売り手市場と言われている昨今。早期内定者を獲得する為にインターンを取り入れている企業は年々増加傾向にあります。インターンと言えば夏のイメージですが、実は秋冬に実施する企業も数多くあります。夏には参加出来なかったという学生さんもまだ間に合う! 秋冬インターンに参加して就活を有利に進めて行きましょう!

 

 

今更聞けない「インターンってそもそも何? 」

 

インターン(インターンシップ)とは、実際に企業で学生が働く職場体験です。
在学中に実践的なスキルを身に付けようという目的で100年以上も前にアメリカで始まった制度とされています。日本での歴史はまだ浅く、大きく普及したのは2000年代に入ってからです。
就職後のミスマッチが原因で新卒採用の離職率が3年で30%と高くなっていることから、インターンを通して自社を理解して貰い早期退職を防ぐ目的で推奨されてきました。当初の目的もそうですが、近年では就職活動開始前の人材採用方法として取り入れている企業が年々増加しています。

 

本来は経団連(一般社団法人日本経済団体連合会)が出す就活スケジュールに乗っ取り、選考開始は6月からと定められているのですが、20卒の5月1日時点での内定率は約50%と選考前に内定が決まっている学生さんが半数もいるというのが現状です。今では「就活はインターンから始まる」と言われる程、参加する学生さんの数も年々増加しています。
では学生さんは、どの様な目的で参加しているのでしょうか? 大きく分けて3つの目的があります。

 

【目的その1:情報収集】

1つ目は、やりたい事を自分の中で明確にしていく為の情報収集です。
いざ就活を始めようと思っても「どんな仕事が合っているのか」「やりたい仕事はなんなのか」と悩んでいる学生さんも多いのではないでしょうか。社会人として働く様子を具体的に想像する事で、より自分に合った企業を考えやすくなります。

 

【目的その2:業界の理解】

2つ目は、業界・企業のことをより理解出来ることです。
インターンでは実際の業務を体験する事も多いので、就職後に「聞いていた業務と違った」というミスマッチを無くすことが出来ます。

 

【目的その3:就活を有利にするため】

3つ目は就活に有利になる事です。
企業側の目的で就職活動開始前の人材採用方法と話した通り、優秀な人材と判断されれば内定に直結する可能性があります。
また内定が貰えなくても企業研究の参考になる等、取り組み次第で選考に有利になるでしょう。

 

では実際にインターンに参加する為に必要な情報を、次の記事で紹介していきます。

インターンにも種類があるの? 受付時期と申し込み方法

 

まず知っておかなければならない事は「インターン」と言っても大きく分けて短期と長期があるということです。それぞれの特徴について解説していきます。

 

【短期】
主に就活生向けに開催される数日~1週間前後のインターンです。
期間を短く回数を多くする為、集客力のある大手企業が主に開催しています。企業の魅力を知れる会社説明型もあれば、企業の求めるスキルを学ぶセミナー型。また数日で職場体験ができる体験型が主流です。学生さんにとっても、学業と両立しながらより多くの企業を見ることが出来るというメリットがあります。

 

期間は企業によってさまざまですが、より多くの学生に会える分優秀な人材に出会える可能性も高くなることから1dayインターンが年々増加傾向にあります。
会社の事をより理解して欲しいと言う目的はもちろん、優秀な人材に出会えれば早めに確保したいというのが本音でしょう。

 

【長期】
主に1~3年生の前期までが対象で、数か月から1年以上の期間を有給で働けるインターンです。最大の魅力は実際に企業で働くことで、必要なスキルを身に付けられ成長出来る所にあります。

 

また長期になりますので学生さんは社内の本当の雰囲気を知ることができ、企業側は時間を掛けてしっかりと適性を判断し採用に繋げられるというメリットがあるのです。
長期インターンで努力し成果を出せば就活に有利になりますし、実際に働いていた企業から直接内定を貰えるケースもあります。

 

開催時期は企業によってさまざまですが、応募締め切りはだいたい実施日の1月前となっていますので、参加したい企業が決まっている場合はホームページで早めにリサーチしておくのが良いでしょう。
また幅広い企業を見て申し込みたい学生さんは、情報サイト経由がお勧めです。インターンに参加している約半数以上は情報サイト経由となっています。

 

インターンは短期・長期に関わらず、必ずしも希望した企業全てに参加出来るわけではありません。募集人数に対して応募人数が多ければ先着順、あるいはES(エントリーシート)・履歴書等の選考で合格した人だけが参加できるものもあります。
学生さんも貴重な時間を使って参加するわけですから「思っていた内容と違った」とならない様、しっかりと調べ自分に合ったインターンに応募する必要があるでしょう。

 

ではインターンとは何なのか、どの様な種類がありどの様な目的があるのかを理解した所でこの記事の本題に入りましょう。

実は有利 !?秋冬インターンに参加するメリット

 

上記の記事をよんでインターンに参加するなら夏がいいのでは? と思った方も多いでしょう。確かに就活において早ければ早い方がいいに越した事はないのですが、企業が9~2月の秋冬にインターンを開催するという事はそれなりの理由があるのです。企業側の目線に立つことで見えてくるものがあります。

 

それは夏のインターンは就活生が一斉に動き出す為、学生の能力を計るというよりは認知度を上げる為短期で回数を増やす傾向にあるという事です。その為短期間で自社に合っているのかを判断するのは大変難しい作業と言えるでしょう。
一方秋冬のインターンでは学生側もより深い企業理解を求める為、実践的な内容が多くなります。実践的な内容が多くなれば、企業の色に合った学生さんを見つけやすくなるのです。

 

ですから多くの企業は秋冬インターンが本選考に直結すると考えています。有利な反面「とりあえず応募してみた」というのは大変危険です。
採用情報解禁の目前ということもあり必然的に短期のインターンに参加することになると思いますが、学生さんは本選考だと考え真剣に取り組む事が大きなポイントになるでしょう。

 

 

まとめ

夏のインターンに参加出来なかったとしても、就活に出遅れていると感じる必要はありません。夏に積極的に活動したことで秋冬には落ち着いてきてしまう学生さんも多くいます。いくら就活と言っても、長期に渡ればやる気に差が出てきてしまうものです。今から始める事はむしろチャンスと捉えましょう! 今ある危機感を大切に秋冬インターンに集中して取り組むことで、就活を有利に進めて行きましょう!