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「留学生に合う企業、合わない企業」

 

第3回となる今回は、留学生の最大な悩みの種である「留学生に合う企業、合わない企業」について解説していく。

 

第1回と第2回は就職活動のテクニックに焦点を当ててきた。まだ読んでいない方は、まずそちらを読んでほしい。その後、この回を読んでもらったほうが、より内容が理解できるかもしれないからだ。

 

留学生に合う企業はあるのか?

 

 

早速だが、留学生の皆さんは、「日本企業」にどのようなイメージをお持ちだろうか?

日本の企業は、一般的に次のようなイメージがあるかもしれない。

 

良いイメージ
「福利厚生がしっかりとしている」

「大企業は働きやすそう」

「従業員に優しい」

「グローバル展開に積極的だからチャンスが多そう」

 

悪いイメージ
「年功序列で実力が身に付かない」

「上司との人間関係が大変そう」

「日本人独特の感覚で意思決定をしていそう」

「外国人と一緒に働ける素養を持った人が少なさそう」

 

実際、日本企業は、ここに挙げた通りのイメージだ。

日本企業に就職を希望するとき、そこで働くイメージを想像してみてほしい。自分はこのような会社の中で楽しく仕事をしていけるかどうか、あるいは、能力を発揮できるかどうかを考えてみよう。ここで良いイメージが抱けるのならば、日本の企業に「合う」と言ってもいい。

 

合う企業、合わない企業は自分で見極めるしかない

 

留学生に合う企業があるかと言ったら、それはNOである。「留学生には○○という企業があっている」というのはありえないのだ。

 

日本で企業を選ぶ基準は、結局は自分に合うかどうかである。

 

「自分に合う企業」とは、その企業が持ちあわせている、独特な環境の下で自分が活躍できそうかどうか、将来、その企業で働いた経験が何かしら役に立つかどうかなどを考えたとき、「できるだろう」と判断できる企業だ。

結局は、日本企業が合うか合わないかは自分次第であり、自分で見極めていくしかないのである。

 

ただ、傾向としては、アメリカやヨーロッパ系の外資企業や日本のIT系企業は留学生に人気が高い。それは、外資系企業やIT企業のほうが、「風通しが良い」「実力主義」という傾向を持っているので、外国人には働きやすいと判断されるからだと私は考える。

そういう意味では、日本のベンチャー企業(startup company, newly emerging company)も留学生に人気があって良いはずである。が、正直、私はこれまで日本のベンチャー企業に就職した留学生に会ったことがない。おそらく、苦労して日本に留学したのだから「福利厚生が良くてネームバリューのある大手企業に入りたい」という思いや、祖国の両親の期待などもあるのだろう。そもそも、どのようなベンチャー企業があることを知らないと、言うこともあるだろう。

 

「ベンチャー企業が留学生の皆さんに合っている」と言う訳ではない。

 

しかし、選択肢の幅を広げるために、または、自分の企業を見る目を養うためにも、企業の規模や名前だけにこだわらずに、様々な企業を見て回ってほしい。
そうすることで、皆さんにとって、より合う企業を見つけられることができるだろう。

ここまで読んできていかがだっただろうか?
これで全3回の連載も終わりである。少しでも留学生の皆さんにとって参考になれば幸いだ。