みなさんの幼児時代、通っていた幼稚園や保育園に体育を教えてくれる先生が、いらっしゃったのは覚えてますか。

子供にスポーツを教える仕事として、幼児体育指導員があります。

幼児体育指導員は女性も当然いらっしゃいますが、男性のほうが若干多いです。

男性で保育を志望していても従事される男性教諭の人口は少なく、保護者からは男性教諭に対して少し抵抗を持たれがちなのが現状。

幼児体育指導員ですと、子供が好きな男性でも保育士や幼稚園教諭より適度な距離感があり就くこと可能です。また、子供も好きでスポーツが好きな方にも向いているでしょう。

■まとめ

 

 

幼児体育指導員とはどんな仕事か。

 

 

・幼稚園、保育園、スポーツ施設にて体育の指導をする幼児体育の専門指導者

主に幼児から小学校の低学年までの子供を対象に体育を教え、健全な運動育成を目指す専門家です。

心身の発達に合わせて基礎的な体力づくりの活動や体育を通して、身体だけでなく、心の健康や協調性などを育てることも仕事の一環です。

 

 

 

 

なぜ幼児体育が必要なのか

 

 

 

 
『子供の総合力が養われる』

外で遊び、みんなで体を動かすことは体力や運動のためばかりではありません。

みんなで行うことで協調性や、道具を使ったりすることで培われる創造性が見につきます。

『自ら考え動く力』

親や大人が過度に手をかけてしまうと、子供自身が考える力が弱まりがちになります。運動は自主性を鍛え、自ら考えて行動を起こせるようになります。

『子供らしさを旺盛にさせる』

跳び箱や鉄棒ができるようになったりといった技術が身につくことを目標とするのではなく、体を動かすことで心や脳、体を育てることができるものです。その過程で技術も身につくため、子どもの自信や達成感につながっていきます。

 

『柔軟性を高める』

全体の筋肉や関節をほぐしケガがしずらい体をつくっていきます。また、子供たちに運動を通してケガなどを体感してもらうことで子供は経験をして学習していきます。

 
心拍機能の活動水準を高める

遊びとして運動を取り入れ、あらゆる運動の基本となる動きを正確に行うリズミカルさやスピードを加減して動きのコントロールをする能力を身につける。

 

 

 

 

幼児体育に必要な資格ってあるの?

 


 

幼稚園や保育園で子供たちに体育を教えるには「幼児体育指導員」、「運動保育士」といった資格が必要になっていきます。

あらかじめ、保育士や幼稚園教諭の資格は取得していることが望ましいでしょう。

上記の国家資格を所有していると資格手当がつくことも多く、就活に有利になるケースもございます。

幼稚園教諭の資格が取れる学校は、主に保育系の学校となりますが

こういった学校では幼稚園教諭の資格と同時に、幼児体育指導員などの資格が取れるところが多いです。

幼児体育指導員に関連する資格を取得してから実務経験が必須になります。幼児体育系の学科やコースがある専門学校や、幼少年体育振興協会が行っている通信教育講座を修了するとよいです。

「運動保育士」の資格は「運動遊び実践」「子育て脳機能」の2つに分かれていて、

それぞれ初級・中級・上級の各級があります。コースと級も、資格を取得するには資格認定試験の受講が必要です。

 

『運動遊び実践』

「幼児期運動指導検定」コースともいい、どんな場面でも発達年齢にあった遊びができるプロを養成するコースです。いわゆる体育の先生を養成するのではなく、遊びの計画を組んだり、子どもが運動好きになるような指導ができたりを目標としています。

 

『子育て脳機能』

こちらのコースは「脳機能と発育発達」

→脳に関すること

→記憶力を高める

→語彙を増やす

→集中力を高める

といった分野を学びます。最新の脳科学をもとに、子供の力を発揮させられる取り組みや、幼稚園や保育所で脳について話ができる専門家を目指せます。

 

 

 

専門の資格を持つのもアリです。

水泳やサッカー、野球のようなスポーツの指導者資格を取得して、子供たちにスポーツを教えることも視野へ入れてみてください。スポーツの指導員の資格は民間資格が多く、目的に合った資格を取得できるよう、しっかりと下調べを行いましょう。

 

 

 

 

■幼児体育指導員の資格を持っていると

 

保育園や幼稚園の体育指導

 

幼稚園や保育園で体育指導を行う講師の募集も見つかります。

通常の体育指導だけではなく課外授業としてスポーツ指導を行い、季節ごとのスポーツに関するイベントを企画、運営します。単にスポーツを幼児に教えるだけではなく、園や保護者と連携をしながらスポーツに親しみ楽しめるような環境を作るアドバイスを行うこともあります。

 

スポーツスクールのインストラクター

 

幼児体育指導者検定を取得すると、スポーツの指導スキルの認定を受けることができます。実際に、各種スポーツスクールのインストラクターの求人を見てみると多く見つかります。幼児のスポーツ指導だけではなく、日誌の記入や指導作成なども重要な仕事です。単にインストラクターを派遣するだけではなく、施設の運営管理にも携わる企業も多くあり、インストラクターとあわせて施設運営の庶務を行うケースもあります。

 

子供たちの体力低下

 

 

少子化などが謳われている中、子供の体力低下が問題視されております。

 

・外遊びをしないのに疲れやすい。

・食べているものの影響により「体格」は良くなっているが「体力」が落ちている。

・それらをコントロールする脳の機能も落ちている。

 

子供たちが外で遊ばなくなったことで体力低下だけでなく、脳にも影響が及んでいるかもしれないのだそうです。そして、子供たちが外や公園で遊ぶことが少なくなっているのも現状です。

 

治安の悪化で外で遊べなくなってしまった

子供に関与した犯罪や事故が増えたことで、自由に遊ばせられる環境が少なくなりました。

昔は家の近所に必ずあった公園が、どんどん減っていっております。また、公園を見てみると「ボール遊び禁止」と書かれていたりも。

鉄棒が設置されてある公園も少なくなりました。危ない遊具は撤去されています。

ケガなどをする安全は保たれますが、体力は落ちているでしょう

 

テレビやゲーム、スマートフォンの普及

実体験で遊ぶ経験も減っています。

イメージする力はあっても、頭と体が合致しない。

いざやってみると自分の体を使いこなせないという事がよくあります。

経済が発展し便利になっていく一方で子ども達は人と人との関わりも減り、自ら考え体を動かす経験も減っているように思います。

 

 

まとめ

 

 

幼稚園教諭の資格では幼稚園の先生にしかなれませんが、保育士の資格を持っていれば

保育園や児童館などの児童福祉関係の施設にも勤めることができるようになりますので、就職先の幅を広げることができます。

 

幼児体育指導員は、子供たちの心身の発達に関心があり指導力や人間的に興味を持ち、子供たちに楽しさを教えることが出来る人に向いているでしょう。

 

また、幼保一元化(幼稚園と保育園をひとつの施設にしようとする傾向)の流れもあり

「幼稚園教諭」と「保育士」の両方の資格。それに付随して「幼児体育指導員」や「運動保育士」の資格を持っていた方が幼稚園にも保育園にも就職しやすくなりますので、できるならば両方の資格が取得をおすすめします。