就職活動では自身が志望する企業の選考に落ちた場合のために、他社の内定を確保しておく「滑り止め」があるほうが、その後の就活もし易くなります。本命の企業が1つでも複数でもあった場合は、滑り止めの企業も複数選考されることが望ましいでしょう。滑り止め企業から内定が出た場合と落ちた場合なども参考にしていただけたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

滑り止め企業はどうやって受けるべきか

 

 

 

 

どんどんエントリーを行う

 

滑り止めとして選考する企業が固まったら、本命企業を受ける前にプレエントリーをします。

どこの選考も同じ時期に選考を行いますので、各企業の選考日程を予め把握しておき、

エントリーをしていきましょう。くれぐれも、本命企業との選考がブッキングしないようにスケジュール管理も必要になっていきます。

 

「本命」と同じ業界内で「滑り止め」を探す

 

就職したい業界がある程度キチンと決まっている場合は、本命と同じ業界で滑り止め企業を決めた方が良いでしょう。「大手だから」「賃金がいいから」という理由で受けられると、

本命に落ちて、その滑り止めに入社することになった時、自分のモチベーションの維持が難しくなります。その点、本命と同じ業界・業種であれば、やりたいものに違いがないことや、キャリア次第では本命への転職も視野に取り入れられることも見込めます。

現時点で明確な就きたい仕事がある場合は、同業他社の滑り止め企業を選択しておくことが良いでしょう。

 

滑り止めが欲しい場合は絞らずに幅広い選択を持つ

 

滑り止めでエントリーする企業が少ない場合、せっかく受かるはずの企業が少なくなってしまうのは当然です。そのため、滑り止めを考えるのであればエントリーする企業の数は少なすぎてもいけません。しかし「たくさんの企業をエントリーすればいいのか」というと、そういった訳ではありません。

本当に入社したい企業を1社に絞り選考を受けるよりも、滑り止めもたくさん考えておくのも大事です。ですが、滑り止めの企業も数少なく絞ってしまうと、その企業さえも落ちてしまうということが考えられます。そのため滑り止めも多く考えておいた方が選択肢が広がります。

 

企業で見るのではなく「業界」で考えることが大事

 

滑り止めとする企業は「業界」で考えて選択されましょう。たとえば、本命は食品メーカーを志望しているのであれば、滑り止めも食品業界の企業を選びます。

本命は食品メーカーなのに、滑り止めとする企業は金融関係にするなど、業界がバラけないように選ばれるのが相応しいです。

 

 

本命企業ではなく、滑り止め企業から内定が出た場合

 

 

 

 

滑り止め企業なら志望度は高くはないため、不合格でも気にする必要はありません。

問題は、滑り止め企業から内定をもらった場合、どう対処すべきかです。

内定が通知された後は、一定期間内に返事をする必要があるため保留にすることができません。

しかし、内定をどう扱うかによって滑り止め企業を活用する重要ポイントといえるでしょう。

 

辞退することはできる

 

まず、知っておきたいのが、内定承諾しても後から辞退はできるということです。

内定通知がされ、内定承諾書を提出すると契約が結ばれます。

しかし、この契約は企業が理由なしに内定を取り消さないという契約書なので、

内定を貰った人から辞退することについては定められていません。

就職の2週間前までという制限などはありますが、これさえ守っていれば辞退はできるので、

まずは内定を受け、就職できる状態を保持しておきましょう。

 

内定承諾のキープは少ない方がいい

 

滑り止め企業から内定が出た場合、条件として悪くないと思うのなら承諾できます。

しかし、内定をもらった企業すべての承諾を返事するのは控えましょう。

人によって滑り止めは1社だけとは限らず、選択肢を作って受けたりもします。

そのため滑り止めを5社受けて5社から内定をもらうこともあります。

最終的に就職できるのは1社なので、1つに絞っていくことが求められます。

 

 

まさかの滑り止め企業に落ちた時の対処法は

 

 

 

 

まずは、落ちてしまった原因や面接内容を思い返しましょう。

滑り止めと自分の中で決めていた企業から、バンバンお祈りメールを受け取った場合、

精神的なダメージはかなりなものでしょう。

しかし、就活は全員ほぼ一斉スタートをし、停滞する余裕がない以上、

落ちた現実は、なるべく早く自分の中で消化していくしかありません。

 

分析をする

 

滑り止め企業にお祈りメールをもらってしまった場合はどうしたらいいにか。

まずは、冷静になり自分が選考を受けた企業からどう見えていたかを分析してみましょう。

大学や学位、その時点で変えようのない部分は思い切って棚上げするとして、

他の部分で自分の失敗原因を探らなくては、また不合格になってしまうどころか、

同じ過ちを繰り返しているうちに就活シーズンが終了してしまいますので、振り返りは行いましょう。

 

企業研究を疎かにしない

 

滑り止めであっても、企業研究を疎かにしたら何社選考しても受かるものは受からず内定はもらえないままです。エントリーした企業であれば、過信せずに企業研究をちゃんと対策して選考に臨むようにしましょう。本命ではないにしても、本命同様の取り組みや意識で取り組まなくては内定はもらえません。

 

そのほかにも思い当たるような節がある場合はもちろんのこと、それ以外のことも分析し、

相手方企業の研究が足らなかったのなら、より深く掘り下げるようにしましょう。

面接での態度や言葉使い、あるいは積極性などに問題があればその点を修正・補足できるようにしておく、といった「転んでもただでは起きない」メンタルが必要になってきます。

また、その反省点を踏まえて、まだ滑り止め候補の会社の試験や面接が残っているようなら積極的に

もぎ取りに行く、覚悟も必要です。

もちろん就職も人と人との関係から生まれるものである以上、相性やそうした不可避なものが原因である可能性もありますが、

上手くいく理由も失敗した原因も全て自分の中にある、と考えなくては就活は乗り切っていけません。

 

まとめ

 

 

 

落ちてしまったとしても滑り止めは本命企業を目指すためのベースです。

基本的には何十社と受けて、やっと1社から内定が出るかです。

そのため、本命企業だけに絞って選考を受けると、全滅する恐れが高く失敗してしまいます。

成功率を上げるためにも、滑り止め企業を1社でも作るのが大切です。

滑り止め企業を実践形式で選考の対策をし、慣れることができます。

内定を持っていると余裕が生まれ、それが本命企業での選考に好影響を及ぼすこともあるでしょう。

滑り止め企業は、いわば本命企業を受けるための土台です。しっかり土台を固めて就活を成功させましょう。