この記事では国際物流の中の【フォワーダー】にフォーカスして話を進めていきます。(フォワーダーについては国際物流業界の記事に記載してあります。)

 

国際物流業界に興味を持つ人は、海外留学をしていたからそこで学んだ英語を活かしたい、グローバルな仕事をしたい、海外の人と関わりたいという考えがある人が多いのではないでしょうか。この業界の仕事内容全体で見るとグローバルな仕事ですが、その中にも様々な職種があるのでそれも押さえてほしいです。

 

 

 

 

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この業界には主に4つ職種があります。

 

『営業職』

まず一つ目が営業です。会社の顔となり、直接お客様と顔を合わせ話しながらニーズを汲み取り輸送経路を提案していくことが仕事です。運ぶ貨物の数だけ、運び方の通りもあります。どの運び方が顧客に最適なのか、その運ぶ物の背景も考えながら検討します。安さが大事なのか、それとも緊急性がありスピード重視か、物流面に関して何か解決したい課題などがあるのか、それらを把握した上で提案してきます。そのため物流コンサルという一面もあります。

 

『営業サポート』

二つ目は営業をサポートする職種、CS(カスターマーサービス)です。これは会社によっては営業デスクと呼ばれることもあります。カスタマーサービスと聞くとコールセンターのようなひたすら電話をとって応えるという仕事を想像してしまう人が多くいるかもしれませんが、この業界においては違います。お客様の窓口として問い合わせに応えるということもありますが、主な仕事は営業がとってきた仕事を要望に応じて行えるように、関連部署や海外現地法人などと連携をとり、輸送を手配する部署です。いわゆる司令塔のような役割です。新入社員はこの部署に最初配属されることが多いです。

 

『出荷班』

次は混載です。混載は、キャリア(船会社や航空会社)からスペースを買い輸送スペースを確保したり、複数の荷主からの小口貨物を一つにまとめて効率的に運べるようにしたりする仕事です。キャリアとの運賃交渉も大きな役割です。

 

『通関』

もう一つは、通関です。日本から海外へ、海外から日本へ到着した貨物は必ず通関手続きということをしなければなりません。通関手続きとは、貨物の品名、種類、数量、価格などに対する事項を申告し、必要な検査を受けた後に、輸入の場合は関税など必要な税金を納入させ、税関から輸出入の許可を受ける手続きです。これを行うには通関士という国家資格が必要ですが、入社する前にこの資格をとる必要はなく、入ってから実際にその仕事をしながら何年後かに資格をとるという人が多いようです。

 

大きく業種を分けると上記の四つです。これら部署のどこか一つだけでは機能はせず、これら全ての部署がうまく連携することによって、仕事が成立します。チームワークがとても大切な業界の一つだと思います。

 

 

またフォワーダー大手三社を例に挙げる、日本通運は42カ国678拠点、近鉄エクスプレスは46カ国832拠点、郵船ロジスティクスは43カ国550拠点というように世界中に拠点を持っています。そのため世界中のスタッフとの連携も求められ、またその海外拠点で海外駐在する人も多くいます。海外で働いてみたい、海外の人と繋がりを持ってはたきたいという人にはぴったりだと思います。ですが日本の拠点で働く場合は、実際に英語を話すことは少ないということも押さえておいてほしいです。CSや通関が扱う国際物流関連の書類はほとんどが英語で、また世界各地のスタッフとのメールやりとりも英語なので、英語を活かすことができる職種のある業界だと思います。