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ポートフォリオ戦略の真髄は、納得した内定をもらうこと

「どのようにしていけば、就活で内定を取ることができるだろうか」と、このように考えている人は多いだろう。実際、私が運営する就活スクールにやってくる学生の大半は、就活を頑張りたいがどのようにすれば良いかが分からない学生だ。

実際、就活生の多くは「どのようにすれば就活で成功するのか」ということが分かっていない。おそらく、今この記事を読んでくれているあなたも同じような悩みを持っている1人ではないだろうか。

就活では、「絶対に成功する」というパターンはない。しかし、「成功するための戦略」というものは存在する。そこで、今回は「成功するための戦略」を紹介しよう。

就活で成功するための戦略とは、一言でいうと、「ポートフォリオ戦略」だ。聞き慣れない言葉かもしれない。これは、実際にプロの戦略コンサルタントや個人資産を運営する金融コンサルタントなどが使う手法だ。それを、就活に応用したのがここで紹介する「ポートフォリオ戦略」である。

小難しく聞こえるかもしれないが、内容はいたって簡単だ。ポートフォリオ戦略とは、自分が受けたい企業(本命企業)と、志望度は低いが内定を取れる可能性が高い企業をバランスよく受け、内定ゼロとなるリスクを減らす戦略なのである。

実は、皆さんは、大学受験でもすでに同じ戦略を使っているはずだ。ポートフォリオ戦略を参考程度までに知っておくだけでも就活では有利になるだろう

 

就活で成功するための戦略①:選考を受ける企業の難易度に偏りが出ないようにすること

ポートフォリオ戦略について、具体例で説明しよう。

以下のリストは、有名企業の難易度を表したものである。

 

難易度S:電通、博報堂、三菱商事、三井物産、外資系コンサル

難易度A:ANA、JAL、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、NTTデータ、日清食品、グリコ、ベネッセ

難易度B:認知度が低い大企業など

難易度C:認知度が低い中小企業など

もし、あなたがこのリストから何社かを選んで選考を受けるとしたら、どの順番で選考を受けていこうと考えるだろうか。

 

就活生が陥りがちな失敗のパターンには、「有名企業」と「行きたい企業」しか受けないということがある。

実際、就活生の大半がやりがちなのは、難易度Sや難易度Aの企業を受験し、そこで落ちた結果、難易度Bや難易度Cの企業を受験していくパターンだ。しかし、これを大学受験に置き換えてみると、第1志望の難易度が高い大学、たとえば、「ハーバード大学・コロンビア大学・東大・京大・慶応・早稲田」などを最初に受けて、そこで落ちた結果、MARCHなどのように徐々に偏差値が低い大学を受験していくのと変わりがないことに気づくだろうか。

 

皆さんだったら、こんな馬鹿なことを大学受験では絶対にしないと思う。絶対に合格を目指すために、滑り止めの大学を受けてから、本命に望むのではないだろうか。しかし、なぜか就活になると、多くの学生がやってしまっているのだ。

 

就活も大学受験と同じで、自分が受けたい企業(本命企業)と、志望度は低いが内定を取れる可能性が高い企業をバランスよく受け、内定ゼロとなるリスクを減らすことが重要になってくるのだ。

 

だから、志望度が低い会社の選考も視野にいれていくことは大切なのだ。

 

なお、企業の難易度は、インターネットの「2チャンネル」に書き込まれているものを参考にできる。2チャンネルで調べると、「企業偏差値」などのようなスレッドが出てくるが、そこに書かれていることは採用担当者からみても大方間違ってはいないからである。これらを参考にして、就活で選考を受ける企業のバランスを取っていこう。

 

 

就活で成功するための戦略②:本命企業を受ける前に1社内定を得た状態になること

ポートフォリオ戦略については、ある程度理解できただろう。

ポートフォリオ戦略を実行するベストな状態は、「本命企業」の選考を受ける前に、1社以上の内定を得た状態になっていることである。その理由は2つあるので、順番に説明していこう。

(1)精神的に楽な状態で本命企業を受けるため
1つ目の理由は、本命企業の選考を、精神的に楽な状態で受けるためだ。大学受験をしている皆さんならある程度理解できるだろう。本命企業の選考をいきなり受けることは、第1志望の大学を一か八かで受験する状態と同様だ。すると、緊張して、落ち着いて選考を受けることはできないだろう。本命企業で内定をもらう確率を少しでも上げるために、志望度の低い企業の選考を受けて、ぜひ1社以上の内定をもらっておいてほしい。

 

(2)本命企業を受ける前に成功体験を持っておくため
2つ目の理由も、1つ目の理由とほぼ同様だ。本命企業の選考を受ける前に、1社でも内定が取れて成功体験を得ていれば、本命企業での選考でうまくいく可能性も高くなるはずだ。だからぜひ、本命企業を受ける前には1社以上の内定をもらっておいてほしい。

 

就活で成功するための戦略③: 選考開始が早いベンチャー企業から選考を受けること

ポートフォリオ戦略を実行するならば、選考開始時期が早いベンチャー企業から選考を受けていくといいだろう。一般的な就活開始時期が毎年変更になっているが、ベンチャー企業などは、大手企業よりも早めに選考を本格化させるだろう。大手企業はルールに従って選考開始が遅くなるので、「選考の練習を積む期間が伸びた」と考えることができる。

このとき、別に志望していない企業でも問題ないので、本命企業(大手企業)の選考までに、目安10社程度は選考を受けて、選考に慣れていくよい。

その中で、もしかしたら新たにあなたにとって「良い企業」と出会うことにもあるかもしれないし、いくつかの企業選考を受ける過程で、新しく違った視点や考えを持てるようになることもあるだろう。本命企業の選考までにレベルアップすることも可能なのだ。

 

ポートフォリオ戦略の真髄は、納得した内定をもらうこと

ポートフォリオ戦略の一番の目的は、もちろん内定を獲得するためだ。が、この戦略の真髄は、「就活で成功する=大手企業から内定をもらう」から「就活で成功する=納得して内定をもらう」という状態を作ることだ。この状態こそが、一番の就活の成功パターンである。

ぜひ、この戦略を駆使して、自分が納得する就活をして内定をもらってほしい。