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「グループディスカッション」と「面接」対策について

 

 

 

第1回でお伝えしたように、留学生は、日本の就職活動では、企業からのニーズが高いので有利である。この事実を知ることで、自信を持てた留学生の方々も多いのではないかと感じている。また、日本の学生の方が読んでいたら、もしかしたら危機感を持った方もいるかもしれない。

 

しかし、いくら留学生の就職活動が日本では有利であるとしても、前回お伝えしたように、「日本語能力」が高いことが前提になることを忘れはならない。

日本での就職活動が有利に働くのは、日本語能力を高く持って初めて、「留学生としてのメリット」を手に入れることができるのである。だから、留学生には、引き続き日本語の勉強に力を入れていってほしい。

第2回では、就職活動の中で、企業と実際に接触するときに行われる、「グループディスカッション」、「面接」などの選考について説明していこう。

 

 

グループディスカッションでは周囲の雰囲気を上手く感じ取ることが大切

 

 

 

 

まず、グループディスカッションについてお伝えしよう。

 

グループディスカッションとは、4〜5名程度のグループになって1つのテーマについて議論し、結論を出すものである。就職活動の面接でもよく用いられる手法である。

 

グループディスカッションでの選考がある場合、留学生の皆さんに気をつけていただきたいことは、周囲の雰囲気を感じ取りながら議論をするということだ。

 

周囲の雰囲気を感じ取りながら自分の意見を述べるのは、日本独特の表現文化であり、長く日本にいれば、この感覚は理解できるかもしれないが、滞在期間が短い留学生にとっては、理解が難しいところかもしれない。

 

しかし、採用された後、皆さんが一緒に働くのは日本人だ。だから、日本人の中でコミュニケーションが取れるかどうかということが、このグループディスカッションで判断されるのだ。

 

これは、日本人として振る舞えということではなく、意見を主張するときは、はっきりと主張すればいい。

 

しかし、グループディスカッションは、「グループ」で議論することなので、個人の発言や主張ばかりが強くなっては、議論にならなくなってしまうのだ。実際に、発言や主張が強すぎて、グループでのディスカッションが成り立たなくなってしまったケースもあるほどだ。

 

日本人は、グループディスカッションでは、周りの意見を聞きながら、ある程度、皆が納得してくれることを主張する。たとえ、その意見が自分の意見と違っていても、場の雰囲気をまず考えるのだ。

 

これは、日本人の特徴で、外国人からは「なぜ意見を主張しないのか」と不思議がられるところでもあるが、日本では、このようにして議論が進むということを覚えておくといいだろう。

 

特に、日本の学生は、「意見を主張する」ことに慣れていないし、主張できない人も実際に多い。

だから、逆に留学生が、場の雰囲気を考えた上で自分の意見を主張できたら、高評価につながるはずだ。このとき、高いコミュニケーション能力を持っていると判断され、選考を突破することができるだろう。

 

留学生でも面接では区別はない。日本語で説明できるように練習しよう

 

 

次は、「面接」について解説しよう。

面接は、面接官と対面してあなたをアピールできる唯一の場である。面接官にとって、一番チェックしているところは、やはり、留学生の「日本語能力」だ。

 

さらに、面接は、日本人の学生だろうが留学生だろうが、評価の方法も基準も同じで、特別に区別はしない。だから、日本語でスムーズに面接官とコミュニケーションを取れれば、まず間違いなく面接は通過できるはずだ。

 

面接では、主に次のようなことが質問されるだろう。

 

「志望理由」
「日本に来た理由」

「学生時代に頑張ったこと」

「将来やりたいこと」

 

このような質問に、しっかりと日本語で答えられれば間違いない。それに加えて、あなたたち個人のプライベートの話をして、面接官と会話のコミュニケーションが取れれば完璧である。

 

ここまでの話を聞いて、就職活動は、思ったよりも難しくない、と感じた留学生もいるだろう。

第1回で、すでに、留学生の皆さんは優秀だと日本企業には評価されていて、就活では「日本語能力の有無」が全てであると説明した。それがこの意味なのだ。

 

だから、日本語に不安がある方は、日本語の向上を目指してほしい。

日本語はもう大丈夫と言う方は、日本語能力以外のアピールポイントを見つけてほしい。

こうしたことができれば、難関と言われる企業からも内定を貰うことは可能だろう。

日本語能力をさらに向上させ、将来の選択肢の幅を広げていってほしい。

 

第2回の内容で不安に感じた人もいるかもしれないが、自信になった人もいるだろう。不安を感じた人は、不安な部分を改善していく努力をしよう。

 

次回、第3回では、「留学生に合う企業,合わない企業の見つけ方」を解説する。