理系の学生の皆さん特有のお悩み相談。今回は第2回目だ。前回では、大半の理系の学生の方に関わるだろう「選考と志望職種の関係」と「一番内定を取りやすい就活の開始時期」について説明してきた。重要な内容だったので、もしまだ読まれていない方は、先にそちらを読んで頂くことをオススメする。今回はもう少し話しを進めて、「進路」について説明していきたい。今回の内容もとても重要な内容だ。理系のみなさんならば一度は「院への進学」を考えることはあるだろう。また研究室内や学科からの推薦での就職をしようと考えている方もいるかもしれない。
毎年私が運営する就活スクールにも「大学院への進学」や、稀にではあるが「推薦」で内定を決める学生がいる。そうした特殊な選択肢がある理系学生の皆さんへのお悩みについて今回はお答えしていきたい。現在ご自身の進路でお悩みの方は、ぜひとも読んで参考にして頂きたい大切な内容である。それでは、最後までお付き合い頂きたい。

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推薦も1つの選択肢だけど、メリットとデメリットを考えるべし

 

「就活って何か苦労しそうだから、推薦貰って就職するのもありだな」と思った方も、もしかしたら中には当然いるだろう。それはそれで1つの選択肢である。
しかしそのような選択をする前にもう一度、推薦就職によるメリットとデメリットを考えてから決めてみて欲しいと思う。
簡単にメリットとデメリットを比較してみよう。

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■メリット

・就活に労力と時間をかける必要がない
・推薦での選考ではほぼ落ちる事はない

 

■デメリット

・内定を辞退出来ない
・学内選考で落ちた時のリスクが高い
・他の企業を見る機会を失う

 

メリットとデメリットを全て上げてみたが(わざとではなくデメリットの方が多くなってしまったが)、皆さんはどのように思っただろうか?
「そこの企業に行って〇〇をやりたい!」という強い意思がある人であれば、ぜひとも推薦で行けるならばその企業に行って欲しい。なぜならばその方が入社後のメリットもあるからだ。
しかし「推薦の方が楽そうだから」「就活で失敗したくないから」という考えであるならば、もう一度他の選択肢も含めて考えてみて欲しいと思う。先にも書いたが、理系学生の方が早く開始すればするほど有利になる時代だ。
「就活をするメリット・デメリット」「推薦をするメリット・デメリット」をあなたの将来を見据えて比べた上で、最終的に判断を下して欲しいと思う。

 

院への進学を考えるからこそ就活を経験すべし

 

最後に理系学生の中で一番多い悩みであろう「大学院に進学しようかどうか迷っている」ということについて書いてきたい。
この悩みを持った理系の学生も毎年私の就活スクールに来てくれているし、そのような人の中には当然大学院へ進学する人もいれば、就職する人もいる。私の個人の意見としては、大学院でもう2年間
自分の好きなことだけを勉強するという時間は、人生においてとても貴重な時間となると思う。
当然社会人となれば目先ことに追われる時間が圧倒的に多くなるので、純粋に1つのことに対して勉強出来る時間は本当に素晴らしい経験となるだろう。経済的に余裕があれば、しっかりと勉強して欲しいと思う。
しかし一方で私は、大学院に行くことを決めている人も現在悩んでいる人も
両方の人に就職活動を経験して欲しいとも考えている。その理由は順番に説明していこう。

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■①:社会がどのように成り立っていることを学べるため
院に進む前に就職活動をして「社会とはどう成り立っているのか」「社会人とはどういうことを考えているのか」を知ることは、進学後のあなたの研究にも大きなメリットとなるはず。
院で研究をしていると、限られた場所と人間関係で大半の時間を過ごす事が多くなってしまうと思う。そうなると、今自分がしている研究の意味や目的を見失ってしまうことになるかもしれない。
物事を一度大きな視点で見られる就職活動は、自分の研究が社会の中でどのような意味があるのかを前もって勉強出来る機会となるはずだ。

 

■②:院に進学後した後の研究生活がより有意義になる
自分の将来について時間をかけて深く考える就職活動という時間は、進学後の研究生活であなたにとって何かしらの目的や意味を与えてくれることになるだろう。なぜ自分が院に進んで高い学費をもう2年間払ってまで勉強しているのか、という目的を持って過ごせるようになるはずだ。
多くの人は院修了後に就職をするのだと思うが、研究人生に目覚めて更に博士課程に進む人も、もしかしたら出てくるかもしれない。とにもかくにも、ぜひその2年間を有意義に過ごすための目的を持てるように、ぜひとも就職活動をしておく事と良いだろう。

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■③:2回目の就活で有利になるため
そして最後は一番多くの人にあてはまることだろう。
1度就職活動を経験しておけば、2度目の就職活動はより有利に(かつ有意義に)行なうことが出来るだろう。なぜならば一度ある程度業界研究をして選考を受けているのだから、「就職活動慣れるための期間」という助走期間が必要ないからだ。
また一度就活を経験したことで、ある程度自分が進みたい業界、または自分があっていない業界なども分かっているはずだ。
自分が行きたい企業に受かるためにだけに労力と時間を効率的に割けるのは有利になる。一度就活を経験しているからこそ有利になると言えるであろう。

 

さてこれまで2回に分けて理系学生の抱える悩みに順番に書いてきたつまりだ。
いかがだっただろう?納得いく回答が得られただろうか?それともまだ解決していないところがあっただろうか。
解決出来てないところがあっても全然構わない。それについては寧ろ「なぜその部分が自分は気になっているのだろう」と考えるきっかけになるからだ。それについて自分で考えるからこそ、納得いく回答が見つかるはずである。
少しでもここで書いてきたことが皆さんの参考になれば幸いである。

 

今回は、理系学生が就活で抱える悩みについて触れてきました。まだ大学生のうちは就活ではなく院生に進学するべきかで悩む、就活する場合は推薦でチャンスを掴むなど、理系学生ならではの悩みが本稿でうかがい知れたはずです。
ですが、どんな行動を起こすにしても、まずは自分がやりたいことや将来設計について今一度見直しを図ってみてください。
もしも残された時間に焦ったり周囲の目を気にして嫌々な気持ちで就活に取り組んでも、何もいいことはありませんからね。

 

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