多くの就活生が学業と並行してサークル活動や部活動に青春を費やし、就活でも発揮出来るようなエピソードを数多く備えている事でしょう。しかし、就活でサークルや部活の経験を語り、選考で落ちる人も多くいます。なぜ落ちたのか? それは経験談以外で語るべき内容を見逃しているからです。今回はサークルと部活のそもそもの違いと、就活で活かすためのノウハウをお伝えします。

 

 

 

 

 

 

 

 

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似ているようで、それぞれ目的が違う

 

 

 

 

 

大学生の場合、今まで取り組んだ事のある部活動以外にもサークル活動なるものが存在します。中身に関してもテニスやサッカーなど運動系のものから軽音に吹奏楽、演劇や茶道に英会話などと、学校によってサークルの種類は様々です。その取り組み方も日々汗を流して練習に取り組む部活動よりは自由度が高く、所属していても参加の頻度は各々の都合次第だったり、活動内容や合宿なども“楽しむ気持ち”が根底にあるのが特徴的です。

要するにサークルによりけりでしょうが、規律や雰囲気が部活動に比べて緩いんですね。部活動は学校が公認したもの、サークルは非公認団体という側面もあり、真剣度や自由度に独自性などで部活動とサークルでは違いがあります。

大会などで結果を出せば公認している大学自体のネームバリューに繋がります。なので部活動は学校主導で進めて比較的厳しい印象があり、成果を残し自分を高める目的もあるので“文武両道を地で行く”タイプと考えた方が分かりやすいかと思います。一方でサークルは趣味の延長線上で楽しみながら人脈形成出来るって感じでしょう。

 

 

 

 

またサークルは王道のスポーツものやインドア系のもの、一見何をするか分からない特異なものと幅広く存在しますが、他学校の生徒と交流出来るインカレサークル(インターカレッジサークル)もあり、校内とは違った文化に触れられ、新たな人間関係を構築出来る利点があります。自分の知らない環境を知れるので刺激にもなりますし意見交換によって見聞が広がります。就活生の場合はネットや知己の中以外から、就活に関するリアルな情報を得られるという活用法も。ただインカレは交流の幅が広がる分、校内の人間との関係が希薄になったり在籍校への関心が薄れるというデメリットも含まれています。

 

 

どちらが有利か不利という優劣は無い

 

 

 

 

 

就活をまだしていない、あるいは就活準備したての人は。部活動やサークルの経験はあれど「自分の経験は果たして本当に就活で話すに値するのか?」という疑問が浮かびがちです。就活では自身の実績や経験談をアピールする機会が多くあります。ただ取り組みの真剣さや成果の有無では部活動に軍配が上がりそうですが、実際に部活動・サークルで就活の面で優劣は生まれるのでしょうか?

もちろん活動内容によって可能性は変動しますが、厳密にはどちらが有利か不利かという事はありません。というのも企業はどんな団体に所属していたかでは就活生の評価を変えません。本当に穿った見方をするなら「サークル? どうせ遊んでいたから期待出来ないでしょ」「部活してた? 頭が堅そうだな」という色眼鏡で判断するケースも考えられます。ただ就活面ではどんな団体でも学生がどんな経験をして、どんな事を学んだかを注視するので、「部活動>サークル」という考え方は一般的にはされません。たとえスポーツ系サークルでも、交流目的が多くを占めるタイプや部活動と遜色が無い程に本気で取り組むタイプと様々であり、サークルは部活動に比べて弱いという先入観はナンセンスと言えます。

そして今の就活市場は売り手市場であり、人材不足によって多種多様な業種が多くの学生達を求める傾向にあります。無論、優秀な学生を欲しがる企業がほとんどですがただ成績優秀というわけでなく、自社の理念を十分に理解・共感し、自分を客観的に捉えて多角的に物事を考えられる人を企業は欲しがるので、別段サークルだから部活動だからで人間性を判断せず評価してくれます。

 

ただ少し付け加えるとしたら、部活動やサークルは個性や自身の長所(強み)を育む機会です。なのでアピールするとしたら“話せる価値のあるスキルや体験”の有無は肝心。「一生懸命頑張った」だけでは誰でも言えますが、過程だけは語れてもトークのオチ(結果)が魅力的でないと、逆に聞いた時間が無駄だったと思われてしまいます。また志望する企業が体育会系の特色を持っていたら、文系理系寄りの部活やサークルだと「ウチよりふさわしい場所があるでしょ」と思われてしまいがちで、体育会系の団体所属者だと「忍耐力がある」と判断されたりと、自身の部活動やサークルの特徴で志望企業との相性を考えてみるのも一手です。

 

 

どんな活動でもアピールポイントは必ずある

 

 

 

 

 

そしてよく言われるのが「飲みサークル(飲みサー)は話さない方が無難では?」という件です。飲み会をメインに行うサークル故に、他の活動に比べて遊び要素や軽薄さはどうしても否めません。人によっては「ツライ事があったらすぐに逃げ出しそう」と思われ、就活でも敬遠される要素としてよく名が挙がります。ただどんなサークルでも必ず成長出来る要素があり、飲みサーもその例に漏れません。たとえば飲み会を開くにしても、会場の用意や中身のプランニングに人員の確保やスケジュール管理など、企画力やパフォーマンス力が求められる上に、誰とでも分け隔てなく接するためのコミュニケーション能力も役割次第では重要になります。傍からすると勝手に集まって飲んではしゃいでいるだけと思われるかもしれませんが、このように企画から様々な準備に、飲み会を滞り無く進めるための円滑なプレイを要求される特徴もあるため、アピールの仕方によっては仮に飲みサーでも自身の人間性を強く訴えかける武器になり得ます。

 

 

 

多くの学生が勘違いするエピソードの利用方法

 

 

 

 

 

しかし単純に「私はこんな事をしてきました。そして〇〇という結果を残しました」という具合に、エピソードだけを話すのは悪手です。豊富な部活動・サークルの経験が備わっていながら選考でお祈りをされる人は、大多数がこのアピール不足が原因です。企業が就活生を選ぶのに気にするポイントは、大まかに分けると「人柄」「意欲的な姿勢」「自身や企業の展望」の3つが挙げられます。この箇所で学生と企業の間で認識のズレがあり、失敗してしまった学生の多くは部活やサークル、アルバイト経験に重きを置いて、自分がどんな人間であり将来どう成長していきたいかという箇所が説明不足という流れが顕著です。ではどんな感じで強みを語ればいいのかを解説していきましょう。

経験談を語るのは当然ですが結論を先に言う形式は守りましょう。そして最初の内で自分がどんな強みを持っているのかを簡潔に話しましょう。その後はその強みがどういう風に育まれ、どんな感じに活かされたのかを無駄なく具体的に説明していきます。ただ、ここでダラダラとプロセスを長引かせると聞いている人間が疲れてしまうので、ほどよい情報量でまとめてくださいね。

 

そして要となる「自身の可能性」も忘れないように。自分が持つ強みがどんな感じで仕事に活かされ企業に貢献出来るのかを書きましょう。たとえば“業務で抱える問題を自分の強みでどう対処していくつもりか”や“強みを更に飛躍させてどんな風にキャリアアップへ繋げたいのか”を入念に練りましょう。企業は何も学生時代の実績を聞きたいがために面接に呼ぶわけではありません。ただの自慢や物語を話すのではなく、きちんと仕事へ紐づける構成にしてください。

 

 

 

まとめ

 

 

 

 

 

誰しも勉強以外で学生時代に必死に打ち込んだ、夢中になった事があるかと思います。その経験は決して無駄ではありませんし、人格形成や人間関係の構築には欠かせません。ただそれを就活で使う強みとする場合は、“何が一番伝えなければならない事か”を十分に理解し、無駄なく構成する必要があります。部活動やサークルという自身の青春の1ページが就活でどんな風に化けて、如何に採用担当者の心を動かすかはアナタの工夫次第です。