広告業界に興味を持ち始めるきっかけは、やはり多くの方がテレビなどで見るCMがかっこよくて、そんな広告を自分でも作ってみたいと考えたりするからではないでしょうか。広告業界の仕事は、やはり「広告をつくる仕事」であることは間違いありません。しかし、実際の細かい仕事の内容をみると、キャッチコピーを考えたり映像をつくったりする仕事はほんの一部にしかすぎず、一つの広告が出来上がるまでには様々な職種の方々が関わっています。

 

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例えば、広告代理店で考えてみると、まず広告代理店にとって大変重要な役割を担う「営業」という仕事があります。企業によって呼び方は、アカウントプランナーなど様々ですが、営業はまず広告主との窓口となってクライアントの課題を聞き出し、それにあった社内の他部署の人々を集めてまとめるプロデューサー的存在となります。様々な人と連携を取りながら全体の進行を管理していくため、この営業の仕事にはコミュニケーション力やマネジメント力、もちろん体力も必要になってきます。また、営業がクライアント側だとしたら、媒体側に立って仕事をするのがメディア部門の仕事です。ここでは、クライアントの課題を解決する施策にあった媒体をプランニングし、枠を買い付ける仕事をします。総合広告代理店であれば実に様々なメディアの中から適切なものを選ぶため、メディアに関する知識と全体を把握する力、優れた企画力が必要になってきます。

 

他には、マーケティング部門の仕事があります。ここではクライアントの課題解決を行うなかで必要な調査や分析を行います。広告はモノやサービスを売れさせるための施策であるため、どうしたら売れるのかという市場分析や顧客分析などの情報が大変重要となるため、こちらも大切な仕事になります。実際にリサーチを専門的にする会社は他にあるため、マーケティング部門ではどんな調査や情報が必要なのかを見極める力が必要になってくると思います。そして、最後にクリエイティブ部門です。

 

クリエイティブには、デザイナーやコピーライター、CMプランナー、アートディレクターなど様々な職種があります。ここでは、実際に広告プランを形にする仕事になります。面白いものをつくれば世の中に名前が残りますし、広告の仕事と聞いた時に最も想像しやすい職種ではないかと思います。

 

 

このように広告を作る仕事への関わり方は様々であることが分かっていただけたかと思います。広告業界を目指す前に、自分にはどんな能力があって、どのように広告に関わっていきたいかを考える必要があります。私の場合、広告業界を目指す前は、漠然と「企画の仕事」をしたいと考えていました。何かを必死になって考えて形にする仕事に魅力を感じていたからです。

 

 

私が初めに広告業界で企画の仕事をするとなったら想像していたのは、どんなテレビCMをつくるかアイディアを企画する仕事、いわゆるクリエイティブの仕事でした。しかしこれは本当に広告業界の中でのごく一部の仕事であるということが、企業説明会や業界研究をしていくうちにわかりました。私が驚いたのは、たとえ営業であれ、メディアの仕事であれ、マーケティングやクリエイティブの仕事であれ、必ずアイディア力とプランニング力が求められるということです。(もしかしたら他のどんな業界の仕事にもこの二つは必要な能力かもしれません。)そこで私は、企画の仕事とはいえ、どの部門の職種を目指せばいいのかわからなくなりました。その時、初めて広告代理店の魅力に気づくことになりました。ほとんどの広告代理店ではクリエイティブ部門は別として、総合職採用が行われているため、入社後のジョブローテンションで様々な職種に携わることができます。ある程度キャリアプランを立てる必要はありますが、今まさにこの職種だけをやりたい、と考えているのではなく、色んなことに挑戦してみたいと考える方にとっては、広告代理店は面白い経験ができる場所ではなないかと思います。