今回は、私が皆さんに読んでほしい本を何冊か紹介していこう。先に断っておくと、今回ここで紹介する本は就活対策本ではない。

皆さんの人生の方向性が60%決まると言われる「人生の一大イベント」である就活の時期を通して、ぜひ皆さんに読んでほしい本である。

余談だが、就活を「単なる大学生活中にある1つのイベント」と捉えている人は多いかもしれない。「大学受験で人生の大半が決まる」と親から言われてきた方も多いかもしれない。

しかし、今の時代は、皆さんの親の時代とは大きく異なり、次のようなことが現実になっている。

  • 良い大学を出ても、良い会社に入れる保障はない
  • 良い会社に入っても、その会社が安泰という時代ではない
  • 会社に入っても、クビになる可能性はいくらでもある
  • 皆さんの老後は、国や会社が面倒を見てくれるという時代でもない

私はプロの採用コンサルタントとして、多くの企業の新卒採用や、新卒社員の最初の配属先の決定、さらには、転職採用のサポートまで幅広く会社の支援をしている。この仕事を通じて感じるのは、時代に対する正しい認識と見通しを持っていない学生や、今の時代には様々な働き方の選択肢があることを知らずに入社してしまう学生が多いということだ。

就活を行う皆さんには、就活の過程で様々な視点を持ってほしい。このような思いから、今回2冊の本を紹介する。もし、興味に惹かれるものがあれば、ぜひ読んでみてほしい。

 

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オススメ書籍①:「ワークシフト」

(著者)リンダ・グラットン
(出版)プレシデント社
《オススメのポイント》
この本は、働き方の「先」を見据える本である。あなたが結婚し、家庭を持っているかもしれない10年後、あなたはどのようの働き方をしているだろうか?この本では10年後の社会で生き残るには何をすべきなのかを教えてくれる、就活生必読の本だ。

米デューク大学のある調査では、「2030年には今の職業の60%以上が、テクノロジーやロボットに置き換わってしまい、今の子供たちのほとんどは今存在しない職業に就いている」という調査を発表した。今回紹介した本では、「私たちはどうするべきか?」ということも示してくれている。

今すぐ働き方が変わることはない。しかし、気付かないうちに現実として起こっている。たとえば、スーパーのレジ打ちは機械に取って代わり、高速道路の料金所は機械に取って代わった。デジタルとテクノロジーが発展し、グローバル化した社会では、今後起こることを認識することが、あなたの仕事や会社選びのヒントとなるだろう。

 

オススメ書籍②:「裸でも生きる」

(著者)山口絵里子
(出版)講談社BIZ
《オススメのポイント》
この本は、就職活動で辛くなったときのあなたに勇気を与えてくれる。この本の著者で、起業家の山口絵里子さんの人生は壮絶なものだ。就職活動では、時として自分を一度は見失うことがある。しかし、それは真剣にやっていればこそ誰もが通る道である。

そうした辛い状況や、誰にも相談できない状況になってしまったときなどに、この本を読むと、もう一度頑張ろうと思える勇気がもらえるはずだ。人は頑張った分だけ挫折も大きくなることもある。しかし、挫折は必ず大きな次への前進となることを、山口絵里子さんの人生を通して感じることができるだろう。そして、必ず勇気をもらえるはずだ。

 

私が就活生にぜひ読んでほしい書籍が以上の2冊だ。就活は人生の転機であり、あなたの持つ本当の価値観を知る大きなチャンスでもある。ぜひ、この2冊を読んで、あなたの就職活動にも役立ててほしい。