就活生のみなさんは「マタニティハラスメント」をご存知ですか。働く女性が妊娠や出産をきっかけに職場で精神的、肉体的に受ける嫌がらせを指し「マタハラ」と呼ばれています。
現在女性の社会進出に伴い、妊娠中もしくは出産後も仕事を続けるようになったことで「マタハラ」という言葉も誕生しました。
なお、「マタハラ」に関して深刻化されており、就活をされている女性の方は、将来結婚や出産を得ても働かれますか。そういった現状やポイントも紹介いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妊婦さんも働かなきゃいけないご時世

 

 

 

 

妊娠中や産休後に職場で受ける「心無い言葉や行動」「解雇」や「契約打ち切り」「自主退職」への誘導が、「マタハラ」の主な行為で、2012年の調査では約4人に1人が「マタハラ」を経験したと回答をしました。
日本の企業は、男性を中心に回っていたことが未だに一部企業で根付いており、働く女性への理解が足りず深刻化している原因と考えられています。

ですが、なぜ妊娠された女性は精神的にも体力的にも大変な思いをされても働かれているのでしょうか。

 

妊娠中も仕事を続けた理由

 

・金銭面
仕事を続けられた大半の女性は家計が苦しくなるため働かれている事例が多いです。
旦那さんの収入のみでの暮らしに加えて、出産には高額な費用などもかかります。そのことから引き続き働かれる女性も多く見られます。

 

・仕事を任されているため
働かれる女性の中には、役職のある女性もいます。そういった女性ですと妊娠を機に退職することは難しいです。「後任が来るまでの間、引き続き業務をお願いします。」と妊娠9か月まで仕事を続けた女性も事例でいらっしゃいます。

 

・産後も職場復帰を希望していたため
妊娠してからも仕事を続けた理由に、育休を利用して職場復帰を目指される人もいます。
せっかく慣れた仕事でキャリアを積み、職種によって体力的に負担も少ない仕事だったので仕事を続けた方も。

 

・仕事が気晴らしになる
妊娠をして仕事を辞めても、することがなくダラダラ家で時間を持て余す位なら働いて気分を紛らわすという事例もあります。仕事中は集中しているせいか、出産に対する不安も忘れて不思議と楽になるために続けられた方もいます。

 

妊娠発覚後に仕事を続けた女性は83%います。しかし、出産までに65%の女性は退職されました。
退職理由については「体調不良」が半分を占めており、残りは力仕事など「業務内容」による理由が退職の理由でした。
また、退職せずに産休育休を取得した女性の職場復帰の日数は「育休を取ってから1年」が1番多く39%でした。
様々な理由もありますが、妊娠8か月から臨月まで働かれる妊婦さんが多いです。
臨月まで働いていた女性には「体調が良かったから」「任されている仕事があったため」「働きたかった」「経済面」などといった意見が見られます。
中には、周囲のサポートのもと働きやすい環境にあったという人も。一方で、職場から休むことを拒否されてやむなく働いていたという声もありました。

 

なかなか企業からは理解してもらえない

 

 

 

 

 

お伝えしたように、妊婦さんに対して企業は理解をせず「マタハラ」が起きています。
また、女子就活生のみに、結婚や出産後の将来について問う企業もございます。

・「子どもを産んでも働きますか?」「子どもを産んでも働く意味ってなんですか?」
働く女性のモチベーションを下げる行為ですね。
「こんな質問をされたら、どう返せば正解なのかわからない」「この職場では産むことは望まれていないんだと思ってしまいます」と悩む女子就活生も。
何気ない、悪意のない発言でも、言われた女性はささります。このような状況が選考でも、そして職場でも未だ行われています。

 

マタハラには4類型が存在する

意識、無意識に行われるさまざまなマタハラをうまく分類しています。
・「昭和の価値観押しつけ型(性別役割分業)」
世代による考えの違いを理解できない。
・「いじめ型」
妊婦や出産で休んだ分の業務をカバーさせられる同僚の怒りの矛先が、会社ではなく労働者に向く。
・「パワハラ型」
妊婦や育児を理由に休んだり早く帰ったりする事を許さない職場風土。
・「追い出し型」
「残業できないなら辞めろ」「妊婦を雇う余裕はウチにないよ」
一番わかりやすいマタハラで、ほとんどの女性が泣き寝入りをして終わります。

 

 

マタハラの背景要因を解消するための措置

 

 

マタハラ防止として義務付けられているのが
「職場内のマタハラの背景要因を解消するための措置をとること」です。
たとえば、妊娠や出産に関する嫌がらせが起こる原因としては、妊娠した従業員の体調不良などにより仕事の効率が上がらず、業務をカバーする周囲の従業員の業務負担が大きくなることが一因としてあげられます。
そのため、妊娠した従業員の周囲の従業員への業務分担を見直し、周囲の従業員の負担が大きくなりすぎないように配慮することが厚生労働省の指針で求められています。

 

妊婦でも働けるオススメの仕事

 

 

 

妊娠中の就活は正直言うと採用されないケースが多いです。
ですが、それでも働くことを希望されるのであれば軽作業業務を対象とする「短期バイト」や「派遣」などに登録されてみるのもいいでしょう。妊娠中に仕事を選ぶポイントは「妊婦でも可能な仕事を紹介してくれるか」「勤務時間の融通が利く」「契約期間は支障がないか」も選ぶ基準にされている方もいます。

 

・事務作業
事務などのデスクワーク系のお仕事は1番イメージが湧く職種ですが、
基本座って行える業務がメインです。なので妊婦さんの身体にも負担が少なくて済むお仕事です。
このことから、人気が高く場合によって競争率が高い求人でもあります。
事務系の業務で代表的なのは受付や医療事務が挙げられます。
職場も女性の割合が大きいことから、妊婦さんへの理解があり働きやすいというのも人気の1つです。
ですが、長時間同じ姿勢でいるのは座っていても身体に良くありません。
そのため、働く際には上司の方と相談しながら、小まめに休憩を入れることが大切です。

 

・内職
シール貼りや袋詰めなど、単純作業がメインになります。淡々とした仕事になってしまう分、好き嫌いが分かれてしまいますが、自宅でできるお仕事なので妊婦さんに人気があります。
ただし、妊婦さんの中には家で作業をしているのが辛いという人もいます。
そういった方でも、手作業内職系のお仕事であれば業務内容によっては工場など、企業まで通勤するお仕事もあり、選べるのが利点です。
また、自宅周辺、徒歩圏内の職場を選べば通勤時間がちょっとした運動になるので、妊娠中の運動不足も解消されます。
内職の業務は単純作業な分、単価が低いものが多くなっています。さらに量が多いものがほとんどなので、大変という声もよく聞きます。

 

・在宅ワーク
自宅で仕事ができる在宅ワークの中でもパソコンを扱って行う作業は妊婦さんにも人気があります。
記事作成のライティング業務やデータ入力といった単純作業と、妊婦さんの好みに合った業務内容を選べるのも魅力です。
また、こうしたお仕事は締切を守らなければいけませんが、自宅での作業なので人間関係を巡るストレスはゼロです。個人でこまめに休憩を確保できるので負担も少なく働きやすいです。
収入面では、お小遣い程度が平均となっていますが、業務内容や頑張りによっては稼げるお仕事でもありますので掛け持ちをされる方もいます。

 

・アンケート回答
ライティングなど自宅で行え、妊婦さんの頑張りや業務内容によっては収入の良い在宅ワークですが、技術や専門知識が必要になる場合もあることから、泣く泣くできずにいる妊婦さんも多く見られます。
そんな妊婦さんに、人気なお仕事がアンケート回答のお仕事です。新商品を試してみての感想をオンラインアンケートに回答するだけなので作業です。ライティング業務のように技術の必要ありませんし、納期がなく、自分のペースでできるが最大の魅力です。
内職系のお仕事のように単価が安いものが多いですが、ノルマがないので負担もなく仕事を進めることができるのも嬉しいポイントです。
コツコツとアンケート回答をして収入を得る妊婦さんが多いですが、中には試食会や座談会などに出席してからアンケート回答といった業務もあります。これは会場まで行く必要がありますものの、4000~8000円位の給与がもらえる案件もあるので、気になる方は調べてみて下さい。

まとめ

 

現在、就活中の女性の方は「結婚」「妊娠」「出産」は先のことで考えられていない方が多いでしょう。ですが、妊娠によって仕事を辞めるべきかどうかは、仕事の内容や自分のキャリアによっても変わってきます。子どもを出産して少しずつ育児が落ち着くとき、自分が母親としてだけでなく女性としてどうありたいかを妊娠中からイメージしておくことも大切です。
仕事を辞めたあと新しく仕事を探そうとしても、子どもの年齢、やりたい仕事の内容によってすぐに見つかるとは限りません。また、妊娠中も仕事を続けることで理想のマタニティライフを過ごせず後悔しても、その時間を戻すことはできません。