新卒ガチャという言葉がありますが、みなさんはご存知でしょうか。新卒で入社した際に最初の配属先を新卒社員は選ぶことができないことを“ガチャ”に例えたものです。新卒のみなさんの中には就職してから配属されたい部署や職種があるかと思いますが、必ずしも希望通りにいくとは限らないのが現実です。もし想定外の部署に配属されてしまったらどうしますか?そうなった時のことを考えて、今回は一般的な会社にある部署について紹介していきます。きっと名前を聞いたことがあるけれど、どのような仕事をしているかまでは分からない部署もあるかもしれません。様々な部署を知って、どんな配属先でも楽しく働いていけるようにお伝えしていきます。

 

 

 

新卒ガチャ問題ってなんだろう?

 

新卒ガチャとは、「新卒配属ガチャ」の略で、新卒社員が入社した時に初めて配属となる部署が、“ガチャ”のように決まることから造語として誕生した言葉です。おもちゃやゲームのガチャは目当ての物を求めて遊ぶものです。しかし、必ずしも欲しかったものが手に入るとは限りませんよね。新卒ガチャも全く同じです。新卒社員は、入社後、それぞれ希望の部署があるかと思います。面接でも「入社したらこんなことをしたい!」と語る方も少なくはないです。しかし、所属したい部署に希望通りに配属されることは中々ありません。望んでいた部署に配属されれば大当たり、「絶対にこの部署だけは嫌だ!」と思っていた部署に配属になればハズレといった具合に、新卒社員の配属先はゲームで一喜一憂するガチャと似ているものです。客観的に言葉の響きだけ取ると面白いイメージもありますが、問題視されることが多くなっています。俗にいう「新卒ガチャ問題」、一体何が問題なのでしょうか。新卒社員にとっての一番の問題は、希望通りの部署へ配属にならないことでした。不安を持ちつつも入社するのを楽しみにしていた中で、全く想定外の部署で働くことになったら、不安の方が大きくなってしまうはずです。これは離職率の増加という問題にもつながっています。新卒社員の3年以内の離職率は約3割となっています。3人に1人が3年以内に退職している状況です。不安と期待をもって入社はしたものの、希望する部署に配属されなかったために、仕事内容にやりがいを感じることができず、最後まで不安しか感じることが出来なかったということが早期の退職につながっています。思い通りの仕事ができないのなら、再チャレンジという考えになってしまいやすいのかもしれません。これは新卒社員にとっても問題ですし、会社からしてもせっかく採用したのに、早期に退職されてしまうことも大きな問題です。これが新卒ガチャの問題として取り上げられています。

 

配属先が楽しみ!一般的な会社にある部署の紹介

 

新卒で入社するみなさんが、希望通りの部署に配属されなかった時でも、実情を知ると前向きに考えることができるようになります。ここでは、一般的な会社にある部署を紹介していきます。どんな仕事をしているのか知ると、特に希望がない方も「配属先はどこかな?」と新卒ガチャを楽しめるかもしれませんよ。

 

・営業部

名前を聞いて一番イメージが浮かびやすい部署ではないでしょうか。外回りという言葉があるように営業部に所属する人の多くは、基本的に社外で商談をする仕事をしています。個人の家や会社を訪問し、自社のサービスを提案して、契約を結ぶ役割を担っています。まさに会社の仕事、売り上げを取ってくる部門ですね。もちろん契約を結んで終わりではなく、その後のお客様との関係を維持していくことも重要な仕事といえます。人と接するのが好きな人やデスクワークより外を動き回る仕事の方がいいと感じる人にとっては「当たり」となる部署かもしれません。

・総務部

総務部は会社のバックヤード的な存在です。総務部の仕事は実に多岐にわたります。まさに「何でも屋さん」というイメージです。どの部署で取り扱えばよいか不明な案件が回ってきたりもします。その中には会社にとって必要不可欠な内容のものもありますので、重要な役割を担っている部署です。また普段から、社員の人にとって働きやすい会社にすることを考える役割もあります。一見すると地味で片付け仕事が多い部署のように思われてしまいがちですが自分たちの業務の効率化を図ったり、社員の役に立つためにできることを探したりするなど、積極的に仕事をしていけば必ずやりがいが見つかる部署です。

・経理部

経理部は会社のお金に関する分野を担当する部署です。会社のお金は何かしらの形で動いています。会社の日常的なお金の動きを管理する重要な仕事です。杜撰(ずさん)な管理をしてしまえば会社を経営していくことが困難になることだってあります。また、決算期になると決算書の作成準備を行います。決算書は会社の経営状態を示す資料となりますので、今後の会社経営の方針を固めるために不可欠なものです。毎日の管理の積み重ねが肝になる経理部では忙しさもある中で大きなやりがいを得られることは間違いなしです。

・広報部

広報といっても社内向けの広報や、社外に向けて会社や商品をアピールするための広報があります。社内向けの広報は、会社での業務に関する情報や取り組みについて取り上げた内容を作成し、社員の人にインタビューをして近況を紹介するなど、その形態は会社によって様々です。社員が楽しめるような広報になるように自由な発想のもとユニークさも交えて楽しく作れます。また、社外に向けた広報については、会社の紹介をして世間からの認知度を上げるために創意工夫が求められます。会社の商品を紹介するための広告作りでもいかに魅力を伝えることができるか、その手腕によって売れ行きも変わってくることから責任のある仕事といえるかもしれません。

・企画部

企画部は簡単に言うと、自分のアイディアから商品などを生み出すことができる部門です。世間のニーズを捉え、アイディアを考えて商品化を実現するためクリエイティブな仕事であるといえます。ニーズを知るために、市場調査はもちろんのこと、同製品を扱うような会社の情報も知ることや今後のトレンドをおさえることも重要になります。また、企画したアイディアを商品化するために社内でのプレゼンを行います。企画した背景を客観的な根拠に基づいて説明することになりますので、コミュニケーション能力と論理的な思考力が問われることになります。このように企画部は、様々な能力が必要になる部署ですので、配属されたら成長のチャンスかもしれません。

 

新卒ガチャ問題を乗り越えるためには

 

それでは新卒ガチャ問題を乗り越えるためにはどうしたらよいか、お伝えしていきましょう。まずは、先ほど紹介したように、部署の存在を知ることが大切です。これから就職する会社にはどのような部署があって、その仕事内容は何かを理解しておきましょう。希望する配属先の部署については理解が深まっているけれど、他の部署についてはイマイチ分かっていないということがよくあります。希望以外の部署を知ると、意外に興味が湧いてくるものです。ぜひ、就職先にどのよな部署があるのか入社前に認識しておきましょう。また、これから入社する新卒社員を対象にした面談を行う会社もあります。その時に希望する部署があることを伝えるのも一つの方法でしょう。中には、会社側から「希望する部署はありますか?」と聞かれることがあるかもしれません。その時には、部署名を伝えるだけでなく、希望する部署で働きたいという「熱意」を伝えるようにしましょう。必ずしも実現することができるとは言い切れませんが、可能性はゼロではありませんよ。このように言われると新卒ガチャ問題を乗り越えていけそうな気がするかもしれませんが、もし、それでも納得のできない部署に配属されることもあります。そういった時には、「いつかは希望の部署に所属するぞ!」と前向きに考えることも大切なことです。定期的に部署の異動が行われることがありますので、希望の部署で働くチャンスが全くないということではありません。今は、その時のために力をつけるための準備期間だと考えて、前向きに働くことも新卒ガチャ問題を乗り越えるためには必要なことです。

 

まとめ

 

今回の記事では、新卒ガチャ問題について取り上げてきました。新卒のみなさんは、きっと就職先の会社で所属したい希望の部署があるはずです。しかし、新卒ガチャで決まると言われるように、自分の思い通りにはいかないというのが現状です。この新卒ガチャ問題を乗り越えていくためには、みなさんの意識を前向きに変えていくことが大切です。会社にある部署について理解を深めること、ダメでも希望部署を会社に伝えてみる、そして必ず希望する部署に配属されるチャンスがあると考えるようにしてみてくださいね。