大学3年生になると学業や部活動の他にも、本格的に就活を進めるための準備が必要になってきます。春頃からどんな業界で働いてみたいのかイメージを固めていき、自分の強みを明瞭にするために自己分析や志望企業について研究するためOBOG訪問をしたりと徐々に慌ただしくなる事でしょう。そして就活準備で欠かせない存在がインターンシップです。これは学年問わずにエントリー出来るものですが、参加するかしないかで知識や経験値は大きく違う上に、自分の目的に合ったインターンを選んでいく事が肝心となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インターンの種類は? 開催時期も違うの?

 

 

 

 

 

 

近年では大手の人気企業をはじめ、中小やベンチャーと規模に関係なくインターンを開催する企業が多くなってきました。横文字なので一見何の事か分かりづらいかと思いますが簡単に言ってしまえばインターンは「職業体験制度」。学生の時分から一定の期間内、実際に企業の元で職業を体験出来る制度を指すものです。社会人になる前から特定の業種に対する知識を増やせるだけでなく、企業によってはインターンに給与を設けているものもあるなど、学生にとっては旨味の要素が大きく現在ではインターンの参加が広く浸透してきています。ただインターンには開催する企業の規模や目的などによって形態が様々。ただこれらは開催の期間によって種類が分かれるので、学生は求める内容やスケジュールに合わせて選ぶ事が出来ます。

 

1DAYインターンシップ(イベント型)

 

その名の通りたった一日で行うインターンとなります。ワークショップインターンや一日体験イベントと呼称される事もあります。内容自体もグループディスカッションや業界研究などと、一日で済ませられるものがほとんどであり、就活に直結する取り組みが主なため就活生向けのインターンとなっています。こちらは大手や有名ベンチャーが多数開催する事が多いですね。最初に触れた通り、インターンは職業体験の側面が特徴的ですが、一日で行う形態故に就活イベントに寄ったものとなっています。そして学生としての生活や就活生としての活動で忙殺気味な就活生でもスケジュール調整がしやすいのが最大のメリットとなります。参加頻度の傾向としては、何社も1DAYインターンに参加して研究を深堀するというのが学生の中で一般的なようです。

 

短期インターンシップ(プロジェクト型)

 

こちらも就活生向けの内容となっており、5日から1ヶ月という短期間で参加出来るプロジェクト型です。1DAYでは社員座談会やグループディスカッションといった取り組みが印象的ですが、こちらでは参加する就活生でチームを組んで問題を解決するプレゼンが主となります。短期インターン自体も年間を通して複数開催される事もあり、そのシーズンによって呼称も変わってきますが長くなるのでこれは後述で紹介します。

課題解決を基本とする取り組みなため、ここでは就活生の能力を企業は注視します。知らない人とでも歩調を合わせゴールを目指して活動出来るか、そのためにコミュニケーションも円滑に取れて尚且つ課題を分析して冷静に対処出来る論理的思考力が備わっているか、そういった社会人に必要な能力が参加者にはあるのかをここで評価されるのです。

企業によってはこのインターンの参加有無がその後の選考にも大きく影響する場合もあり、参加していないだけで大手に狙いを絞った就活が出来ないという事も十分にあり得ます。

 

長期インターンシップ(職業体験型)

 

そしてこれこそが全学年参加可能な職業体験メインのインターンとなります。期間も他のインターンに比べて大幅な違いがあり、最低でも3か月で長くても2年(無期限も)という長期に渡る活動が特徴的です。1DAYや短期だと業界研究や勉強会といった就活イベントがベター。ですが長期の場合はアルバイトのような印象が強いです。実際に企業で仕事をしていくわけですから日給時給が発生するものがほとんど、業種によってはインセンティブも発生します。ただ何か月もの間大学生とアルバイト(長期インターン)として過ごす事となるので、スケジュールの調整がしづらくなるというデメリットがあります。ただ仕事の経験が皆無の学生でも問題なく行える業務水準に設定されており、作業をこなしていく内にその過程でビジネスマナーや業務に活かせるスキルの獲得が可能なので、実際就活のフィールドに立った時は他の就活生よりも有利に進める事が出来ます。テクニカルな面もそうですがアルバイトとして長期的に仕事に従事したという実績は心の余裕にも繋がりますよ。そして就職の最大の失敗要素である“企業とのミスマッチ”をインターンで減らす事が出来るのも魅力的です。

 

 

短期インターンで起こる就活意識の変化

 

 

 

 

そして短期インターンでは夏季インターン(サマーインターンシップ)や秋・冬季インターン(オータム・ウインターインターンシップ)、そして春のインターン(スプリングインターンシップ)という感じで各シーズン毎に種類が分かれています。これらは夏休みや冬休みといった長期休みを利用して行うものであり、それぞれが志望企業への本気度や参加の目的などで違いがあります

夏に開催されるインターンでは、学生に対して「自社の事をもっと知って意識してほしい」というイメージ戦略が展開されます。というのもこの時期はまだ就活に対してフワフワしたイメージのある学生が多く、具体的にどんな企業があるのか、何を準備していけばいいのかという基礎的な事も纏まっていない人も大勢います。また「今の時期はまだ時間的余裕があるが今後どうなるか分からないし早めに動きたい」と考える人も。そこで企業群は夏季インターンでそんな学生達を対象に、「数ある競合企業の中から自分達の企業に意識を向けさせたい」という気持ちを込めて開催をしていくのです。

逆に年末から年明け後まで取り組む事になる冬季インターンでは、いよいよ本格的に就活へ意識の高まってきている学生がメインの参加となります。学生の意識が向上しているだけでなく企業としても自社で活躍してくれる優秀な学生を多く発掘したいという狙いにシフトしています。ご存知の通り3月には就活が解禁されて各企業も説明会など就活イベントが続々と始まっていきます。このタイミングでお目当ての企業に対してアプローチをしていくのもセオリーですが、冬季インターンに参加していれば終わりが1月となるので、3月以降でも自分の印象が企業の人事担当者や社員に残りやすいというメリットもあるのです。

また、能力を測るプログラムが多く盛り込まれている冬季インターンは就活を進める上でかなりのアドバンテージになります。というのも冬季インターンでは優秀な成績を残した場合、就活で必要になるESが不要になる他、一部選考(面接)が免除される事もあるので積極的に参加していきましょう。

 

夏季・冬季(短期インターン)はどっちも行くべきか

 

 

 

 

夏季や冬季ではインターンに参加する事の目的や意識に差がある事は前述で理解出来たかと思いますが、結局この二つはどちらかに絞るべきかそれとも両方参加するべきなのでしょうか? ですが最初に話しておくと、冬季インターンは夏季に比べて募集の倍率が高く、エントリーの難易度で就活に対する自信を失う人も中には存在します。しかし冬季の機会を逃したとしてもそれだけで就活が不利になるわけではないので気持ちを切り替えましょう。

少し話が逸れてしまいましたが、結論としてはどっちも参加出来た方がベストです。夏は力試しのつもりで、冬は意識の強化のつもりで臨んだとしても各期間に特定の企業のインターンに挑んだとなれば、社員とも顔なじみになれるだけでなく自分の本気度がどれだけ高いかがインターン実務を通じて訴えかけやすいメリットがあります。もちろんそれだけでなく、同じタイミングで参加した就活生とも長く交流出来る事でその後の就活の情報交換が容易になるので、アピールと人脈作りの観点で言えば両方参加する方がオススメです。

ただどちらも手を付けたいとなると気を付けるべきなのがスケジュール管理です。応募の締切は大体がインターンの1ヶ月前ほどであり、企業によってはESなど必要となる書類もあるのです。そうなりますと作成に慣れていない人は書き上げるのに時間が掛かってしまうだけでなく、サークルや部活にアルバイトと折り合いをつける必要があります。大学三年生の段階でこのスケジューリングにも慣れていきましょう。

 

まとめ

 

 

 

 

このように就活生と企業の需要と供給のバランスで成り立っているインターン活動。忙しい学生でも余裕を持って臨める短期のものや、自身のスキルアップや業界への深い理解に一役買ってくれるような長期的なものまで色々とある事が分かります。別段、参加しなかったからといってその後の就活が上手くいかなくなるというわけではありませんが、他のライバルと差をつけてより理想に近い企業と巡り合うためには、是非参加してみてくださいね。