就活生(学生)にも色々なタイプがおり、相手の性格や年齢に関係なく人懐っこく接するのが得意という人や、少し距離を置いて常に受け身の態勢でコミュニケーションを取る人と様々です。前者は誰とでも仲良くなりやすく交友関係も広がりやすいですが、後者は俗に「人見知り・コミュ障」と揶揄され、お世辞にも人付き合いが良いとは言えません。ただの友人との関わり程度なら問題は少ないですが、就活生として立ち回る場合は、いつまでも「話すのが苦手」と言ってられません。そこで今回は話下手な就活生向けのトーク指南を行っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話す事に苦手意識を覚えるタイプの心理

 

 

 

 

学生のみならず世の中には人とコミュニケーションを取る事が苦手・怖いと感じる人は一定数存在します。過去に起きた何らかの要因で喋る行為自体を避けるようになったり、単純にいちいち言葉を交わすのが億劫だったりと、“口下手”になってしまうケースは複数考えられます。ただ人は独りでは生きられません。誰かと意思の疎通を図る事で生存能力を維持しているのです。ただ誰しもが話が苦手な人に対して手を差し伸べるわけではなく、悲しい事に大抵の場合はスムーズに会話の進む人を重宝して会話が苦手な人は人間関係の輪から外されがち…。これが行き過ぎると学校社会ではイジメの発端にもなり得ますし、職場やビジネスシーンではクライアントからの信頼を得られず、売り上げにも影響が出て解雇されるなんて事も普通に考えられます。ただ「ダメな奴は放っておこう」なんて考え方は話下手な人のメンタルケアを阻害します。大事な事は喋れない人の能力を引き出し“リハビリ”に繋げる事です。また当事者である話下手なタイプもただ指を咥えているのではなく、自分が円滑にコミュニケーションを取るための手段の構築と意識の改革を行う必要がありますよ。

ではそもそも“なぜ話をするのが苦手なのか”という点にフォーカスを当て、その特徴や原因について考えてみましょう。

 

 

まず話が苦手なタイプの特徴を挙げていきます。よく言われるのが「感情の起伏が無い」。喜怒哀楽が欠如しているとまでは言いませんが、どんな出来事にも反応に乏しく自分の感情を大っぴらに表現しないタイプには話下手が多いと囁かれます。嬉しい事や悲しい事が自分に起きても周囲の環境と気持ちを共有する機会が少ないので、次第に会話の頻度も減っていきトークの能力が損なわれていったというパターンですね。1人で物事を抱え込んでしまう人や外部との接触が無い引きこもりの人などがこの要素に該当しやすいです。

次が「他者と争うのが嫌い」なタイプ。まぁ他人と揉める事を望んでいる人なんてまずおりません。

細かく言い直すと「性根が穏やかで衝突を避けたがる」とした方が伝わりやすいかと思います。会話にも何の当たり障りのない平穏なものや意見交換や議論で主張をぶつけ合うものと色々あります。

その時の衝突が怖くて会話そのものを避けてしまうのも会話の能力が低下していく事に繋がっていきます。

意外ではありますが「発想の瞬発性に優れる人」も会話が下手になる事も。アイデアが次々に浮かび周囲の人間に提案していける人は学校でも企業でも貴重ですが、優れたスペックを持ちながらも慎重になりすぎていつの間にか環境に置いてけぼりにされるなんて人も…。

そして若い人(特に女性)に顕著ですが、「周りの反応を気にし過ぎる」のも会話下手にありがちです。

「自分の発言が原因で空気が冷めたら…」「この提案で評価が下がったら…」なんて考えても仕方がないものですけど、この不安感を抱きがちなタイプは苦手意識だけでなく恐怖感を持つ可能性も無きにしも非ず。

 

 

 

 

このように話す事が苦手だという人のタイプはバラバラですが、深層心理でいうと“漠然とした不安感”や“会話そのものに完璧さを求める”“自信の無さ・自信過剰故のプライド”が大きな要素として考えられます。会話という手段そのものに問題がある人は実は少なく、多くの場合が自分の発言の影響力と他人との向き合い方が、“会話下手”に拍車を掛けてしまっているのです。普段から相手に誹謗中傷を浴びせたり傍若無人な姿勢でいる人は論外ですが、何の隔たりもなく誰にでも礼儀を欠かさず接しているのなら、相手も自分に対してそこまでネガティブな印象を持ったりはしません。

 

話し方で注目される就活生の特徴とは

 

 

 

 

就活には説明会やグループディスカッション、人事担当者と面と向かって話す面接選考などと他者と濃いやり取りをする機会が多いわけですが、発言権を得た瞬間に質問や主張を連発し、ある種“無双”する就活生も珍しくありません。発言の内容も重要ですが、どんな空気でも臆さず自分の言いたい事を話せるのは、緊張の連続である就活では大きなアドバンテージとなります。

話が上手い就活生の大きな特徴は“共感のしやすさ”“表情の柔らかさ”“会話も難解な構成にならない”“傾聴の姿勢”が大きな要素として挙げられます。会話とはキャッチボールであり、決してドッチボール(一歩的な話し方)になってはいけません。会話が上手い人は聞き手としても優れているのです。相手の話す内容を聞き逃さず程よいタイミングで相槌を打ち、そこから自分の流れに持っていく…。トークを気持ちよく進められるためには上記の要素をしっかり把握する事が肝心となります。

そして会話とは周囲への配慮が欠かせません。面接などでは自分のアピールをしていくものですが、意気込みが強すぎて“話し過ぎてしまう”のはタブーです。これに加えてオーバーなリアクションを取ったり、他人との距離間を考えずズカズカと踏み込んだ発言をするのも選考では一発でアウトになる事も考えられます。緊張が高ぶって思わずブレーキが利かなくなるなんて事はよくありますが、話が上手い就活生はこういったメンタルコントロールもしっかり行えている特徴があります。

 

どうすれば自分のトークが上達する?

 

 

 

 

コミュニケーション能力に難がある場合、プロの販売員が行うようなトークのやり方を伝授したところですぐに実践でき、早期的に効果が得られる可能性は薄いです。まずは問題の根本である“意識の変化”からゆっくり進めていきましょう。先ほども解説で入れましたが話をする事が苦手だという人は、自分に対する自信の無さが発言のチャンスを失わせています。その結果、相手に意見やアドバイスを受け取ってもらえるか分からなくなり、次第に意見を持つ事すら放棄してしまう。これはさすがにもったいないです。人間誰しも同じ環境で育ったわけではないので、個人の考え方や発想力に差があるのは自然な事なんだと理解しましょう。就活生同士のやり取りでもお互い能力面などでは多少の優劣があるかと思いますが、学生という立場である限り対等な関係であるという事も忘れないでくださいね。ただ技能的な面でいうと、やはり頭の中で瞬時に答えを導くために会話の場数を踏む事が肝心となります。いきなり初対面の人や企業の人と話すのはハードルが高いと思うので、身近な存在である家族や友人、学校の先生方などどコミュニケーションを取っていき、相槌や発言が被らないようにタイミングを見計らう能力、落ち着いてゆっくり話せる心の余裕を培っていきましょう。

会話とは相手ありきで成り立つものです。相手のスピード感やトークのテンポに合わせていく姿勢も円滑なコミュニケーションを実現するには大切ですよ。

また「なるほど」「そうなんですね」といった単調な相槌ばかりだと相手も「なんだか話し甲斐が無いな」と思ってしまいます。テクニックとしては身振り手振りで驚きを表現しつつ、時折オウム返しをして会話内容に興味がある事を示すと良いでしょう。ただ身振り手振りに関しては大袈裟にしすぎると相手によっては馬鹿にされている感を与えかねませんので、その場の雰囲気と相手との距離感でメリハリを考えましょう。

 

まとめ

 

 

 

 

いかがでしたか? 会話が得意じゃないから人間関係にも不安が生じるなんて話は割とよく聞きますが、会話が最初から得意なんて人はいません。皆が自分の話したい内容を押さえつつ、相手の意思や空気を重んじて会話の場数を踏み成長しているのです。まずは自身が何で会話する事に抵抗があるのかを知るために性格や特性について振り返ってみましょう。性格は変える事は出来ませんが、他人との向き合い方を見直せば自ずと会話のアプローチの仕方も理解出来ます。ただ会話のキャッチボールを忘れて自分本位で傲慢な進め方をしてしまうと相手からの興味や信頼を失ってしまう危険性もあるので、そこを忘れないように。