資格を取得される男性の数が年々増加傾向にあるのをご存知ですか? 資格を取得する理由は、就職活動をより優位に進めるためだったり、自身のキャリアプランニングの設計、転職を機に取得を視野に入れたりと様々です。今までは女性のイメージが強かった資格なども近年、男性が取得するようになってきたのも特徴的です。本稿では取っておくだけで就活や転職でも役立つ資格を簡単にご紹介いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

女性のイメージが強い!男性も取得できる資格

 

 

 

 

ここで男性取得者が増えてきた資格(免許)をいくつかご紹介していきます。以前は“女性メイン”の風潮にあった下記の資格達ですが、現在では働き方の見直しや市場変化によって男性でも努力次第で取得可、そして現場で活かしやすいものばかりなので、興味のある方は是非チェックしてみてくださいね。

 

 

看護師

 

ご存知の通り、病院やクリニックで医師が患者の診察や治療のサポート、患者のケアをするのが仕事です。勤務先としては大学病院、個人病院、クリニックなどがあります。

女性のイメージが強い看護師でしたが、最近は男性の看護師も増え、介助などの力仕事に大きく貢献をしています。

看護師の資格を取るには、高校を卒業後に法律で定められた養成施設(四年制大学、短大、専門学校)で最低3年以上通い、看護師免許の取得が必要です。

一部の専門学校では、社会人から看護師を目指す人のために小論文と面接のみで受験できる「社会人入試枠」を設けている学校もございます。年齢や地域を問わず就職に困らない資格で有名です。

 

 

栄養士

 

食事や栄養の指導をしたり、給食の献立作成や食材の発注、管理を業務などで行います。

女性に多い栄養士ですが、男性の栄養士の方も増加してきております。栄養士の仕事では大量調理をする事が多く、意外と体力を激しく消耗する特徴を持っていますよ。また重い調理器具や食材を持ち運ぶ事もあるため、力仕事を問題無くこなせる男性職員が歓迎される職場でもあります。男性の場合、同じ「食」や「調理」に関わる仕事としては「調理師」を選ぶ人が多いようですが、栄養士も人の健康のために欠かせない重要な職業です。

 

栄養士は働き先が豊富で、官公庁、保健所、病院、学校、保育園、研究所、食品会社、工場、など仕事場の幅は広いです。しかし栄養士は都道府県知事の免許を受けた国家資格が必要となります。

栄養士の資格を取るには四年制大学や短大や専門学校に通うのが大前提。通信教育で管理栄養士講座がありますが、こちらは既に栄養士の資格も持っている人のキャリアアップ向けの通信講座のため、勘違いされる方が多いですので気をつけてください。

ケアマネジャー

 

特定の医療に関する国家資格にあわせて介護現場での経験も求められるため、あまり就職や転職を目的として取得する資格ではありません。ケアマネージャーは介護支援専門員とも呼ばれます。お年寄りやその家族の介護の相談を受けて、介護保険サービスを受けられるようにケアプランの作成をするのが主な仕事内容です。

 

介護職初任者研修(旧ホームヘルパー2級)からケアマネジャーにステップアップをするために受験する場合が多いです。主に女性が就いている仕事ですが、男性の方も増えつつあります。ケアマネージャーになるためには公的資格が必要なので、介護支援専門員実務研修受講試験という試験に合格する必要があります。こちらの試験を受けるのには必ず実務経験が必要です。

 

さらに、合格後もすぐにケアマネージャーになれるわけではなく、32時間以上の研修を受けることが必要で、それを修了するとケアマネージャーとして活動できるようになります。プランニングされる本人や家族と相談しながら介護の計画を作成していくので、コミュニケーションが充分に取れる人、協調性のある人、相手の気持ちになって接する事ができる人に適性があると言えます。

 

社会福祉士

 

病気、怪我、障害により私生活を送るのに支障がある人の相談やサポートを行うのが仕事です。

老人ホーム、介護老人保健施設、介護療養型医療施設、ショートステイ施設、障害者支援施設、グループホームなど活躍の幅が広いのも魅力的ですね。

社会福祉士は国家資格です。社会福祉士の受験資格を得る方法として

四年制の福祉系大学で定められた課程の修了

福祉系短大で定められた課程を修了して1~2年の実務経験を積む

四年制大学を卒業して養成施設に1年以上通う

短大を卒業して1~2年の実務経験を積み、養成施設に1年以上通う

 

調理師

 

栄養、衛生、調理法に関する資格であり実務経験などが必要になってきますが、飲食店などで勤務されている方にはチャレンジする価値のある資格です。

飲食店だけでなく、食堂、福祉施設、学校などでも活躍の場が見込めます。調理師学校に入学あるいは、飲食店で2年以上実務経験を積み、調理師試験の受験が出来ます。

調理師の資格があると、栄養面や衛生面、調理法などに関する知識を持っていることが証明できるだけでなく、それが企業に対するアピールになりますし転職先の選択肢も増える事に繋がります。飲食店などは数多くあるので、調理師の資格を活かせる職場は見つかりやすいですよ。

 

バリスタ

 

バリスタはチェーン店や個人店に問わず、カフェなどでコーヒーのプロとしてお客様でにコーヒーなどを提供するのが仕事です。バリスタの資格はおもに以下の3種類あります。

カフェ開業や就職向きのコーヒースペシャリスト

プロコーヒーマン向けのコーヒーマイスター

趣味を極めたい人向けのカーサバリスタ

コーヒーマイスターの資格を通信講座で取る場合は4~6ヶ月ほどかかりますが、コーヒースペシャリストやカーサバリスタの資格は1ヶ月ほどあれば取得できます。

 

 

就職の幅を広げるためにオススメな資格

 

 

 

 

自動車免許

運転免許を持っている人は問題ありませんが、公共の交通機関が発達している首都圏では意外と運転免許を持っていない人も多くいらっしゃいます。特に新卒の方は在学中に運転免許を取っておくことを強く推します。企業の中には“新卒者は在学中に免許を取得しているもの”と考えているケースも。なお、運転免許を持っているだけで就職の幅が広がります。すぐに役立つ資格の代表は運転免許です。

また、営業の外回りなどの仕事に就く方は免許が必要されているので、就職で有利になります。自動車免許は教習所に通いますので、最短でも取得に2か月はかかります。学生の方は夏休みや春休みの長期休暇があるときに取得しておきましょう。自動車免許はプライベートでも活躍されますし便利です。

 

宅地建物取引士(宅建)

宅地・建物の売買、交換、賃借を法に従って扱えられる国家資格で、不動産取引業務のエキスパートとして活動することが可能です。

不動産に限らず金融や建築にも役立つことで知られ、宅建を受ける上で必ず知っておいてほしいのが、試験が「相対評価」であることです。宅建は規定の点数以上の受験者を合格にするのではなく、成績上位者から順に決められた人数を合格させるという方式を取っています。そのため、8割9割の点数が取れていたとしても不合格になる可能性はゼロではないので気を付けましょう。

 

日商簿記検定

簿記は会社の経営活動を記録、計算、整理を行い、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。いわゆる事務・経理向けの資格となります。簿記を理解することで、経理事務や会計知識の基礎が身につきます。

大学生が簿記を取得する場合、基礎の3級を取得しておけば問題ありません。

公務員(特に税務署職員)や総務、経理を志望する方で、余裕があれば2級を取得すること推奨します。

2級は、3級と異なり原価計算もございます。

近頃は入社後に簿記の資格取得を推奨する企業も増えてきているため、学生の内に取得していると有利になります。

事務、経理を志望されている方も役立ちますが、簿記は企業・業種関係なく取得していると評価をされるため勉強しておいて損はありません。

 

ファイナンシャルプランニング技能検定(FP)

簿記が「ビジネス上のお金の知識」に対し、FPは金融商品の購入や税金、年金等、「個人のお金に関する知識」を扱う国家資格となります。

資産運用や金融など、お金にまつわる知識を証明できるのがファイナンシャルプランナーです。

仕事場としてはファイナンシャルプランナー事務所、銀行、保険会社、証券会社、保険代理店、不動産会社、事業会社、IT会社など多岐にわたります。

金融機関、保険会社を志望している方はFPを取得していると、企業側に「志望度が高い」と意欲を感じられ効果的です。税金対策、住宅ローン、投資、相続といった自分のためにも役立ちます。

 

中小企業診断士

主に中小企業の経営者からの依頼により、企業の経営診断や経営に関する助言、提案を行います。

リーマン・ショックによる不景気の影響を受け、円高と言えば大企業よりも中小企業に大きな打撃を受けています。多少景気が持ち直した現在も、中小企業は厳しい経営を余儀なくされてます。そんな中小企業を、経営面から支えるのが中小企業診断士です。

上場企業をはじめとした大手企業でも難関の国家資格だけあって、この資格の評価は高く転職の際、履歴書に堂々と書くことができます。

中小企業診断士の主な業務内容は中小企業に対する経営アドバイスですが、行政や金融機関との間に入った相談役として、また税理士にはできないような経営上の相談役といったかなり専門性の高い相談業務も行います。

まとめ

 

 

日本の経済状況が原因で職を失うだけではなく、AIが発達してきていることにより自分の仕事を人工知能に奪われてしまう可能性もあり、失業者の更なる増加が懸念されている昨今。年齢を重ねたり、今いる会社でしか使えないスキルを深堀りしていると、いざというときに途方に暮れてしまうということも十分に考えられます。

そうなる前に、“将来を見据えた対策”として手に職をつけることも先行き不安な就活事情を乗り越えるために必要な努力となります。職を失って途方にくれないためにおすすめの資格やスキルを早い段階で身につけておきましょう。