「女性向け」一般職と総合職の違いと特徴

 

男女雇用機会均等法の施行により、男女関係なく業務を行うための制度として誕生したのが、「一般職」と「総合職」です。結婚や出産などのライフイベントが多い女性にとって、どちらの選択をするのが自分の将来像と合致するのか、自分らしく働いていく上で大切なポイントとなります。

 

 

 

 

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一般職の仕事内容

 

一般職(=事務職)…企業やそこで働く職員のサポート役

 

企業によって事務職の幅は様々で、色々な種類があります。

代表的なものを挙げると、

 

  • 一般事務
  • OA事務
  • 営業事務
  • 経理事務
  • 医療事務

 

などたくさんあります。

この他にも、専門的な事務職として、貿易関連の通関などの事務を行う『貿易事務』や、通訳・翻訳を主とした『翻訳事務』などもあります。

 

具体的な仕事内容として、

 

  • 電話・来客・メール応対
  • ファイリング
  • 郵便仕分け
  • 社内文書作成(報告書・議事録等)
  • 見積書・請求書作成
  • 契約書作成
  • 発送業務
  • データ入力・チェック
  • データ集計
  • 受発注、出荷処理

 

などが主な仕事内容です。

企業によってこの中のすべての業務を行うところ、

一部を行うところがあります。

企業によっては、

 

  • 勤怠管理
  • 備品管理
  • 伝票処理・整理
  • 経費精算管理

 

といった経理や人事的な業務も任されることがあります。

かなり多くの仕事があり、縁の下の力持ち的な企業になくてはならない存在です。

 

近年では、一般職が行ってきた仕事の多くを派遣社員やパートに委託する企業が増えており、一般職はその派遣やパートの管理を業務していることもあります。

 

総合職の仕事内容

 

『総合職は大きく分けて2種類』

事務系総合職(文系が多い)…営業、企画、人事、総務、経理、法務 etc

技術系総合職(理系が多い)…研究、開発、設計、生産技術、品質管理 etc

に分かれています。

総合職という名の通り、事業全般に関わる業務をこなし、将来的には管理職になることを期待された幹部候補生でもあります。どの職種に就くかは企業によって様々ですが、数年ごとのローテーションでより多くの職種を経験させるところや、学生それぞれの個性を見極めて職種を決め、必要によって配置・職種を転換させる企業もあります。

 

 

事務系総合職の最初の配属先

新卒で総合職採用をされた場合、現場経験を積むために「営業」に配属されることがほとんどです。営業で2~3年ほどスキルを蓄えて、企画などの部署へ配属が変わるのが一般的な流れです。総合職はまず初めに必ず営業を経験するため、営業への抵抗がある方にはあまり向いていないかもしれません。

総合職が経験を積んでステップアップした先には、2つの働き方があります。

・管理職(ゼネラリスト)

・専門職(スペシャリスト)

の2つです。

 

管理職は部下達をまとめながら、全体の成果を目標の達成に持っていく役割を担いますが、それまで自分が直接手がけていた業務からは離れざるを得なくなるという状況にもなります。以前はそれまで通り専門的な業務を続けたくとも、年数を重ねると待遇の面でどうしても管理職を選択するほかないという状況があったようです。

しかし最近では「専門職制度」という制度を設ける企業もでてきています。そういった会社では専門性に特化した人材でも、管理職になることと同等の処遇を認められるようになってきているといいます。管理職のようなマネジメント業務をすることなしに、専門に特化して知識や技術を磨いてキャリアを積んでいくことが可能です。

例えばクリエイティブ系でいうと、デザイナーが数年の経験を積んだのち、将来的にはアートディレクターとしてコンセプトを決めたり制作チームをマネジメントするか、培った技術をさらに活かして第一線で制作に特化したデザイナーになるか、という選択肢が考えられます。

 

 

 

一般職の特徴

 

メリット

 

『長く続けられる』

定型業務がほとんどのため、結婚・出産などで休暇を取得した場合でも

復職しやすい職種でしょう。

 

『環境が良い』

社内業務なので、クーラーや暖房が効いたオフィスで仕事できます。

夏のカンカン照りの暑い日でも、冬の雪が降る寒い日でも、快適に業務を行えます。

 

『ノルマがない』

営業には必ず課せられてしまうノルマですが、一般職にはこれといったノルマはありません。納期や締め切りなどはありますが、自分のペースで計画的に仕事を進められます。

 

『残業が少ない』

総合職ならある残業も、事務職には一般的にはありません。

繁忙期や余程のことがない限り、ほぼ定時で帰れます。

プライベートを充実させたい女性には最適です。

 

『異動・転勤がない』

総合職と違い、内定先の事業所で定年まで勤め上げることがほとんどです。

 

 

 

 

 

デメリット

 

『給料が安い』

裏方業務が多く評価がされにくいため、昇進しにくい難点があります。

10年働き続けても給料がほとんど変わらないことも。

 

『やりがいが少ない』

 事務の種類によっては、単純作業の繰り返し、日々の業務がルーチン化によって、やりがいがあまり感じられないことが多いです。事務職はメリハリがあまりない職種です。

 

『倍率が高い』

人気企業の一般職は年々倍率が上がってきています。

その背景には、人件費削減の為採用人数枠を減らし、派遣社員の採用を活発化していることや、AIやIOT技術の発達における業務効率化の流れが挙げられます。

 

 

総合職の特徴

 

メリット

 

『幅広い業務』

現場業務だけでなく、チームをまとめたり、他部署との連携調整をする機会もあるでしょう。

企業にもよりますが、ローテーションで様々な職種を経験させるところがほとんどです。

 

『スキルアップのチャンスが多い』

同じ部署に居続けることがないため、様々なスキルを身に着けることが可能です。

一般職と比べて研修制度も充実している傾向にあるため、自分のスキルをどんどん磨くことができます。

 

『給与が上がる』

経験と共に役職などにつけば役職手当が発生し給与が上がっていきます。

一般職とは基本給、ボーナス、手当、昇給に大きな違いがあります。年々差が開くと考えて間違いはないでしょう。入社から15年間程度で、倍近く差が開く場合もあります。

 

 

デメリット

 

『移動・転勤の可能性』

国内外問わず転勤はつきものです。

しかし、女性に関しては多少の考慮をしている会社も少なからずあります。

総合職に挑戦したい、でも転勤はちょっと…という方は、全国展開していない企業を選んだり、転勤のない総合職として専門職(地域採用で家から通える範囲での転勤のみを約束された職種)を選ぶという手段もあります。ただし、給与面で転勤可能な総合職よりも低く設定されている企業もあります。

 

『管理職になる女性は少ない』

積極採用が増えているとはいえ、アメリカが40%であるのに対して

女性管理職の割合は10%程度で、まだまだ男社会であることが伺えます。

 

『残業がある』

おおよその職務内容が決まっている一般職に比べ、

様々な業務をこなさなくてはならない総合職には残業はやむを得ないものです。

一般職に向いている人の特徴

 

『一般職に向いている人の特徴として』

  • 周囲のサポートが好き
  • 細かい事務処理が得意
  • コツコツとした仕事が得意で真面目

などが挙げられます。

一般職は、デスクワークが基本の仕事になり、経験が重要視される仕事になります。

資格やスキルを持っていても、実務経験に敵うものはありません。

細かい作業に耐えられる忍耐力がカギとなるでしょう。

経理、営業事務、総務、さまざまな事務がありますが、いずれも毎日の仕事と期ごとにまとめる仕事が必須のほか、外回りの営業、研究職のサポートなど自分の職種以外のメンバーをフォローする役割も求められます。自分の仕事をこなしながら、周りの潤滑油になる柔軟さも必要です。

 

 

 

総合職に向いている人の特徴

 

『総合職に向いている人の特徴として』

 

  • キャリア志向
  • 仕事にやりがいを求める
  • 仕事をこなしただけの評価が欲しい

などが挙げられます。

総合職は、幹部候補生として将来会社の経営を担う人材となる可能性があるため、リーダーシップを用いて組織を率いていく必要があります。また、総合職として働くなら、体力や精神力の強さが求められます。総合職では、長時間労働や体育会系な風土が一般的です。そのため、この環境についていけないと心が折れてしまうでしょう。上司となる女性もバリバリのキャリアウーマンであることが多いです。きつい言い方をされるケースが多いため、そういった環境でも仕事ができるタフさも必要となります。

 

まとめ

一般職と総合職で歩んでいくキャリアプランは全く異なるものになります。

結婚・出産・子育てなど、ライフイベントが多い女性にとって仕事の選択は今後に大きく関わってくることになります。自分のプライベートの時間を大切にしたい!という方は一般職、バリバリ働いてキャリアを積みたい!という方は総合職など、自分の適性や将来像を見つめ直し、自分のライフプランに合った仕事選びをしていきましょう。