SPI試験では基礎学力を測る「言語」「非言語」の「能力適性検査」とその人の性格を測る「性格適性検査」からなります。

今回は「言語」いわゆる、国語の問題を出題いたします。

 

 

 

 

 

 

 

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熟語の意味

 

 

 

「熟語の意味」の問題では、語彙力が必須となる。しかし、最近の出題では、どの選択肢もその違いは微妙にあり、判断の付きにくいものが多いです。普段の日常生活では耳にしたことがないような難解な言葉が出題されることもあります。このような問題を解く際のポイントは、

 

①消去法で各選択肢を比較して検討する

まずは「絶対に違う」という選択肢を削ってから考えるのがポイントです。ほかにも、「当たらずとも遠からず」という引っかけの選択肢があることも多い。問題文をよく読んで、どれが1番ふさわしいかを、よく比較して考えましょう。

 

②問題文の言葉を漢字や別の言葉に置き換えてみる

はじめに示される言葉が、ひらがなの場合もあるので、これらを漢字に変換してみたり、別の意味を持つ言葉に置き換えてみると、熟語のイメージができることもある。

 

  • 問題

はじめに示された意味と最もよく合致する言葉を選びなさい。

 

 けだかく尊いこと

A, 貴賓  B, 崇高  C, 優雅  D, 雄大  E, 高潔

 

 神や主君から受ける恵み

A, 慈悲  B, 陽光  C, 天賦  D, 天啓  E, 恩寵

 

 心が広く、よく人の言動を受け入れること

A, 温和  B, 傾聴  C, 誠実  D, 寛容  E, 素直

 

 

 

長文読解

 

「長文読解」の問題は、タイトル通り少し長めの文章を読んで、その中から筆者の言いたいことを探すものである。しかし、総合問題として出題されるので、要旨の把握はもちろん、空欄に接続詞を補充したり、抜けている文章を挿入したりするなど、さまざまな国語的能力が要求されます。文章読解の総合的な能力を試す出題形式になっており、言語問題の中では、解く力を身につけるには最も時間がかかります。

試験本番では、他の分野の問題をなるべく早く解いて、長文読解の問題を読みこむ時間を作ることが重要です。

付け焼刃では文章を早く読めないし意味も上手く掴めないので、平素から、新聞や書籍を読む習慣をつけましょう。また、重要な語句を見落とさないためにも、問題文に線を引いたり、重要だと思われるキーワードは丸で囲ったりして、各設問を検討するときに素早く該当箇所に戻れるようにしておきましょう。

 

 

  • 問題

次の文章を読んで、()から()の各問に答えなさい。

 

 昭和55年以降、夫婦ともに雇用者の共働き世帯は年々増加し、平成9年以降は共働きの世帯数が男性雇用者と無業の妻からなる片働き世帯数を上回っている。直近の21年では、共働き世帯が995万世帯であるのに対し、男性雇用者と無業の妻からなる片働き世帯は831万世帯となっている。①

その背景としては、女性の社会進出に対する意識変化などがあると考えられる。内閣府「男女共同参画社会に関する世論調査」(平成21年)によると、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」という考えに賛成する割合をみると、「賛成」あるいは「どちらかといえば賛成」の割合の合計は男女ともに低下している。また、女性の就業についての考えについては、「子供ができても、ずっと職業を続ける方がよい」と考える「継続就業」支持が、「子供ができたら職業をやめ、大きくなったら再び職業をもつ方がよい」と考える「一時中断・再就職」支持を上回っている。②

このように、女性が働くことに対する意識が変化する中、男女にかかわらず働きやすい職場環境づくりの必要性が一層高まっている。( I )、女性の就業継続や再就職をめぐる状況は依然として厳しい。③

育児休業を取得している女性は増えているが、出産前後に継続就業している割合は増えておらず、出産を機に離職する女性は以前と変わらず多い。④

また、いったん仕事を辞めても、子供が育つにつれて就労を希望する女性は多いが、実現できていない人が多い。⑤

 

 

 

() 文中の( I )に当てはまるものを選びなさい。

A, しかし  B, そこで  C, たとえば  D, また  E, それゆえに

 

() 次の文章を本文中に入れるとすると、のどこに入れるのが最も適当か選びなさい。

 

「子供が小さいころは「家でできる仕事」、子供が小学生のころは「短時間勤務」、子供が中学生以上になると「残業のないフルタイム勤務」を希望する人も多いが、現状では働くことを希望しながらも実現できていない人が高い」

 

A, ①  B, ②  C, ③  D, ④  E, ⑤

 

() 本文中に述べられていることと合致するものを選びなさい。

 

ア, 結婚を機に離職する女性は以前と変わらず多い。

イ, 内閣府の調査によると、「夫は外で働き、妻は家庭をも守るべき」という考えに賛成する

割合が、反対する割合を男女とも上回っている。

ウ, 直近の調査によると、専業主婦世帯のほうが共働き世帯よりも少ないことになる。

 

A, アだけ  B, イだけ  C, ウだけ

D, アとイ  E, アとウ  F, イとウ

 

 

 

 

解答と解説

 

 

 

 

 

  • 解答

 

・熟語の意味

 解答:B, 崇高

「崇高」は「すうこう」と読み、けだかく尊いさまをいう。

A, 貴賓(きひん) →身分、地位の高い客

C, 優雅(ゆうが) →優しくみやびやかなこと

D, 雄大(ゆうだい) →勇壮で規模の大きいこと

E, 高潔(こうけつ) →気高く潔いこと

 

 解答:E, 恩寵

「恩寵」は「おんちょう」と読み、神や主君から受ける愛や恵みのことをいう。

A, 慈悲(じひ) →いつくしみあわれむ心

B, 陽光(ようこう) →太陽の光

C, 天賦(てんぷ) →生まれつき備わっていること

D, 天啓(てんけい) →天の導き、天の教え

 

 解答:D, 寛容

「寛容」は「かんよう」と読み、心が広く、よく人の言動を受け入れることをいう。

A, 温和(おんわ) →気候が暖かく、のどかなこと

B, 傾聴(けいちょう) →耳を傾けて聴くこと

C, 誠実(せいじつ) →まじめで真心がこもっていること

E, 素直(すなお) →飾り気がなく、ありのままのこと

 

 

・長文読解

 

() 解答:A, しかし

空欄を埋める問題においては、空欄の前後をよく読み、その関係を押さえておくことが必要と

なる。本問において空欄の前には、「男女にかかわらず働きやすい職場環境づくりの必要性が

一層高まっている」と職場環境づくりの変化について書かれているのに対し、空欄の後には

「女性の就業継続や再就職をめぐる状況は依然として厳しい」とある。よって、両社は逆接の

関係を表す「しかし」が入る。

なお、順接の「そこで」や「また」、理由つけの「それゆえに」は入らないし、例示では

ないので「たとえば」も入らない。

 

() 解答: E, 

まず、挿入すべき文の「現状では働くことを希望しながらも実現できていない人の割合が高い」

という部分に注目する。このように女性の就職希望がかなえられていないことに対する記述は

問題文の3段落目以降となっている。また、挿入すべき文は、子供の年齢に応じて働き方の

形態を変えたい女性の現状について書かれているが、これは最後の段落の「子供が育つに

つれて就労を希望する女性」に対応すると考えられる。このことから設問文は、⑤の位置に

入ることになる。なお、そうすれば⑤の直前にある「実現できていない人が多い」と

挿入すべき文章の「実現できていない人の割合が高い」も対応することになる。

 

 

(3) 解答: C, ウだけ

ア~ウそれぞれについて、本文の内容と照らし合わせながら合致するかどうかを検討していく。

 

, 結婚を機に離職する女性は以前と変わらず多い

本問では「出産を機に離職する女性」が以前と変わらず多いことについては

書かれているものの、結婚を機に離職する女性の割合については言及がない。

したがって、アの記述は合致するとはいえない。

 

, 内閣府の調査によると、「夫は外で働き、妻は家庭をも守るべき」という考えに

    賛成する割合が、反対する割合を男女とも上回っている。

内閣府の調査では、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」という考えに賛成する割合が、

男女とも高まっていることは分かるものの、反対する割合を上回っていることは分からない。

したがって、イの記述は合致するとは言えない。

 

, 直近の調査によると、専業主婦世帯のほうが共働き世帯よりも少ないことになる。

平成21年の調査によると、専業主婦世帯が831万世帯、共働き世帯が995万なので、

前者のほうが少ないことになる。したがって、ウの記述は合致する。

 

以上により、合致するものはウだけである。