就活生のファーストインプレッションを左右する自己紹介。ですが初めて選考に臨む就活生は大抵がガチガチに緊張して思うように行動出来ないものです。この記事を読んでいる人も現状、緊張のしやすさで今後の就活に不安を感じているのではないでしょうか? ですが面接で取るべき姿勢や人事の見ているポイントを理解すれば、たとえ緊張が高まっても問題無く面接を乗り越える事が可能です。今回は緊張しやすい学生向けに面接での自己紹介のノウハウや注意点を解説していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

多くの就活生が陥る入室や自己紹介の失敗

 

 

 

 

フォーマルな空間に免疫の無い就活生は企業サイドの人間と対面した時、いつもと違う丁寧な言葉遣いや失礼の無い所作を心がける必要があるので極度に緊張してしまいがちです。慣れない敬語やマナーを事前に頭に叩き込み、その上で自己アピールを目の前の人事担当者にしていくわけですから、その過程で些細なミスから取り返しのつかない失態までやらかしてしまうのもある意味では仕方なしと言えます…。ですがこういったシーンも結局“場数をこなす”事で次第に慣れていき、経験を積んでいけばミスの頻度も減るだけでなく選考に対する心の余裕も違ってきます。ですが緊張によるミスなんて初めから無いに越したことはありません。多くの就活生はそんな余計な失敗を限りなくゼロの状態にするために、忙しい時間を縫って学校や身内を相手に面接練習に励んでいます。

そんな万全の状態に整えても脆弱なメンタル故に、最初の自己紹介で躓いて泣きを見る人もしばしば現れるものです。

 

今回は“面接の自己紹介”にフォーカスを当てた記事ですが、面接時の緊張は入室マナーの時点でミスを生む事も。まずビジネスパーソンには当たり前となる入退室の所作ですが、既に部屋に目上の人がいる時点で、自由気ままな入り方や挨拶をしてしまうのは言うまでもなくアウトです。特に就活生は企業に応募して“選考に呼んでいただいている”立場なのを忘れてはいけません。

まず入室の際は名前を呼ばれたらドアを3回ノックしましょう。勘違いしがちなのが2回だけのノックです。必ずコンッコンッコンと軽く3回ノックし、相手から入室を促す言葉を受け取ってから入りましょう。この時も「失礼致します!」と覇気が伝わるように声を掛けるように。

ドアを閉める時も音を立てて閉めるのはNGです。必ず“ドアに向き直して静かに閉めて”くださいね。その後は用意されている椅子へ向かうわけですがここでも戸惑う学生が続出しています。その要因が椅子の横に立つ位置です。「椅子の立ち位置は右側か左側か」で迷ってしまう人もいますが、こればかりは面接が始まった時でないと分かりません。というのもこの立ち位置は部屋の構造にも関係しており、出入りするドアが部屋の中央に置かれている椅子のどっち側にあるかで変わってきます。入室して椅子の左側にある場合はそのまま左側に立ち、右側の場合は右に立ちましょう。

その後、面接官へ挨拶をするのですが、必ず「本日はお時間を頂き、ありがとうございます」と相手へのお礼を述べてから名前を言いましょう。そして着席を促されたら“利き手側にカバンを置いて”静かに座ってください。

 

 

 

このプロセスを経て自己紹介へと移行するのですが、本格的な面接の雰囲気に場慣れしていない人は頭でマナーを理解していても、緊張してしまいドアノックの回数を誤ったり、ドアを閉める際に後ろ手で済ましてしまったりと細かなミスを生んでしまう就活生も度々目撃されます。こういったマナーは大人として基本中の基本のスキルなので改めて覚えておきましょう。

そして本題の自己紹介の失敗ですが、一般的にやりがちなのが氏名を述べず出身校や学部などを話してしまうパターン。採用を決定づける場面で緊張や不安でアタフタしてしまうのは分かりますが、肝心の名前が言えないのはとても痛いですね。そして企業から「氏名と出身校を教えてください」と投げかけられているにもかかわらず、自己紹介+自己PRという必要以上の情報を話してしまうのも、あるあるな失敗です。相手が知りたい事を理解せず情報を詰め込みすぎてしまうと「この子は会話が出来ないのか」などとコミュニケーション能力への疑問が生じかねません。

また自己紹介+志望動機というのも散見します。志望動機などの掘り下げた質問は面接のプログラムに予め組まれているものですが、指示されていないのにこちらから志望動機を長々と語ってしまうと、「質問を理解していない」とストレートに捉えられてしまいます。焦る気持ちはあるかと思いますが、まずは落ち着いて相手の発言に耳を傾けてくださいね。

 

土壇場で緊張しやすい人の特徴とは?

 

 

 

個人面接や集団面接などと、1:1のやり取りではなく複数人が介在して行われる面接選考は緊張がつきもの。ですがあまりに緊張度が高いと意識外で手や足が震えたり、上手く呂律が回らず言いたい事をハッキリ伝えられず、悔しい結果を招いてしまう事も多々あります。知己の仲なら問題なくコミュニケーションが取れるのに、選考というシチュエーションで初対面の人間に囲まれると途端に緊張してしまうのは、実際に働き出すと業務に支障をきたす場合もあるのでなんとか改善したいところです。

実は面接で緊張しやすい人にはソレに至る特徴があり、その特徴が多く当てはまる人ほど要注意と言えます。

真っ先に思い浮かぶタイプが「失敗後を深く考えてしまう人」ですね。就活生の視点で考えるなら失敗=選考落ちでしょうか。自分の振舞いに失礼は無いか、失言やアピール不足で内定が取れないかも…。こういった不安要素の積み重ねを上手く自己処理出来ずネガティブに物事を捉えてしまうのも行き過ぎた緊張に拍車を掛けてしまいます。そして自分の行いに強い義務感や責任感を抱きやすい「真面目な人」も懸念に挙がりやすいです。まるで強迫観念のように「この場ではこうしなければならない」と過剰に自分を追い詰め、凝り固まった自らの考え方に束縛されてしまうタイプですね。もちろん真面目な性格は好印象を持たれやすいですが、あまりにも“真面目が行き過ぎる”とイレギュラーな事態に対処しづらくなり、その展開への不安で緊張が増す場合も無きにしも非ずです。

 

「周囲と比較しがちな人」も緊張しやすい特徴として考えられます。就活に限らず何事も周囲と自分自身を比べてしまうのは、往々にしてネガティブな結果しか生みません。誰かが明確に評価を下したわけでもないのに、ライバルと自分の状況を比べて勝手に優劣を判断したり、コンプレックスばかり気にして「どうせ私は何も出来ない」と劣等感に浸ってしまいがちな人は気を付けましょう。

 

緊張を抑えるにはまず考え方を見直そう

 

 

ではどうすれば緊張を減らす事が出来るのか? まずは“完璧に振舞う必要はない”という意識の形成から進めていきましょう。上記の緊張しやすくなる特徴はつまるところ、“自分を必要以上に良く見せよう”と考えてしまっている意識が根底にあるからです。どんな些細なミスも許さず周囲の視線やスペックを過剰に気にしてしまう。この自虐的で常に完璧を求める姿勢を正していけば、自ずと心にも余裕が生まれてきます。そして本番当日で行えるものとしては深呼吸が緊張をほぐす有効的で手っ取り早い手段です。緊張状態だと呼吸が浅くなっていき、脳への酸素供給量が乏しくなって不安感の増長にも繋がります。緊張の緩和だけでなく不安感の芽生えを避ける意味でも、深呼吸は自律神経と副交感神経のバランスを取ってくれるので、多少のリラックス状態を生み出す事が可能なのです。

 

自己紹介で人事担当者が意識するポイント

 

 

 

人事担当者は本格的な面接に移行する前から、自己紹介のタイミングで就活生のポテンシャルや“人となり”をある程度判断します。その際にまず気にするのが学生の表情・姿勢・話し方です。まだ自己紹介の段階ではアイスブレイキングが出来ていない場合がほとんどであり、就活生も緊張で口調や仕草にも乱れが生じやすいです。企業側はあえてその箇所に注目し、厳粛とまではいかなくてもフォーマルな場でも緊張に負けず、大人として恥じないくらいのマナーが身に付いているかを気にしています。

そして自己紹介はただ出自を明らかにするだけでなく、短い時間で簡潔にプロフィールの紹介と意気込みを伝える事が肝になっていきます。時間としては大体1分程度、この内で自分の概要が如何に端的に伝えられるかを相手も見たがっています。自身の説明能力の高さをアピール出来るだけでなく、上手く情報を詰み込めれば相手の興味を引くチャンスも生まれます。

 

 

正しい自己紹介のやり方を身に付けて余裕を持とう

 

 

 

 

自己紹介の流れとしては「出身校・学部・学科」「名前」が大前提。それとは別に「学校内で学んだ事」「学校以外で学んだ事」「志望企業への思い」を時間内で付加出来ると形としてはベストです。学校内で学んだ事というのは文字通り、部活やサークルにゼミなどの環境で培った経験や成果。そして学校外では、アルバイトやボランティアでの活動が含まれます。これらの組織に所属しておらず特に目立った経緯が見当たらない場合は、自身の趣味や特技を話すのもアリです。

そして志望している企業の魅力を簡潔に纏められると尚良いでしょう。もちろん締めに「本日は宜しくお願い致します」と挨拶を入れるのを忘れないように。

またこの自己紹介で与えられる時間も企業によってバラバラな場合もあり、大抵が一分以内で済ます事が多いですが、中には30秒以内・2分以内のケースもあるので、余裕があるなら各時間に応じた自己紹介のパターンを用意しておくと安心出来ます。

 

まとめ

 

 

 

いかがでしたか? 就活生の第一印象を決める要素は人によって様々ですが、ルックスや仕草以外にも自己紹介の存在も大いに関わってきます。ある程度就活の場数を踏めば大概の事はリラックスして望めるものですが、日頃から緊張しやすい体質だと、どんなに経験を積んでもどれだけ良いスペックを備えていても慣れが来づらいものです。ただこういった極度の緊張を呼び込むのは環境のせいだけでなく、自身を過度に追い詰めたり周りの人と比較してしまう“癖”も原因に含まれます。「面接で緊張するな」とは流石に言いませんが、この記事でもあるように意識の改革次第で緊張の度合いも変わっていくので、まずは「緊張する自分をポジティブに認める」事から始めてみませんか?