公務員と民間企業はどちらがいい?

 

 

 

公務員を選ぶ理由に「やりたいことが見つからないので、安定している公務員を選ぶ」という人が意外に多いようです。

 

仕事が楽で残業も少なく毎年昇給し、定年まで勤めれば退職金も出るという理由で公務員になったものの、やりがいを求めて民間へ転職したという人も中にはいます。

 

ただ、一度公務員になった場合の民間への転職は不利になるケースも多くどうしても自分のやりたい目標が見つかった場合や定年間近の天下り以外はあまりお勧めできません。

逆に、民間で働いた経験のある人が公務員に転職する場合は一般とは別に経験者枠があり試験日も別なので有利に働く場合もあります。

 

迷った時にと知っておきたい事

 

 

 

民間企業は仕事が忙しく、リストラや倒産の危険がある一方、公務員は安定しているが仕事が平凡でやり甲斐を見つけられるかどうか不安という人も多いと思います。

公務員になるには春から始まる公務員試験に合わせて3年生の時から予備校へ通ったり準備しなくてはなりませんから、それなりに大変ですが国家公務員のほか県や市まで幾つも受験できる上、内定が出れば早めに進路が決まるので後は安心です。

 

民間企業は仕事が忙しく厳しい反面、競争に勝ち残ればやり甲斐もあって自分が頑張った分だけ稼げるのが特徴です。

能力さえあれば年齢に関係なく給料が増え独立。起業のチャンスもあります。そうは言っても両者を天秤にかけた時に不安もよぎります。

 

年末に近づいた時期なら公務員試験に受かり既に進路が決まっているケースも多く、更に大学院に進むという選択もある学生にとっては民間への進路変更には勇気がいります。

 

そこで、先ず公務員と民間企業のメリット、デメリットを挙げてみます。

 

 

公務員のメリット

 

一番のメリットは給与面です。一流の民間企業ほどはありませんが毎月確実に収入を得られ、ボーナスもあって毎年昇給するため将来設計がしやすく解雇されることもないので、失業する心配もありません。

男性、女性の差別はありませんから、女性にとっては同等に扱われ

優遇された環境で仕事ができる面が民間とは違います。

国や地方公共団体の雇用なので潰れる心配がなく、住宅ローンを組む際の審査も簡単で、楽に融資が受けられます。また、公務員と言えば信頼性が高く、信頼できる人間として評価されます。

更に、国家公務員でない限りは地方へ転勤ということもなく県内の移動だけですから、子供の教育にもとても有利です。

 

公務員のデメリット

 

毎日同じ仕事の繰り返しですから変化がなく退屈です。民間ならば外出や出張もありますが、役所の中ではそれも稀です。そのような生活が耐えられない人には公務員は向きません。

民間ならば頑張って成果を出せば評価され、それが賞与に結び付いたり出世に大きく関わりますが、公務員は年功序列ですからそのようなこともありません。

そんな退屈な仕事が嫌になって民間に転職しようと思っても、一度公務員になると民間への転職はとても不利です。

 

それだけ公務員は恵まれているということにもなりますが転職の際に企業の面接官はとても疑問に感じるかもしれません。公務員は一生勤める事を前提とした職業だからです。

 

 

民間企業のメリット

 

民間企業に就職する人はその会社に魅力があったり、自分の好きな仕事をしたいと思って企業を選びます。

希望の仕事に就くのですから当然やり甲斐があり、苦しい事があっても我慢して頑張れます。

そこが民間を選ぶメリットとも言えるでしょう。

更に、民間にはインセンティブといった賞与の制度がありある一定の条件を満たしたり成果を上げた社員にはボーナスとは別な形で給与が上がる制度があります。

中には頑張れば頑張っただけ給料の上がる完全実力主義の会社もあります。

そのような環境で自分を試したと考える人ならば民間が合っています。

 

また、仕事に慣れて更に上を目指したいと考える人ならば、独立・起業という道もあります。

自分で会社を作ることは楽なことではありませんが、会社を育てていくという楽しみを味わいたいならば

まずは民間を目指すべきです。

 

民間企業のデメリット

 

民間は幾ら日本を代表するような大企業とは言っても倒産する危険はあります。

倒産はしないまでも経営不振による人員削減などで自分の仕事ぶりとは関係なしにリストラされるケースもあります。

経済状況で企業は大きく変化しますから、絶対に安全・安心ということはありません。

 

更に、民間企業は公務員とは違って仕事量が多くプライベートの時間が無くなることも日常です。

中にはブラック企業と言われるサービス残業が当たり前という企業も増えてきており身体を壊してしまう人も出ています。そのようなことにならないよう企業選びは慎重にしましょう。

 

理科系は大学院進学が多い

 

 

理科系の学生は技術職として民間の研究機関に就職する人もいますが多くは大学院にのこり研究者の道を選ぶ人がたくさんいます。

その間に国家公務員の技術系上級職の資格を取って公務員となる人修士課程を卒業して大手の民間企業に就職するケースが多いようです。

ただ、どちらの道を選んだからと言って決して楽な道とは言えません。

公務員技術職とは言っても国家公務員ならば行政職と同様に転勤もありますから役所勤めのような楽さはありませんし、残業代が出ないこともあるようです。

また、企業に就職する場合は、当然ですが会社の方針で研究部門を縮小したり廃止によってリストラされるケースも考えられます。

しかも、院卒の学歴はあっても技術職は意外に給料が安い傾向にあるので、その覚悟も必要です。

なぜ、公務員をやめて民間に行くのか?

 

 

 

最近の調査では、公務員試験に合格しながら内定辞退をする人が激増していると言います。

なぜ、このような現象が起こるのでしょう?公務員になるには難しい試験に合格しなければならないので、簡単なことではありません。

そのためにお金を使い、予備校へ通って勉強している人もたくさんいます。

しかし、少子化の現状では受験者は年々減っているのが現状です。

 

内定辞退者が急増の背景

 

 

 

自治体では他の自治体とぶつからない様に試験日をずらしたりして対応していますが受験者は多くの自治体の試験が受けられることになり、合格して内定を貰っても辞退する者が増えてしまうという結果になります。

要するに自治体同士での優秀な人材の奪い合いという皮肉な現象が起きているのです。

ある県では辞退を避けようと引き留め策に必死で、県知事による直々の手紙を内定者へ送るという対策を取っていると言います。

その上、民間企業にとっても人手不足は重要な問題ですから、自治体よりも早く対策に取り組んでいます。

学生に少しでもいい条件を提示して人材の確保をしていますから、自治体同士では無く、そこに民間も加わり学生の争奪戦が繰り広げられているのです。

 

実際に多い大学院からの民間への就職

 

 

 

「民間企業に就職する」「公務員になる」「大学院に進学する」は一つの選択肢です。

それぞれにメリット、デメリットがありますから一番大切なのは自分が何をやりたいか? ということです。

そこで、就活の軸作りが大切になってきます。

まずは色々な条件を書き出してみて、自分に合っている業界や企業を絞っていきます。

出来れば大学院の試験勉強と並行して行うのが有利な方法です。

 

文系の院卒は就職に不利?

 

 

  

大学院卒、とくに文系大学院卒は就職に不利だとよく言われています。

司法試験を受けるための勉強と並行して大学院に進んだという人などを除くと大学院を続けていられなくなり、就職することにしたというケースがよくあります。

幾ら不利だと言ってもそのような学生は必ず大学にはいます。

そして、皆2~4年のハンデなど関係なしに就職しているので特に問題はありません。

もし心配ならば就職エージェントに相談するのも一つの方法です。

カウンセリングによってよりよい企業を見つけてくれるでしょう。

中には自分のやりたいことが決まらず、自分の進路に迷っている人も多いと思います。

ただし、進学するには試験勉強も必要ですから就活と同時に行うのは大変です。

大学院に進んだとしても必ず就活は必要ですから無駄にはなりません。

もし、大学院の試験に受からなかったことを考えれば就活は必要になりますから並行して行うべきです。

 

公務員試験は民間企業の就活にも生かせる

 

 

 

もし、公務員試験に失敗したらどうしよう? と考える人もいると思います。

就職試験の時期が過ぎてしまうので、大手企業はもう無理! と考える人もいるでしょう。

ただ、今は並行して就活することも十分可能です。

企業もそのことを十分考えてスケジュールを組んでいます。

自治体同士で試験日がぶつからない様にしているのと同じです。

 

人手不足の今こそ、学生に有利な環境を生かしてうまく立ち回るのがスマートな就活です。

優秀な人材や特色のあるユニークな経歴を持った学生ならば企業や自治体も離したくないので、ある程度の我儘を許してくれるはずです。

その中で自分の一番やりたいことは何かをじっくり考えてしょうらいを決めてください。

 

留年すれば一年の猶予があります

 

 

 

もしも、公務員試験に失敗し、大学院の試験にも落ちてしまったというのならば

焦って自分の本意でない企業に滑り込むのではなく、落ち着いて一年待ちましょう。

卒業してしまうと既卒者になってしまうので一年留年すれば新卒の条件のまま公務員試験でも企業の就活にもチャレンジできます。

多少、両親には負担をかけてしまいますがそれも長い目で見ればたった一年のことです。

卒業までの単位は既に取得しているので、一年かけて余裕をもって就活に専念できます。

 

まとめ 

・公務員、民間のメリット、デメリットをよく考える。

・自分の一番やりたいことを優先する

・大学院卒でもハンデになることはない

・公務員試験は就活にも活かせる

・失敗しても1年留年してもハンデにはならない

 ・エージェントを利用されてみましょう