかし、問題が起きた後で加入した保険のみでは賄えないなんて状況も考えられるので、それとは別に個人で保険に加入する事も自衛の意味でアリと言えるでしょう。

まとめ

 

企業研究や自分のスキル向上を目的にインターンへ参加する人は多数いらっしゃいますが、仕事への興味が向き過ぎて、保険の重要性やリスクヘッジを甘く見る人も中には含まれます。“仕事をする事は責任を負う事”であり、お世話になる企業に迷惑を掛けない、自分の身を守る意味でも必ずインターン用の保険をじっくり見繕ってくださいね。