憧れの企業での最終面接を終えて、結果を今か今かと待っている就活生も多いかと思いますが、面接自体が想像よりも早めに終了したり、何日経っても企業から返事が来なかったりすると不安になりますよね。特に面接の場面で逆質問を上手く喋れなかったら尚の事、悲観的になってしまうかもしれません。今回は最終面接での時間や自身が考えるべき合格ラインについて解説を入れていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

面接の時間が思ったより短かった

 

 

 

 

 

個人面接・集団面接など細かな違いはありますが、面接ではどの企業でも制限時間が設けられているものです。これがどの程度かは各企業の採用計画の方針に進捗状況によって差があります。しかし大抵の場合は30分から1時間が多いですね。

そしてこれは就活生があまり知らない事実ですが、面接は提示している予定時間(たとえば一回1時間)全てを使って面接を実施するなんて事は一部のケースを除いてほとんどありません。

 

これにはどんな背景があるのかというと、端的に言ってしまえば「予備時間」の都合といえます。

就活生に大人気の大手有名企業では一日の面接で何人何十人の学生の話を聞いて、企業に適しているか否かを十分に吟味しなければなりません。

ただ、いくら毎年数多の学生を精査している百戦錬磨の人事担当者と言えど人間です。多くの情報量が飛び交う機会を何度も何度も続けていては、次第に辟易していき判断力が鈍る可能性が生まれてしまいます。そうならないためにも“1時間”の面接予定ならその内に10~15分程度の休憩時間を挟み、40分ほどで面接を終了させるわけです。

 

そして、選考当日は数々のトラブルが付き物。来社するはずの就活生が病気や怪我で当日来れなくなったり、公共交通機関が天候や事故で遅延あるいは運転見合わせになってしまったりと様々。

学生はその都度、トラブルの詳細や遅れる(行けない)旨を電話にて伝えるわけですが、こういった急な時間調整もあらかじめ設けていた予備時間で対応出来るようにしているのです。

なので、準備万端で自信満々に面接に向かったのに「聞いていた時間よりだいぶ早めに終わった…」と、先行き不透明感に思い悩むかもしれませんが、それは予備時間によって“予定通りに進んだ”事を意味しているので安心してくださいね。

その他で面接が想像以上に早めに切り上げられるケースですが、求人倍率が高めな大企業故に一人ひとりに数十分も割いていられない。短い時間で人を魅了する事が大事な業種だから短い面接で学生のポテンシャルをチェックするといった明確な目的があります。自分が選考を受けた企業の規模や特色で面接の時間はいくらでも違ってくるものなので、そこまで自分を追い詰める必要はありませんよ。

 

たった5~10分で面接が終わった

 

では30分~1時間の予定時間にもかかわらず、5分10分程度で終了してしまったらどう受け止めればいいのでしょう? もはやインスタント食品を温めて食べているくらい短い時間間隔なので、流石に「終わりが早すぎて内定は絶望的…」と考えてしまうかもしれませんね。しかし大丈夫。“超”早期的に面接が終わる場合は、学生が優秀過ぎて企即決で採用を判断した可能性も大いにあり得るのです。

「そんな出来過ぎな展開あるわけないじゃん」と言いたくなる気持ちはよ~く分かります。しかし落ち着いてよく考えてみてください。そもそも面接の意義とは“時間を掛けて企業にマッチした人材を採用のプロや現場・経営側の視点で見極める”事にあります。書類だけでは甲乙つけがたいがために、対面での話し合いによって適性や人柄に社会人としての常識を問い、多大な時間や段階を踏んでようやく優秀かどうかを判断するわけです。

 

つまり逆の視点で考えてみたら分かりやすいのですが、“じっくり精査する必要のある就活生”には質問を多めに投げかけるために必然的に時間が増えていきます。

ですが過去の自社インターン経験や履歴書・ESの内容などで魅了されていると、面接選考が始まる前や一次・二次が終わったタイミングで向こうは既に採用を視野に入れている可能性も考えられるのです。

 

もちろん、5分10分の面接で落ちてしまう事だってあります。しかしたったこれだけの間隔で落ちてしまうというのは“よっぽどの理由”があるとしか言えないでしょう。社員の目の付く場所で失礼を働いた、選考までのやり取りで度重なる誤りがあった、採用の材料となるマナーがまず欠如していたなど。「これ以上この学生と話したくない」と早々に切り上げられるような真似をしてしまっている場合は、もうその企業で働く事は諦めた方が良いでしょう。もし心当たりがある人がいれば、今までの自身の振舞いを鑑みて反省し、次の企業での選考では同じ過ちを繰り返さないように注意しましょうね。

 

時間通り”に面接が進んだ時の判断

 

「第一志望の企業で時間ギリギリまでアピール出来たし期待出来るはず」という声も就活の風景でよく聞かれますが、果たして本当に期待していいのでしょうか? ここまでの解説を理解している人はもう察しているかと思いますが、正直なところ選考判断もかなりギリギリかと言えます。

予定時間までいっぱい使って話し合ったというのは、つまり予備時間を消費するまで自分を通過させるか熟考していたからです。

 

1時間たっぷり話して落ちてしまったのならすぐ切り替えるべきですが、仮に次回選考に進んだ場合は今まで以上に選考への意識強化と対策案を練る必要があるでしょう。長い時間を掛けて選考が進むのは、通すか落とすかの判断がしにくく、次の面接官への引き継ぎで「現状ではまだ適性有りか分からないので、とりあえず通しました」と伝達されている可能性も考えられます。

なので提示している予定時間を一から十まで使って選考通過したのなら、安心したくなる気持ちは分かりますが「次回の面接では一次(あるいは二次)の受け答えは通用しないかも」と用心した方が良いでしょう。

 

 

逆質問で上手く話せなかったし落ちたかも…

 

 

 

 

 

 

最終面接がクライマックスを迎え、最後の最後でダメ押しのアピールが出来る逆質問。多くの就活生が苦手意識を持ち敬遠しがちな要素ですが、たとえ面接の最中は良い印象を与えられなくても、逆質問の濃さによって志望度の高さや意欲的な姿勢を相手に植え付ける効果が逆質問では含まれます。

なので最終面接まで辿り着けた学生は企業の心に刺さるような深みある内容を考え、逆質問のタイミングでぶつけるわけですが、頭で分かっていても実際はイメージ通りにいかないのが現実の厳しいところです。

いくらキャリアセンターや学校関係者に就活生同士で本番を想定した練習を積み重ねていたとしても、最終面接では社長・役員・希望する部門の責任者が顔を揃えるので、今までの面接とは一線を画した様相に怖気づいてしまう事もあるでしょう。企業の舵取りを直に行うトップの人間と対面してしまうと、学生は「余計な質問や浅い質問をしてしまえば内定は遠のく」と考えて緊張が倍増するものです。しかし緊張によって上手く話せなかったというのは仕方のない事であり、マナーはもちろん発言の内容もしっかりしていれば、自分を自責の念で追い込む必要はないでしょう。

逆質問もとい面接では、たとえ噛んでしまったり姿勢がガチガチになってしまっても、“最初から最後まで話す事”が出来ただけでも印象が悪くなる事はありません。企業側も学生が緊張状態で面接に臨んでいるのを分かっています。そんな中で些細なミスをしてしまっても、自分の主張や疑問を諦めず話せれば、相手に「最後まで粘り強くやり遂げる子」という印象を与えられる可能性も大きくなります。

 

面接を自己採点する基準

 

 

 

 

面接を終えてメールなり書面なりで合格かどうかの通知を待っている人の多くは、面接時の受け答えの仕方や身だしなみなど細かな点を振り返るものです。「あの時こう訴えかければよかったなぁ」「〇〇という質問に対してもっと時間を掛ければよかったかも」など、精一杯ベストを尽くしたつもりでも、終わった後に限って色々な反省点が浮かんできますよね。

言うまでも無く選考工程が全て完了している段階ですので、悔やみたい気持ちはあるかと思いますが

、面接後の自身の“行い”を振り返る作業というのは決して無駄ではありませんよ。

 

振り返りで肝心なのは単純に過去の流れを思い出すだけではなく、自分なりの“合格ライン”を見出す事。面接会場の入室から退室までの全てのマナーが失礼無く行われていたか? 発言の内容と提出書類の内容に齟齬が無いか? 自分が話している間の企業側の反応はどんな感じだったかなど、採用の判断に使われるであろう要素を事細かに挙げていき、それを自分が問題無く行えていたかを振り返りましょう。そうする事で“失敗は少なかった”と認識出来れば内定獲得の可能性が高まりますし、ミスを発見出来れば次の選考までに解決すべき課題として明確化する事が出来ますよ。

 

まとめ

 

 

 

 

今回は最終面接での“時間”や振り返りによる合格ラインの模索について書いていきましたが、これが就活生の皆さんの背中を後押しする結果に繋がるのなら幸いです。実際、企業の上層部に位置する人達と話す時間が、想像以上に早めに切り上げられたら「こちらに何か失礼があったのではないか?」や「興味無しと判断されて落とされたのかも」とネガティブになってしまいますよね。

しかし前述でもある通り、想定よりも早いタイミングで面接が終わるというのは、面接開始わずかで採用が決定している可能性も考えられるので、そこまで思い詰める事はありませんよ!

また仮に面接で失敗してしまったり面接官の反応が芳しくなかった場合は、その原因を掘り起こして、次回の面接で同じミスをしないように対策を積み重ねましょう。