どんな雰囲気でも初対面の人間や、目上の相手と親しげに話せるコミュニケーション能力。人間関係の幅を広げたいと考える人にとっては憧れのスキルですよね。円滑なコミュニケーションが取れるという事は、素敵な恋人や良き友人と出会えるだけでなく、ビジネスシーンではクライアントからの信頼を得やすくなり、売り上げにも貢献出来る利点があります。ただ、誰しもがコミュ力が高いというわけではなく、性格や育った環境によって能力には開きがあるものです。ではコミュ力が低い人はどうすれば改善・向上が出来るのか、今回はその点について解説をしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

低いコミュ力に悩む就活生の特徴

 

 

 

 

コミュ力が低い人をコミュ障と揶揄するようになって久しい現在、他人と上手く意思の疎通が取れないという悩みを抱える人は世の中にはごまんと存在します。プライベートの場なら、会話に詰まったり見当違いな発言で空気が止まったら「失敗が怖いし話すのを控えよう」程度で済みますが、コミュニケーション能力がものを言う就活の場だとそうはいきません。説明会・合説にセミナーといった就活イベントでは企業側だけでなく、ライバルであり心強い同期にもなり得る他の就活生とも、些細な会話や就活の情報交換などの機会が増えていきます。コミュニケーション能力に多大な自信を持ち、世渡りの上手い学生なら場の空気や相手との距離間を瞬時に掴み、円滑なやり取りをこなしていけるものですが、普段身内や数少ない友人としか話さないというタイプだと、ほぼ初対面の相手との会話に苦手意識を持ったり、踏み込み過ぎた質問で不愉快な思いをさせてしまいがち。実はこのコミュ障ですが二つの種類に分類出来ます。

 

 

 

まずは「話す事自体は苦手じゃないのに“会話の仕方”が下手」が挙げられます。普通に相手の目を見て“話せる”のに、喋り方に癖があったりトークのパターンが一辺倒な人もコミュ障として捉える場合があります。たとえば、自分では気づかなくても相手から「早口で聞き取りにくい」と言われたり、発する声が終始小さかったり、会話のテンポを生むのに重要な相槌のタイミングがズレたりパターンが同じだったり…。早口や声量は心がけ次第で工夫のしようがありますが、相槌は少し気を配る必要があります。同じ相槌を打ったり過剰なリアクションを取ると、相手によっては「この会話に興味が無いんだな」と思われてしまいます。ちなみに「なるほど」を頻繁に使うのも要注意。「本当は何も理解していないのでは?」と聞く姿勢を疑われる可能性も。話し手の気分を損ねない相槌ですが、オススメなのが“オウム返し”です。もちろんこちらも頻度は適度に抑えるべきですが、会話の中に盛り込むだけで「ちゃんと話に喰いついてくれてるな」と相手を気持ちよくさせる事が狙えますよ。

 

そして次のコミュ障の種類ですが「自身の“考え方”がコミュニケーションを阻害している」パターン。先ほど紹介したのは“他人からの認識でコミュ障と判断される”ものですが、こちらは若干違いがあり、「考え方の違いで深い関係を築けなかった」「ついつい相手を怒らせがち」「アルバイトなどでは多くの人とそれなりに話せる」といった点が印象的ですね。“饒舌な面が目立つのにコミュ障”と判断されるパターン。地味にこのタイプは若い層(特に難関大学の学生)が顕著だとされているのです。なぜこうなってしまうかというと“心のどこかで相手を見下しているから”だと言われています。よく知らない人物に対してスペックや経歴を基に優劣をつけがちなのです。

これらの“コミュ障”に共通しているのが「過剰な疎外感」「環境へ馴染めない」「沈黙が苦手」「友人が少ない」「嫌われる事に怯えている」といったポイント。現在コミュ障への自覚が無い・薄い人も、これらのポイントが多く当てはまる場合は気をつけましょう。

 

 

コミュニケーション能力の3大要素

 

 

 

 

あくまでコミュ障には悪気は一切無く、積極的に会話を盛り上げようと尽力しても“相手の気持ちや空気を読み取れない”“性格や話し方が壁となっている”などの要因で意思の疎通を困難にしてしまっています。そもそもコミュニケーションは「聞く力」「把握する力」「伝える力」の3つが要となり、これらを上手く活かす事で会話のキャッチボールが可能となります。特に就活の風景ではグループディスカッションや面接選考などで、聞く・把握・伝える能力が重要視され、就活で少しでも優位に立つには相手の言葉を無駄なく吸収し言語化する事が大切です。下記にて要素を詳しく解説していきましょう。

まず最初の「聞く力」ですね。言うまでもないですが“話し手の意図を理解する力”を指しており、これがコミュニケーションを取る際の第一歩と言えます。特に面接では人事担当者からの質問が多くあります。学生時代のエピソードや学生の長所短所など、これから働いてもらう学生の人柄を知るために細かな事までを根掘り葉掘り聞いてくる事でしょう。その時に相手の発言を漏れの無いように最初から最後まで傾聴する姿勢が大事なのです。

次に「把握する力」。こちらは受け取った言葉のニュアンスを読み解く能力です。言葉が長々と続いてしまうと、最終的に“何を一番相手が伝えたがっているのか”を見失いやすくなります。それを避けるために“話の要点を掴む”必要があります。社会人になると上司から指示を受けたりアドバイスをもらったりするかと思いますが、この把握する力が欠けているとせっかくの意見が頭から流れてしまいます。

そして最後の「伝える力」は、これまでの聞く・把握によってインプットした情報を噛み砕いて、それを基に相手が求める答えを提示する事です。早い話が“自分の意見を出す”ですね。就活ですと自分の意見を持ちそれをアウトプットする工程が非常に重要になってきます。これら3つの要素は普段の生活で自然と培われていきますが、対人関係の乏しい環境ですとこれらの要素を引き出す力が損なわれてしまいますよ。

 

コミュ力を育むには5W1Hが肝心!

 

 

 

 

さて、ここまでコミュニケーションに難ありなタイプの解説や会話を伸ばす要素について触れていきましたが、コミュニケーション能力を高めるためにはどうしたらいいのでしょうか?

まずは前述の3大要素を向上させる事に意識を向けましょう。これらはコミュニケーションを図るための基礎なので、練習を重ねれば面接だけでなく普段の生活でも会話に彩りがもてますよ。

最初の聞く力は誰もが知る“5W1H”を意識しましょう。“when(いつ)・where(どこで)”・who(誰が)・what(何を)・why(なぜ)・how(どのように)”ですね。この6つが頭に入っているだけでも質問や指摘を柔軟に飲み込むが可能になります。

5W1Hによって冷静に話を聞けるようになったら、次に把握する力を伸ばしましょう。会話の要点を掴む際はwhyとhowが役立ちます。「なぜ〇〇なのか? どうしたらいいのか?」が分かっていれば見当違いの発言をする心配も少なくなります。

これら2つが出来ていれば発言力を高める事もしやすいでしょう。もちろん発言の質は日頃から見聞を広げていく事で高まるものですが、5W1Hを下地に傾聴・把握が十分に行えていれば、“相手が望む答え”を導きやすくなるはずです。「口下手だし勇気が出ない…」と考える人は、家族でも友人でもいいので自主的な会話の頻度を上げていき“発言する習慣”を身に付けましょう。

 

まとめ

 

 

 

 

いかがでしたか? 会話そのものに苦手意識を持つ人は学生・社会人問わず多く存在しますが、自分の性格を鑑みて「何が壁なのか」「コミュ力を高めるには何が必要か」を見極めればコミュニケーションを取る事への抵抗も薄らいでいくはずです。もちろん相手の気持ちをちゃんと読み取ったり、一方的な“会話のドッチボール”で完結しない点も忘れないようにしましょう。もしも会話の運びに迷ってしまうようなら上記の5W1Hを参考にしてくださいね。