スマホの音声認識や人間対機械の囲碁勝負などここ数年で著しい発展を遂げたAI界隈。ですが便利になる事はメリットのみならず、コスト削減や業務の効率化によって失業率が上がるという問題も出てきます。では将来的にAIに依存した社会になったらどうすれば生き残れるのか? 今回はAIの発展で残る仕事と無くなる仕事に注目してみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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AIが成長すると具体的に何が困る?

 

 

 

AIが発達すると人々の生活の質もそれに比例して高くなります。たとえば高度な情報処理によって可能な音声・画像認識で検索やネットショッピングが容易になったり、自動運転自動車の実用化やAI関連の新たな雇用創出などメリットはいくらでも挙げる事は出来ます。ただ現実として良い面ばかりではありません。軍事利用や倫理問題などAI絡みの問題点も色々と浮き彫りになっていますが、世間的に一番危惧するべきなのが失業者・転職者の増加です。というのも事務職などではテクノロジーに依存せず人間を介して書類整理やデータの処理・管理を行っています。ですが高度な情報処理能力を有するAIが役所や企業のデータ管轄に導入されたらどうなるでしょう? 業務の効率化や人件費・コスト削減によって機械に仕事を奪われる可能性が大きくなります。「なら別の仕事に移ればいいじゃん」と思われるかもしれませんが、市役所などのルーティンワークに何年も従事し、すっかり慣れてしまった人は他の仕事に就いた時、即戦力になりにくいとよく言われています。また転職先でもAIの活用で事務作業が人間の手を離れた状態にあると既存のスキルが通用しなくなります。そしてAIに代わられる時期も10年~20年後と言われており、現時点で分かっているだけでも約700ほど職種がAIの台頭によって淘汰されると考えられています。

 

生き残る仕事と淘汰される仕事の違い

 

 

 

 

このようにAIが素晴らしい発展を遂げたとしても、その裏で機械でも済む仕事は必要とされなくなります。具体的な職業の例を挙げていきます。例えばAIに仕事を取られる可能性のあるものは「飛び込み営業」「企業の受付」「タクシードライバー」「電車・バスの運転士」「配達員」「経理事務員」が種類として挙げられます。受付に関しては一部企業だとAIによる音声案内で来訪を担当している実績があります。ドライバー関連はまだ実験段階ですがAI搭載による走行や制御が運転者を介さず行えるよう進められているので運転者は無くなるのではないかと囁かれています。物流や建設もドローン技術の発達やAIによる管理運用でより効率化されて、現場に直接関わる人間が減っていくと予測されます。こういった職種の特徴ですが、効率的に業務を進められるからというのも大きいですが、AIの方がコストが掛からず人間よりも正確に仕事を果たせるものがほとんど。コンピューターを使いデータ処理を手間を掛けて行う人間がAIに敵うわけがなく、こういった業務はAIが今以上に浸透したそう遠くない未来で就職市場から消えていく可能性大です。

逆に機械に奪われる事のない仕事というのはどういうものなのでしょうか? 一般的には“人との繋がりが密となる職業”は今後も安定すると考えられています。他の要素としては機械より人間の方がコスパが良い仕事は奪われる事はありません。具体的な仕事で言うと「介護士」「保育士」「弁護士」「警察官」など対人業務が主なものは機械では対処出来ないので代替の可能性は低いです。他にも映画や音楽といったエンターテインメント・アート業界に携わるクリエイター職もAIが代わる余地はありません。分かりやすい言葉で表現するなら「MCH(マネジメント・クリエイティビティ・ホスピタリティ)」な職種は無くなりづらいと覚えてください。要するに、組織管理し目標達成する能力(マネジメント)と、創造的であり課題を解決するもの(クリエイティビティ)に、相手の気持ちを汲みおもてなしする(ホスピタリティ)です。これら3つの要素を含んだ職種は機械では何とも出来ません。そしてAIを使う・生み出す側のプログラマーも、AI頼りの流れになればなるほどその存在感は増していきます。逆に似た職種であるエンジニアはAIに業務を任せても問題ないと捉えられるので気をつけましょう。

 

 

難関な国家資格持ちでも他人事じゃない

 

 

 

 

資格取得の難易度が高く企業サイドに重用される「税理士」「司法書士」「公認会計士」といった国家資格保有者でもAI代替の懸念対象。AIの特性である高度な情報処理能力によって今まで高い報酬を支払ってきたこれらも淘汰の可能性が大きいです。人間が何時間もかけて行う計算すらAIは数秒~数十秒の間隔で完了し統計を取り分析までしてしまうので将来的に置き換えられる危険性があるのを覚えておきましょう。そういう意味では敷居の高い銀行員・証券マンも無くなると考えられます。ビッグデータ分析や高度な計算を得意とするAIが導入されると人間が業務を担当する必要が無くなるので、「一流な資格持ち(大手勤め)だし安心」というこれまでの認識が一気に崩れてしまいます。

 

AI社会に負けないための資格

 

 

 

 

前述でもある通り、AIは機械故にコスパも良く情報処理に関するスピードと正確性においては人間が追いつく事が出来ません。じゃあこのまま失業を手をこまねいて待つだけかと言うとそうではなく、AIに代替されず、何年後も活かせる資格を取得する事が、今後何か起きた時に生き残るカギとなります。ただでさえ少子高齢化で企業も若い働き手の確保が難しい状況なので、今後の就活事情を考慮し今の内から準備をしておきましょう。キーワードになるのは先ほども触れた通りMCHな職種。機械が賢くなろうとも人間の心理や感性に嗜好は決して真似出来ません。介護・看護に関する資格や調理師として活かせるもの、規模問わず企業のマネジメント面で活用出来る資格は自身の武器として用意しておきましょう。

AIでも人間の身体情報をデータ化・分析は可能ですが心の状態までは計れません。そこで「メンタルヘルス・マネジメント」を取っておくと企業に勤める社員の健康管理や心療でも活かせるので取っておいて損はありません。また感性で価値を見出す「インテリアコーディネーター」も良いでしょう。これは顧客の好みや予算に合わせて快適で居心地の良い空間を作る資格です。他にも教師・講師やトレーナーといった資格の保有も転職を考える際に可能性が広がります。

 

まとめ

 

 

 

仕事の在り方がどれだけ変化し、何の準備もしていなければ就職・転職がいかに難しくなるかは本稿で十分に伝わったかと思います。国家資格を持っていようが事務職でキャリアを積んでいようが高度な処理能力を持つAIが各企業で一般化してしまったら代替されるのも自明の理と言えます。そうならないためにも就活生の皆さんは機械に負けないための資格取得、将来的な情勢を見据えた企業選びをしてみてください。