内定が出されると、「ようやく就職に向けた就活が終わった!」と一安心しますよね。学業やアルバイトとの両立、自分がしたいことを我慢して取り組んだ就活を無事に終えることができたのですから解放感は大きいでしょう。しかし、安心して落ち着いたのも束の間、内定が出された後には「内定者研修」が行われます。今回は内定者研修についてのお話です。内定者研修が行われる目的や参加するメリット、デメリットをお伝えしていきます。

 

 

 

内定者研修とは?

 

内定者研修とは、内定者を対象として入社前に、社会人のイメージを持ちながら仕事をするためのトレーニングを行うものです。内定者懇親会など入社前に行われるイベントと同じように、内定期間中に研修を実施することで学生が抱える入社までの期間や入社後の不安を取り除くための施策の一つです。内定者研修会は、社会人のイメージを持ちながら行う研修ですので、まだ学生のみなさんも社会人としての意識をもって参加することが大切です。また、社会人としての意識をもって参加することに合わせて、会社がどのような目的をもって実施するのかを理解して参加するようにしましょう。会社がもっている目的は、内定辞退を防止するため、社員や同期との親睦を深めるため、仕事をするための土台作りをするためというものが挙げることができます。

【内定辞退を防止するため】

内定辞退の防止は、内定式や内定者懇親会と同じような目的ということができるでしょう。内定から入社までの期間が長いと、本当に入社することができるのか、社会人になってから上手くやっていくことはできるか、会社選び間違っていないだろうかなど様々な不安を持ってしまうものです。その中でも特に、「会社選びは間違っていないだろうか」という不安については、会社として一番に解消したい不安といえます。内定辞退は入社直前の2週間前まで可能ですので、会社選びについての不安を抱えている学生がいた場合、いつ辞退の連絡がきてもおかしくはないと考えることができます。このように内定辞退を防ぐことにひとつ目的があります。

【社員や同期との親睦を深めるため】

内定者懇親会だけが親睦を深めるために実施されていると思われがちですが、内定者研修会も親睦を深めるために行われます。とくにも、仕事をしていくために必要となる親睦を深めることを目的としています。コミュニケーションをとりながら仕事をすることは非常に重要なことです。入社前にこれから仕事をしていく仲間と仕事に関するトレーニングをすることで、スムーズな仕事運びができるようにするために行われます。

【仕事をするための土台作り】

仕事をするためには多くのことを身につけなければなりません。仕事に関することやビジネスマナーなどです。仕事に関することは自分で行った企業研究や会社が実施する企業説明会で全てを知りつくすことは不可能です。内定者研修会で入社後に必要となる細かな情報等も伝えることで、より仕事について理解を深めることになります。またビジネスマナーに関しては社会人としての基礎です。入社後に新社会人研修のような研修会が実施されてそれに参加させるような会社もあるようですが、入社前に社会人の基礎を身につけておくことで入社後の業務をスムーズに行うことができるようになります。この点にも内定者研修を実施する目的があるといえるでしょう。

以上が内定者研修会の目的になりますが、この目的に沿って研修内容が決められていきます。どこに重点を置くかで内容も大きく異なってきますが、実施される内容を事前に把握して何を目的として実施するのか会社の意図を読み取ることが重要です。

なお、実施時期については会社にもよりますが、内定式以降から長期的に行うものや学業が落ち着いた時期(2~3月)に行われる研修が多いようです。

 

内定者研修に参加するメリット・デメリット

 

それでは内定者研修会に参加することで、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

メリットは、入社後に関わっていく人たちと人間関係を築けること、そして社会人としてのマナーを身につけることが挙げられます。内定者研修会や懇親会のようにイベントを会社が実施しなければ、一緒に仕事をしていく仲間と入社前に関わることは中々できません。一緒に働く人がどんな人かを知ることができることは入社前の不安の解消にもつながります。また先輩社員とも関わることになりますので、入社前に話しやすい先輩と出会うことができれば、入社後の仕事上の悩みや相談もしやすくなることでしょう。社会人としてのマナーは必ず身につけなくてはならないものです。学生のうちに基本的なマナーを身につけておくことができれば、初出勤の時の振舞い方にも困ることなく自然と行うことができます。

デメリットとしては、入社への不安が増してしまう可能性や残りの学生生活で使える時間が少なくなる可能性があることです。入社への不安が増してしまう可能性は、仕事のトレーニングといっても社会人としての意識が求められることから、学生としてどの程度受け止めることができるかという点に不安の要素があります。もちろん、本格的な業務をさせる会社はないかと思いますが実際に入社までの一歩を踏み出してみた時に不安に感じる人もいるはずですので、デメリットとして考えられます。残りの学生生活が少なくなるというのはその通りで、研修期間は自由に使える時間が限られてしまいます。先ほども少し触れましたが、研修の時期は場合によっては長期にわたるものもあります。残りの学生生活を誰にも邪魔されずに満喫したいと考えている学生にとっては大きなデメリットに感じることでしょう。

以上のようにメリット、デメリットがありますが、内定者研修会には積極的に参加するべきでしょう。入社前に周囲と差がついてしまっては、いざ入社する時になった時に憂鬱になりますし、モチベーションに影響してきます。残りの学生生活が少なくなってしまうというデメリットもありますが、入社後の人生はもっと長いです。その長い将来のための礎づくりと考えて参加しましょう!

 

まとめ

 

今回は就活を終えた新卒の方へ向けて、内定者研修会についてお話をしてきました。内定者研修会は内定辞退の防止、親睦を深めること、仕事の土台作りという会社側の目的があって実施されるものです。参加するにあたってはこの目的を理解するようにしましょう。目的を理解して参加することで研修のポイントも分かりやすくなりますよ。また、参加するメリット、デメリット両方ありますが、入社するためのスタートラインになりますので内定者研修会への参加は前向きに考えるようにしましょう。