女性就活生の人気が高く結婚式という壮大なイベントをまとめるブライダル業界。しかしかなり倍率が高くて、よしんば就職出来たとしても業界のギャップや業務の過酷さ、責任感という圧力に心が折れてしまう人も少なくありません。それでも頑張ってやり遂げたいと考える人のために、今回はブライダル業界へ臨む際の心構えや適正、履歴書・ESに書く志望動機の考え方を例文付きで紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

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イメージのギャップが大きい業界。業界研究は入念に

 

 

 

 

一般的にブライダル業界についてイメージを聞くと「華やかで結婚式を成功に導く存在」というキラキラした印象を抱くと思いますが、新郎新婦の理想を叶えるために度重なる打ち合わせを行い、朝から晩まで会場の下準備やスタッフ・物品の手配など、ゴールである挙式に到達するまでに長期的な仕事をいくつも受け持ち、肉体的・精神的な疲労も想像以上にのしかかる過酷な仕事です。現実問題として上記の業界へのイメージだけで業界に応募した人は長く続きません。実際に離職者も多く、新卒入社で1年から3年未満で辞めてしまったという人もよく見かけます。このように大変な業務ですが「それでも業界に携わりたい」と強く願う人がいるのならば、綿密な業界研究で本当に自分にマッチしているのかを吟味しましょう。確かにやりがい抜群で誇り高い仕事ではありますが、自分の希望とかけ離れ仕事を早期退職してしまってはもったいないです。そしてブライダル業界は人気が高い割にボリュームの限られた業界なので採用枠は他の業種に比べ少なく競争率はかなり高めなのも特徴です。例えを出すのならば“新人プランナー3名枠”に対し応募が1000人以上集中するなども珍しくありません。それほどの高倍率なのに仕事もハードで常に大きい責任感がのしかかるとなっては、生半可な覚悟で臨むのは大変リスキーです。そしてブライダルの知識があっても、全くの未経験の場合は専門学生でも採用に至らないというケースも非常に多くあります。新卒採用の例としては、学校のインターンシップ以外でブライダル業界のアルバイトをしたか否かという有無が肝になってきます。「採用されたらノウハウを始めから学ぶし今はゆっくりしよう」と考えるのではなく、本気でこの業界に入りたいのならば、募集しているブライダル業界アルバイトをやってみる事を強くオススメします。

 

 

 

ブライダル業界はこんな人を求めている

 

 

 

 

 

ブライダル業界も他の業種の例に漏れず、顧客のニーズや流行に合わせたあらゆる種類が存在します。ですが顧客の一生に一度のイベントに携わり、成功させるために細かなプランニングや更なる満足度の追求など、どの職種も気が張るだけでなく十分な体力も求められます。ですので“合わない人はとことん合わない”という感じで適正がハッキリしているのもポイントです。ただの憧れの気持ちだけで仕事はやっていけないというのはどこの会社も同じではありますが…。なのでまずはブライダル業界がどんな人物を求めているのかを把握しておく必要があります。

 

『人としてのマナーが備わっている』

 

ブライダル業界は婚礼イベントを取り扱う仕事柄、マナー・礼儀作法に関してはかなり徹底した環境です。これといった資格も要らず働ける利点がある一方で働く会社によっては高水準の接客レベルやサービスを求められます。綺麗な言葉遣いや礼儀正しい立ち振る舞いが身についていない人は厳しいかと思います。

 

『誰かを喜ばす事が好きな人』

 

新郎新婦のみならず式や披露宴に参加してくれるゲストも喜ばす事はウェディングプランナーを始めとするブライダル関係者の責務です。ですので人のために尽くす事が大好きというタイプにはぴったりの仕事です。どんなに手間や時間がかかっても最終的に幸せになってくれる人がいるなら耐えられると考えられる前向きな人がブライダル業界に長く勤める人には多いです。

 

『想像力が豊かなタイプ』

 

挙式の演出というのはどれも同じ内容な訳ではありません。当事者の要望や事情、会場の雰囲気などあらゆる要素が結びついて独自の演出が施されるのも結婚式や披露宴の面白いところです。そういった独自性に富んだ演出プランを練る事が出来る想像力豊かな人はウェディングプランナーの素養があります。

 

『元気で前向きな姿勢を持つ人』

 

幸せの場を生み出す仕事な訳ですから、常に前向きで明るい人が現場を仕切ってくれる事を会社は臨みます。逆にネガティブな姿勢で物事に取り組む人は、その姿を見る顧客へ悪い印象を与えるのでブライダル業界で働く適正は薄いでしょう。結婚式という最高のイベントを、笑顔のまま盛り上がったムードで演出出来る人を業界は求めています。

 

 

ウェディングプランナーの将来性

 

 

 

入社して間もない頃は覚えなければならない業務で頭が混乱し、責任感や目の前の仕事のプレッシャーで心が折れそうになるかもしれません。しかし何年も現場を体験し確かな実力と業界の信頼を得たウェディングプランナーはどこでも活躍の機会があります。結婚式は減少傾向にあるといっても全国規模で見れば毎年毎月必ず開催されているのでその気になれば一か所に限定せず他の地区でも働く事が可能です。勿論、日本のみ関わらず語学力に自信があるなら海外のブライダル業界で活躍出来るかもしれません。

 

 

ブライダル業界志望の自己PR

 

 

 

ブライダル業界は華やかな仕事というイメージが先行している分、憧れだけではなく何故この業界で働きたいと思ったのか、なぜこの企業が良いのかを明確化させる事が肝心なポイントです。最初でも解説しましたがブライダル業界は業界のイメージのギャップですぐに辞めてします人が後を絶たない側面を持っています。なので自分自身と、採用を判断する企業担当者の間で情報の齟齬が無いようにしっかり自己分析と業界・企業研究をして臨んでください。働く人の適正については先ほど紹介しましたが今度は企業(業界全体)にどんな貢献をしていきたいか、現段階でどんなキャリアパスを描いているのかを分かりやすく簡潔に伝える必要があります。「粘り強さ」や「常に笑顔でポジティブな考え方」など自分の強みを上手く盛り込みましょう。

 

理想的な志望動機の書き方を紹介

 

 

ここからはブライダル業界向けの志望動機について例文を載せて解説していきます。自身が過去に体験したエピソードは勿論の事、ブライダル業界や昨今の婚礼事情に絡めた志望動機を履歴書・ESで強くアピールしましょう。

『私は、運営スタッフの仕事に就き、参加されるすべての人を笑顔にしたいと思っております。きっかけは、姉の結婚式です。披露宴も合わせて3時間のあいだ、運営スタッフの方々は、式が滞りなく進むようにテキパキと動かれていました。姉含め参加者全員が幸せな時間となったのは、スタッフの隅々までいきわたったサービス精神にあると思います。私は、視野の広いスタッフを目指します。新郎新婦だけでなく、ご家族やご友人にもサービスがいきわたるよう、全ての人の立場に立って物事を考えられるスタッフとなり、参加者全員が幸せの時間を過ごせるように精進していきたいと思います。』

身内の結婚式でブライダル業界に興味を抱く人は意外と多いです。その当時お世話になったスタッフのようになるにはどうしたらいいのかという道筋を、憧れの気持ちと共に具体性を持たせて語れると、志望動機を読んだ相手も納得がしやすくなります。

『私がブライダル業界を志望する理由は、結婚式を希望しない人や、お金がなくて結婚式ができないなど多種多様なニーズに応じた結婚式を提案したいためです。私は、友人や親族の結婚式に数回参加したことがありますが、毎回とても素晴らしいものでした。しかし、最近では、「結婚式に興味がない」「お金がないから式を挙げることができない」といったご夫婦が増えています。私はそんなニーズに対し、何も一般的な式だけではないことを伝えていき、新郎新婦に合わせた式を提案していきたいと思っています。』

近年、業界内でも課題として挙げられる結婚式の必要性や開催数の低下という、ブライダル業界の市場について触れつつ、そこから自分が将来的にどう立ち回りたいのかという姿勢や持ち前の提案力を一度にアピールする事で、「ちゃんと業界の事情を調べているし、プランナーとしての動き方も早い段階で定まっているな」と良い印象を与える事が出来ます。